パンを切る

 というわけで日曜の朝にフレンチトーストを自作するという名の「ていねいなくらし」を地で行くことで知られる自称音楽家の俺ですが、みなさんどうですか。

 ちなみに、マンガ「きのう何食べた?」に出てきたレシピで作ってます。
 牛乳+卵+砂糖の明らかに美味しい液に30分ほど浸して、フライパンで焼くだけ。おいしいわりにとても簡単なので、以前キャンプの朝にささっと作ったこともありました。ナマイキでしょ?
 マンガでは生クリームも入れてるけど、生クリームって常備してるもんじゃないからいつも割愛。やっぱ入れたら美味しいのかしらん。

 さて、食パンを四等分ないし半分に切って作るんだけど、パンを切るためだけにまな板を使い、いちおうそのあと洗わなきゃいけなかったりを思うとめんどくさくなり、手の上でパンを切ったら、指も切りました。

 いろいろ思うところはあるんだけど、いちばんに思うのは、まがりなりにも音楽家を称し、ピアノやらギターやらを弾く人間として、あまりに意識が低いなぁということです。
 深い傷でもないし、そもそも楽器もそんなに上手くないし…とかそういう問題じゃない。

 音楽に限らず、不真面目さを偽装していたいという気持ちは常にあります。だからといって、それを地で行く必要はまったくないわけです。あくまで偽装なんだから。

 年齢を経るごとに「音楽を長く続けていくこと」について考えを巡らす機会が増え、それを第一義とすら思うようになってきました。
 それがはたして自分の本意か否かについて、自分のことながらよくよく注視していなくてはと思っているところです。

 それではさようなら。

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