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アートへの私的解釈(学術)

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2021年5月の記事一覧

(沁みる日本画)地獄極楽めぐり図:河鍋暁斎の情

(沁みる日本画)地獄極楽めぐり図:河鍋暁斎(かわなべきょうさい、天保2年-明治14年/1831…

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(ART:今日の一枚)哲学者ディオゲネス:ジャン=レオン・ジェローム

哲学者ディオゲネス(Diogenes)/ 彼の浴槽に座っているディオゲネス(Diogenes Sitting in Hi…

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画鬼:河鍋暁斎

画鬼:河鍋暁斎(かわなべきょうさい) 河鍋暁斎(かわなべきょうさい、天保2年-明治14年/…

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(ART:今日の一枚)シーザーの死:ジャン=レオン・ジェローム

この絵画は、ジェロームは、その事件「シーザーの死」そのものではなく、その直後の出来事を描…

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女性作家マリサ・メルツ:叙情性とインパクト

女性作家マリサ・メルツ:叙情性とインパクトを考える・・ マリサ・メルツ(Marisa Merz,1926-…

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マリオ・メルツのインスタレーションの意味

マリオ・メルツのインスタレーションの意味とは マリオ・メルツ(Mario Merz,1925-2003/イタリ…

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(今日のアート)紫陽花-菱田春草

紫陽花-菱田春草 (cc) 明治35年(1902) 5450×1122 mm 菱田春草(ひしだしゅんそう、明治7年-明治44年/1874-1911/日本画家) 菱田春草の洗練された一作だ。 冷静に計算された構図と抑えた色調は、紫陽花の持つ華やかな中にある、その淋しさの漂う雰囲気を醸し出している。 横山大観とともに*朦朧体の技法が、非難された頃のものだ。 (註)*朦朧体(もうろうたい):または、縹緲体(ひょうびょうたい)、没骨(もっこつ)と言われる。明治時代の没線彩画

女性作家ジュリエット・エリサ・バタイユの現代アート的な刺繍(アウトサイダーアート…

女性作家ジュリエット・エリサ・バタイユ(Juliette Élisa Bataille)の現代アート的な刺繍(…

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フランク・ステラの現代アート:芸術としての記号の効果を追う

フランク・ステラ(Frank Stella, 1936 - /US - 現代アート作家/絵画・彫刻-インスタレーショ…

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ジョン・マッギー:静なる海景画(Seascape)

ジョン・マッギー(John McGhie,1867-1952/British -画家-Seascape/Genre painter) John McGh…

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都会的なリアリズムを描く:レジナルド・マーシュ

レジナルド・マーシュ(Reginald Marsh,1898-1954/パリ生まれのアメリカの画家) レジナルド・…

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20th初めのアメリカ・アートシーン:アシュカン・スクールとは

アシュカン・スクール(アシュカン派/Ashcan School/ニューヨーク):20th初めのアメリカでの…

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(今日のアート)ジョン・マッギーのThe Old Fishwifeは・・

John McGhie:The Old Fishwifeは・・ ジョン・マッギー(John McGhie,1867-1952/British-画家…

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画家ジャン=レオン・ジェロームの寓意画と哲学

画家ジャン=レオン・ジェローム(Jean-Léon Gérôme)の寓意画(Allegory-抽象事例の偶像化)と哲学ジャン=レオン・ジェローム(Jean-Léon Gérôme, 1824-1904/仏の画家・彫刻家-歴史シーン・オリエントの描写) 歴史画、新古典主義(18th中旬-19th初頭にかけて、荘重な様式をもとめた、ギリシアの芸術が模範)、アカデミックアート(欧州の芸術アカデミーの影響下で制作)、そして、オリエンタリズム(Orientalism)の画家だ。 また