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息をするように「もの」を創る
小さい頃から、ものを書くのが大好きでした。
一時期は狂ったように、SNSで日々の徒然を文字にしていたけど、
ある日、ふと、それが自分の義務になったと気づいた時に、
手から、筆が落ちました。
小さい頃から、ものを創るのが大好きでした。
美大で工芸の勉強をしながら、ただ、心の赴くままに物を創っていました。
ある日、それがビジネスとなり、追われるように創るようになった時、
心から、産みの楽しみが消えました。
ある日、人生の全てが一変して、
これから、どう生きればいいのかわからなくなった時、
まるで、空気の少ない緑色の濁った水の中で、アップアップしていた金魚のような私に
「お母さんの創るものも言葉もすごく強くて優しくて、切ると血が出るほど命が通ってて・・・私、お母さんの創るものをもう一度みたい」
そう、娘から背中を押されて、もう一度、私は筆を拾い上げました。
作品製作はもう少し先にならないとできないと思うけど、私は息をするように「もの」を作ってきた人間だから、もうすこししたら多分、きっと。
それまで、すこしずつ、今度は義務ではなくこころのままに、筆を動かしてみたいと思います。