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絵の初心者って誰?私はいつ絵の初心者じゃなくなるの?

普段、スーツを着たアーティストのブログを運営しています。

そこではよく、

・絵の初心者に知っておいてほしいこと!
・絵の初心者におすすめの画材!
みたいな記事を書いてきたけど、もっと大切なことを書いていなかった。


絵の初心者って誰なの?っていう。


そう、絵の初心者の定義について述べていませんでした。これはもうぼくの独断と偏見を混ぜ散らかした仮説という名のオピニオンですけども、


絵の初心者=絵で楽しむことを知らない人


これかなと思います。技術的な定義もあるんだろうけど、それは便宜上あるだけで本質ではない気がするので今回は触れません。


技術的に初心者だとか上級者だとかは、あんまり関係ないから実際。だって上手いか下手かじゃなくて、好きか嫌いかで成立ってるから。その絵が好きだから好きなのであって、作家が上級者だとか関係ないですよね。


(もちろん今後も自分のブログで、初心者におすすめの〇〇みたいな記事を書くと思うけど、便宜上そうしてるだけなんで、気になった方だけ読んで頂ければ大丈夫です!)


でだ。【絵の初心者=絵で楽しむことを知らない人】であるならば、どう絵で楽しんでいこうかを考えよう!と思った次第です今回は。


ということで、絵を楽しむ方法について考えてみました。

『絵好きだったはずなのにつまらなくなってしまったよー!』っていう方へ、また絵を好きになるきっかけになれば嬉しいです。


絵を楽しむ方法

とりあえず思いついたものを羅列してみます。

誰かと見せ合う
誰にも見せない
好きなものを描く
知っている人を描く
知らない人を描く
行きたい場所を描く
好きな画材で描く
誰かのために描く
自分のために描く
好きなときに描く
好きな場所で描く
好きな場所を描く
オリジナルを描く
ファンアートを描く
うまくなる(絵を学ぶ)
うまくならない(絵を学ばない)
色を塗る
色を塗らない
やったことないことを試す
知らない画材を使う
絵を見に行く
好きな絵を買う
絵をあげる
絵を売る
絵を交換する
絵を教える
絵を動かす
好きな絵を飾る


絵の楽しみ方は自分で決められる

もっとあるかもしれないけど、ここまで読んでお気づきでしょうか。


絵がうまくなるのって、絵を楽しむための一部の要素にすぎないんですよ。これ凄くない?


絵、うまくならなきゃいけないと思っていませんか?それ誰が決めたんですか?


自分の気持ちって、全部自分で決められるんです。絵をどう楽しむかは自分で決められるし、絵をうまくなろう!というのは楽しみ方のひとつでしかない。


成長を楽しみたい人はそうすれば良いし、絵を描く時間そのものを楽しみたい人はそうすれば良い。絵が楽しいと感じるかどうかは自分で決められるし、自分の絵を好きでいるのも嫌いでいるのも自分で決めること。


絵の楽しみ方は自分で決める!という小さなリーダーシップを個々人が発揮することで、現状はいくらでも変わっていく。


優勝とかあるのか知らんけど、もしあるなら、いっつも楽しそうにしているヤツが結局優勝じゃね?と思います。上級者って、楽しみ方を知ってる人です。絵も人生も。


ぼくは絵がうまい人ではなく、絵を楽しむのがうまい人でありたいです。


絵を描くのが上手いんじゃなくて、絵で楽しむのが上手い人でありたい

ちなみにぼくは、楽しくないという感情が来たらすぐ逃げる。めちゃくちゃ逃げる。絶対に頑張らない。


カリフォルニア芸術大学に留学して2年目にアブストラクトなイラストレーションみたいなことがやりたくなったんです。だから2年生が終わった瞬間にLAからニューヨークに移動してファッションイラストレーションとテキスタイルデザインのインターンをしました。


結果、最高に面白かったし、そのときに学んだことをアニメーションに活かしたらどうなるんだろう?と思って、またアニメーションが作りたくなっていました。


あの時自分の衝動に飛びついて良かった。自分はアニメーション学科だからアニメーションをやならきゃ!と自分の気持を押し殺していたら、アニメーションを嫌いになっていたかもしれません。好きでいなきゃ、楽しまなきゃ、みたいな。無理してまで固執しなくて良かった。


今もアニメーションを好きでいれて良かったと思います。


出来ることならば、絵の楽しさを伝搬していける存在でありたい。


とは言え、楽しくあれよ!楽しくなきゃ楽しくないぞ!みたいな、パワー系の発言で押し付けると歪んで別の物になってしまうので、まずは自分が絵を楽しんでいれば良いかなと思ってます。



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