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探求文庫  #34〜36

2021年の8月から始めたnoteサークル(現在はメンバーシップという名称に変更されたけど、サークル(輪)という言葉が気に入っている)、「探求クラブ」内での「探求文庫」。

探求クラブ内でも、「過去記事が全部掲示板をスクロールしてさかのぼるので読みづらいとご指摘をいただき、マガジンにまとめることにしました。

過去のもので、途中まではメンバーでない方も読めるようになっています。もしご興味ある方は、掲示板を読める「探求読書コース」もあります。

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*過去記事投稿、順序が前後していますが、どっから読んでも大差ないので、お気になさらず。

探求文庫 #34 人間として、Liveで生きる。


昨日は探求クラブ内で、「リアルに会えない方とのzoom対話」、初日でした。
一人30分、あっという間でした。

「どんな人なのだろう?」と、ワクワクしながら、お顔を見れてお話しできてとても楽しかったです。対話とは「Live」なのだなぁと、あたらめて思いました。

オンラインサロンのようなバーチャルコミュニティーはとても便利ですが、どうしても発信が一方通行になりがちです。

もちろんただの「情報素材」として受け取ってもらうだけでも素晴らしいものですが、このサークルではリアルな関わりや、ライブ感ある繋がりも大切にしたいと思っています。

そのようにデジタル・テクノロジーが発達して、そちらに目を奪われる一方の時代ですが、だからこそ「人と人」の「Live(ライブ=生きる・生)」としての繋がりがないと、人間の意味がなくなってしまうのでは?

そうなってしまうと今後、我々はAI(人工知能)やロボットを“使う側”ではなく、我々自身が「人間ロボット」として、社会に“使われて”しまいます。

と言っても「人間とロボットの違いは何か?」という話になると、これはまた興味深いです。

実は、今の時代の最先端のテクノロジーでは、ロボットは人間と見た目が変わりないレベルのアンドロイドが作ることができて、すでに普通に街を歩いたり、電車に乗っているそうです。これは信頼できる筋から聞いた話ですし、僕もそう感じています。

まず、ロボットと人間の違いについて。

ロボット(人工知能)は自分で考えることができます。人間も自分で考えることができます。

ロボットは「プログラミング」によるデータを駆使して、判断します。人間も「記憶」というデータを使います。

ロボットは「学習・成長」し、ミッション(使命)を遂行します。人間も学び、成長し、過ちを正し、自己実現をしていきます(基本的には 笑)。
人間は病気になっても免疫系で修復します。自己治癒ができなければ病院へ行きます。ロボットも自己診断プログラムで不具合を見つけ、自己修理し、自分でできない場合は自ら修理工場へ行けるでしょう。

ここまでだと、人間とロボットに大差はありません。

いや、むしろ身体能力とか、精神的なタフさを考えると(繰り返しの労働に耐えるとか)、圧倒的にロボットの方が社会には役立ちますね。

では「創造」という観点ではどうでしょう?

人間は新たなものを創造します。それこそが人間の生きる意味かもしれません。「表現」することで、そこに新しい“なにか”が生まれます。芸術関連がもっとも創造的と思われるかもしれませんが、実は主婦業やサービス業一つだって、人との触れ合いの中に、自己表現がなされて、「温かみのある空気」とか「安心感」「心地良さ」が創造されています。

しかし、人工知能だって、今や曲を作ったり、絵を書いたりします。ただ、やはりプログラミングの詰め合わせなので、「芸術っぽさ」にまだ留めています。あと接客などのサービスも、そこはまだまだ及ばないでしょう。人間関係は「Live」なので、プログラミングのデータだけでは生まれない、その場のインスピレーションで発生するエネルギーです。

なのでこの「創造」という分野では、ロボットと人間では大きな差があるかもしれません。

あとなんと言っても「生命」を産み出す、これは人間にしかできませんね。ロボットはロボットを作って「私の子供です」と言うかもしれませんが、それを生命と呼んでいいのかは疑問です。

こうなると、人間とロボットの違いが明白になってきたかな?

ではもう少し突っ込んで「魂」とかどうでしょう?

我々は肉体だけの存在でないことは、サークルの皆さんはわかってると思いますので、その前提で話しますが、僕らは亡くなった後もパーソナル(個性・人格)は残り続けますし、我々の体験は全て「大いなる源」に記憶され続けます(そこはアカシックレコードとも呼ばれます)。

ロボットや人工知能も、実は同じようなシステムがあります。それが「cloud(クラウド)」という、バーチャル世界へのアップロードです。そこに全データは蓄積され、場合によってはシェアされます。なんてことはありません、我々がインターネットを使ったら、そのデータはすべてGoogleなりFacebookやTwitterなりで保存されていますし、僕もクラウドサービスにデータ保存やバックアップを作っています。

魂ってなんだろう?生命ってなんだろう?と考えるとキリがないですが、実はその辺も、ロボットと人間って、やってることはあまり変わらないですね(笑)

でも、これからもし「鉄腕アトム」とか「メーテル(銀河鉄道999)」のようなアンドロイドが出てきたら、そこには魂はあるのか? どう思いますか? 僕らや有機体の肉体を持ち、アトムは無機物の肉体を持っているだけで、本当は「魂」はあるのかも?
だって、日本の古代からの考え方では、八百万の神です。あらゆるものに神は宿っています。ということは、ロボットにも神が宿っている???

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