探求文庫 #128 波に乗る
探求文庫 #128 波に乗る
この世は「波」の性質があります。
海に行って確かめるまでもありませんが、波は寄せて引いて、押して返して、上がっては下がる。
そしてこの世界はどこまで行っても「フラクタル構造」があります。
フラクタル構造とは、ロマネスコとか雪の結晶とかに見られる「ズームで見てもワイドで見ても同じ構造」の類似性なんですが、つまりは「小で起きることが大でも起きてる」ということです。
他にも太陽系と、原子核と電子の仕組みとか、銀河団のネットワークと、脳のニューロンが同じ構造していたり、アンモナイトの渦巻きとか、植物の構造なんかも、マクロの大宇宙に表現されています。
何が言いたいかというと、この宇宙に波が起きている以上、それはマクロにもミクロにも働き、我々の人生にも波が働いているので、絶対にこの「波」の法則からは逃れられないということです。生まれたら死ぬように、人生にはなにかしら上がったら、下がるときがあるのです。
これを陰陽の法則とか、正負の法則とか、もしくは盛者必衰、栄枯盛衰、さまざまな表現で語らるわけですが、ようするにすべて「波の法則」なんです。
成功法則、なるものがもてはやされていますが、これは「波の高い場所=幸せな場所」と定義して、その上で「上に行くためにどうするか?」「ずっと上にいるため」「上だけにいるためにどうするか?」を説いたものがほとんどです。
しかし残念ながら、その著者の人生を見れば一目瞭然ですが、上がったり下がったりです。その本を書いたときは上がったときや、凪いだときかもしれませんが、みんなその後色々ありますし、それまでも色々ありました。
まさしく“波”乱万丈です。
ずっと波の高い場所にいることは不可能です。なぜなら必ず波は下りるからです。しかしその中でも人生をスムーズに活かせる方法はあります。
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