東京アダージョ:病院抜け出した涙(自動車ショー歌)
東京アダージョ:世の中には、どう考えても、どうあぐねても、どうしょうもない事がある。それでも、幸、不幸を背負った時間の動きは止まらない。
もう、何年前だろう、
私が、交通事故で、入院した病床は、なぜか、空きのベットの関係で内科病床であった。
そこで、隣同士の鈴木さんと出会った。
自分より、親子ほど異なる年上の鈴木さんは、何度目かの脳梗塞で、長期に入院されていた。
当時は、プライバシーの配慮もなく、カーテンは開けっ放しが常識で、そして、毎日が暗い話ばかりだった。
ある時、話