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探求文庫  #30〜32

2021年の8月から始めたnoteサークル(現在はメンバーシップという名称に変更されたけど、サークル(輪)という言葉が気に入っている)、「探求クラブ」内での「探求文庫」。

探求クラブ内でも、「過去記事が全部掲示板をスクロールしてさかのぼるので読みづらいとご指摘をいただき、マガジンにまとめることにしました。

過去のもので、途中まではメンバーでない方も読めるようになっています。もしご興味ある方は、掲示板を読める「探求読書コース」もあります。

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すいません、前回のアップが34〜でした。順番逆になってしまいましたが、どっから読んでも大差ないのでお気になさらずにどうぞ。

探求文庫 #30 スピリチュアル能力とは?

スピリチュアルな世界観において「スピリチュアル能力」という言葉をたまに耳にします。

多分、目に見えない存在を見たり、声を聞いたり、というのが、スピリチュアル業界一般の解釈で、よく聞く話ですね。

他にもリーディング(読み取る力)、チャネリング、具現化…。どこからどこまでが超能力とかサイキックで、どこからがスピリチュアルなのかよくわかりませんが、とにかくそういうものがあるとのこと。

ただし、こういうのも「言ったもん勝ち」であり、例えば「見えない人」にとっては、「見える人」は、なんらかのアドバンテージを優位に持っていると思うでしょうから、「見える人=霊能者」のような人を「すごーい!パチパチパチ」となるでしょう。

しかし、あくまでもこの手の力は「内的な扉」が開かれてナンボです。だからあまり広く活躍し、その「スピリチュアル能力」を売りにしている人は基本的に僕は、深くは信頼はしません。なぜなら、能力が深まるにつれ、軽々しく扱えない部分ってあるからです。

内的世界というのは、深い海に潜るのと同じで、そこは美しく、穏やかで豊かな世界ですが、生身の人間がなんの準備もなしに行っては窒息してしまいますから、やはり装備なり、心構えなり、練習なりも必要です。ましてそこに「ガイドする」となると、さらに難しい問題です。

僕は数年前から「ニュータイプセミナー」という、いわば“スピリチュアル能力開発セミナー”をやってました。どうしてやらなくなったかと言うと、中途半端に潜れる人がそこで開発されて、そんな人が「簡単に潜れるよ!」と言ってガイドするの危惧してのことです。

だから、もっと確実に、地道に、癒しと浄化、そして何より『人格』向上とセットで行わないと意味がないと悟り、こちらの探求クラブでもやってる通り、とにかく「地味なワーク」が多くなりました(笑)

スピリチュアルな力を成長させるには、地味にコツコツしかないですし、何よりも「感性」を磨くことです。結果として、そういう方の方が心が安定した状態で、知らず知らずうちに「具現化」を行っています。一生懸命神社通ったり、スピリチュアルアイテム買ったり、得体の知れない願望実現に勤しまなくても、さくっと軽やかに、楽しく豊かな暮らしができる、というか、気づくことができます。

手のひらのワークや、「思考を使ったワーク」など、それらはすべて「感性」を育て、「人格」を磨くツールにもなります。ぜひ、コツコツとやってみるといいです。「時間をかけてやる!」と覚悟を決めると、恐れを手放し、結果的に速度が上がります。

また近々、能力向上のワークをご紹介しますが、まずは「音」です。11月7日のオンライン瞑想会でもお話しましたが、音への感受性はこれからますます重要になると思います。それは「音楽」というものへの造詣や見識ではなく(それも含まれますが)、自然な音とか、体感できる音に対する意識、キャッチ力です。

英会話学習でも「聞き取る」と「発音する」はセットだと言います。聞けるから、言える。言えるから、聞ける。スピリチュアル能力やセンスも、感じるから、扱える、とも言えるのです。

波動の世界でも、実はすべては「光」であり、それは同時に「音」だと言われています。つまり世界は音に始まり、音に終わります。古代から「ナーダ・ブラフマー」という教えがありますが「音は神」という意味です。

「はじめに言葉ありき」もそうですし、釈迦もイエスも孔子も、文字で自分たちの考え方を文字で残しませんでした。

すべて「口伝」です。つまり「音声」です。

音は発する方にも伝え方はありますが、上記の通り、受け取る方も「聴き方」「感じ方」「センス」が問われます。

都会にいると、繊細な音に鈍くなります。また、スマートフォンで音楽を聴くのになれていると、本当の音に対する感性はますます失われます。時々、森を散歩して自然の音に耳を澄ませたり、音楽は現場に行って生で体感したり、もしもアナログレコードがあるのなら、倍音の入った音をスピーカーで聴いてみるといいです。

耳は鍛えれば鍛えるほど、情報量をたくさんキャッチできます。

音は神。実はこれが一番、スピリチュアル能力向上に必須科目では?と、最近思う次第です。


探求文庫 #30 不完全な「わたし」について

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