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探求文庫  #24〜26

2021年の8月から始めたnoteサークル(現在はメンバーシップという名称に変更されたけど、サークル(輪)という言葉が気に入っている)、「探求クラブ」内での「探求文庫」。

探求クラブ内でも、「過去記事が全部掲示板をスクロールしてさかのぼるので読みづらいとご指摘をいただき、マガジンにまとめることにしました。(こんかいは12
〜15の4つです)

過去のもので、途中まではメンバーでない方も読めるようになっています。もしご興味ある方は、掲示板を読める「探求読書コース」もあります。

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探求文庫  24 “やったつもり”にならず、繊細な感度から自分を発見しよう。

僕が常々言ってることに「繊細さ」という言葉がありますが、繊細ゆえに「分かりづらい」ということは否めません。いつかの探求文庫で書いた「手の平を合わせるワーク」や、瞑想で感じる繊細な感度など、とにもかくにもわかりにくいったらありゃあしない(笑)

我々は目で見て、耳で聞こえて、触ることができて、頭で納得できて、はっきりと心理状態が動く方がわかりやすいので、ついついそちらにばかり意識は奪われます。エゴはわかりにくいものが大嫌いです。エゴは派手で安易で楽でわかりやすいものを好むのです。

スピリチュアル=目に見えないもの、というような扱いをしている人もいますが、そういうわけではありません。

一般的には目には見えなくても、確かに「在る」という事実と確信が大事です。しかしそれには「繊細」な感性が必要だということです。

繊細さの奥に、ハートの奥に共振する何かに出会い、それが全身にバイブレーションとして広がります。

これだけ聞くと「難しそう」「私はできない」と思うかもしれませんが、こういう繊細さは本来誰だって持っているものです。ただ、教育、環境、情報、考え方、生活習慣でそういう感受性を閉ざしてしまっているだけです。

日々「感じる」ことで、徐々に感性は開かれます。僕がいつも伝えているのは「感じる=開く」であり、「感じた分だけ開く」です。“30秒”感じれば“1秒”分開きますし、“1時間”感じれば、“1時間”分開きます。

シンプルでしょ?

手のひらのワークもそうですが、今日はまた違ったワークを紹介します。今度ワークショップでも実践すると思いますが、自宅で一人でもできます。

足は肩幅くらいで、まっすぐ立ちます。全身の力を抜きます。
両腕をゆっくりと上にあげます。万歳するように。
そこでしばらく止めて、疲れないくらいキープして、それからゆっくりさげます。
下げ切って力を抜くと、手の指が太腿の横につけばいいです。つかないのなら重心が前後にずれている事が多いです。
で、また上げます。止めて、下げる。

動作としてはたったこれだけなんですが、ここで「感じる」をやるが大事です。

例えば、腕を上げる際、上げながらどんな感覚があるか?

手がお腹のあたり、胸のあたり、肩を超えたあたり、頭の上、伸び切った時。すべて、筋肉が違う反応をして、血流が変わります。上にのぼるほど、心臓に負担もかかります。まずは肉体的な変化をしっかりと感じてください。

そして「上がる」という行為には、陰陽の法則で、反対のエネルギーも発生しています。そう、「下がる」です。目に見えて上がるということは、目に見えない何かが下がる、ということです。

そしてさらにその奥の感覚には、それぞれのポイントでつながる「何か」があります。しかし、それはまず「肉体」の五感を通してからです。

スピリチュアル好きだとついつい五感や体感をすっとばして「何か」に興味がいくでしょう。本来なら僕もそこは書くべきではないのです。なぜならそっちに興味が湧くし、そこに「特別なもの」を見出そうとする人が多いから。

しかし、その特別性への意識やエゴ、執着が、感覚を曇らせるので、基本的にはその辺のことは普段からどうしてもぼやかして伝えるしかないのです。(そもそも言葉で説明できませんし、僕も完全に認識できてるわけではありません。慣れてきたら一緒に探求してみましょう)

このような単純な『腕の上げ下ろし』だけでも、実に様々な神秘が起きています。これを「楽しみながら」「遊び感覚」「自分発見」の気持ちでできるかどうか?が探求のポイントになると思います。

で、タイトルにある「やったつもり」ってやつです。

このようなワークは、瞑想もそうですが「やった感」がなかなかわかりづらいです。とても繊細な領域の感覚ですから。この動きをただ「型」通りにやっても、何も面白くないし、何も発見はありません。

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