見出し画像

創作日誌 #003 -やる気、無い期-

流石に数字だけだと何を書いたか忘れるので、今回から副題をつけることにした。

唐突にやる気がしんだ

定期的にそんな時期が来る。
そういう時はなるべく考えるようなステップを排除する。

描きたいものを考えたり、設定を練ったりラフを描いたりする作業は極力触らない。なぜならあれは「●●したい!」という欲求が原動力だから。やる気の無いときに考えても何も思い浮かばず空回る。
過去何度か勢い良く空転させ、盛大にコケるかバテて大変だったかの経験を経てようやく得た最近の学びだ。


線画以降の作業が残った絵があれば良いが、今は無いのでとりあえずスケッチや模写をすることにした。

模写をする時は何に注目すべきかテーマを設定すべき、らしい。しかしどうにも上手くいった試しがない。やはり描いているうちにあれもこれも……と気になってしまうからだろう。今まで何度か試して、早い話が諦めた。(だって気付く練習で気付かない振りをするって本末転倒じゃない!?)

テーマで絞るのは諦めて、とにかくなるべく忠実に描くことにした。いつもサムネでそれっぽくなると満足してしまうので、今回は意識して本物と見紛うほどの完成度を目指す。これはこれで初挑戦なので良いと思う。


前回題材にしたノーマン・ロックウェルの絵を模写↓

一回目

いきなり高いレベルでは描けなかった。習慣になっているのか、ある程度描くと「終わった〜〜!」と大の字で寝っ転がりたくなるのだ。
しかし今回はそこで終わらせるわけにはいかないので、翌日のまだ元気な自分に気になった部分を赤指示で書いてもらう。

赤字

どっひゃ〜〜〜って感じだ。サムネで見ると良い感じ!となるのに見比べると全く似てない。これは酷い。少々悲しくなりながら、赤字を意識しつつ更に書き込みを加える。

2回目

赤字の内容を修正した。正直ここらで油彩筆に限界を感じた。塗りの筆致を滑らかにしたい時はどうしたらいいんだ!?普通のペン系ツールはあんまり……指ツールとか…??

とにかくまだ元絵には程遠いので、更に赤字を入れる。

2回目の赤字

ディティールの粗が気になるようになってきた。よく見れば見るほど細かい所まで描かれている。形のズレは正直そこまできっちり取らなくても『完成度』感が合えばいいかなと思って……でも気になる……のターンだ。

赤字の量が変わらなくて悲しい。
これの修正は次回にまとめる。



"はじめての作字"で縛りプレイ

縛りプレイなんて現状で満足できない変態がやるものだと思っていたが、得てして条件がつき仕方なく縛りプレイになる時はままある。

思えばこの【ヘッダーを作字にする】という取り組みも実は制約が多い。【ヘッダー】というサイズ固定により、縦書きは使えず、尚且つ横長のデザインしか出来ない。

本当はもっと周りに装飾しやすいように2〜3行にしたいのだが、文字が小さくなると可読性に欠ける。その点で言うとあまり長い言葉も使えない。

……とまあ、ヘッダーのサイズで考えてしまうと無意識に思考にブレーキが入ることに気付いた。だがこれは、実は誰にも求められていない。私が勝手にそう思っているだけだ。

こういうことは意外と多いものだ。(●日は忙しいから休んではいけない、とか。相談すればどうとでもなるが意外としない。)
勝手に作る『ねばならない』ほど無意味なものも無いので、そういった制約を一旦忘れることにする。

多少見辛い時もあるだろうが、私の経験値を優先させてもらおう。目的がしっかりしていれば色んなことがシンプルになって良い。

無知が集まって知になる的な

縦書きにするつもりで描き始めたが、途中で横書きでも大丈夫そうな事に気付いて変更した。キャンバスサイズを正方形にしたので、縦横比に囚われなくなって良かった。


やっぱりパスツールが使いたい。フォントの力に頼りたい。むつかしい……。



自分の書く文章が好き

よく書きかけのnoteや直近の書き上げた記事を読み返したりする。自分の書いた文章が好きかもしれないと最近気付いた。

創作日誌も、気ままに書いて溜まったら〜と考えていたのに意外と高頻度で投稿出来ている。もっと隔週とか月1になると思っていた。

元々活字中毒と揶揄される程度には本好きを自負していたが、noteを始めてから意外と書く方も好きだったのかと驚かされる。

キャリアコンサルティングの資格?を取ったという講師の方曰く、自分にとって苦でもなく、人よりも楽にできることは仕事にすると良い(かも)らしい。

正確には、4象限マトリクスでy軸を【出来る / 出来ない】x軸を【やりたい / やりたくない】にした時の右上が一番出来ると良いよね、という話。ちなみに、【出来ない / やりたい】ことよりも【出来る / やりたくない】事のほうが実現しやすいらしい。

丁度転職を真剣に考え始めてるので、自分の得意が知れたのは良かった。


雑記

最近漫画を読むのが楽しい。
やる気が出ない=描きたいものが浮かばない時期は、インプットのタイミングなのか自分以外の創作物を見たくなる。

今一番楽しみにしているのは、ピッコマで期間限定全話公開(11/30迄!)されている『ぬらりひょんの孫』だ。アニメは少し見たことがあるのだが、どうしても主人公の頭部が気になってしまい楽しめなかった。

それがなんと、
漫画だとめちゃくちゃ格好いい

あんな頭でも普通に格好いい。
キメ顔が出ると毎度脳汁が出てしま若〜〜〜ファンサして〜〜🥳🎉🎉!!

特に第二十七幕で若の傘から三羽鴉が出るシーンなんて最高だった。

模写で失礼

漫画は静止画なのに、まるでその動作を目にしたような気になるから不思議だ。

実際この記事で見せるためだけに20分程で簡単に模写してみたが、この『動き』を出すためにかなり工夫されていることが分かった。

まず若!重心が不安定に描かれていて、くるっと軽やかに傘を回転させた動きのほぼ終わり……だがギリギリ最中くらいの躍動感。

そして三羽鴉!若を邪魔せず、進行方向の余白も残しつつも傘から現れたことが分かる程度の位置関係。

邪魔にならない程度に、しかしリズムよく舞う羽。シルエットで分かる姿形と余白の残し方がめちゃくちゃキレイなワンシーンだ。

つまりスキ〜〜〜!!!!という事なのだが、描いてみて理由が分かっていく感覚がめちゃくちゃ気持ち良かった。
これは積極的に模写していきたい。

良いんですか、ピッコマさん!?と思いつつ全話無料で読み切る気満々でいたが、好きなシーンのある巻は書籍を買うことにした。
商売上手ですね、ピッコマさん。


他にもいくつかピッコマで気になる作品を見つけたので、今は待ち時間の回復を楽しみにしながら待っている。アニメのフリーレンも作画が良くて原作勢の自分もにっこりな仕上がりなので、しばらくはインプット期間として楽しみたい。





創作物に埋もれて生きたい





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?