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Vol.38【巡礼者でごった返すサンティアゴ・デ・コンポステーラ】スペイン巡礼おばさん奮闘記

23/06/2023

ごった返す感がわかる写真がなぜかありません。唯一、巡礼事務所前に並ぶ巡礼者達の列を、到着次の日の朝撮って見ました。

大聖堂

の先端など素晴らしい建物の外観ばかりパチパチ撮っていました。

朝の清々しい冷たい空気に相反し、燃える様に輝きを放つ大聖堂を裏側から望む
朝日に染まる塔の先端が美しい
胸像の笑顔が歓迎してくれているようです。
鮮やかなお花達
赤いダリア(?)と周りの植栽、建造物によくマッチしています。

22日の14:00頃、

サンティアゴ・デ・コンポステーラの宿

に到着した時にはまだ配送した荷物の到着前で、汗だくのままシャワーも浴びれずに町に繰り出しました。

アルベルゲ ザ ラストスタンプ
受付のお姉さんの英語(スペイン語ではない)が早過ぎて、いまいちすぐには理解できませんでしたが、「15:00過ぎまで待っても荷物が届かなければ配送会社に連絡すればいい」と言われ、仕方なくベッドメーキングだけして少し横になりました。
早く到着できたおかげで、2段ベッドの下の段を確保できて一安心。

宿の窓の外を歩く巡礼者達の賑わいが夜遅くまで続いていました。長旅を喜び合って抱き合ったり、乾杯したりする雰囲気だけをベッドの上で感じていました。
一休みして、巡礼事務所に

巡礼証明書

をもらいに行きました。

夕方だったので、受付でのスマホ記入に少し戸惑いましたが、5分ほどでちゃんと名前の入った証明書を発行して頂けましたら。
距離証明書。
サリアからの115kmの証明です。
一面に押されたスタンプが歩いて来た疲れを癒してくれます。
わかりづらい所にある巡礼事務所
ガリシアスープも最初ほどの感動はありません。
シャケ料理と白ワイン
ドッグカミーノをして来たワンちゃんも、なんだかホッとしている様に見えます。

朝到着して、並んで発行してもらうのを想像していたのですが、夕方貰いに行って良かったです。スタンプの数を数えられるでもなく、笑顔の事務所の男性から「頑張りましたね」と声かけしていただいて、ちょっとあっけなくも感じましたが、嬉しかったです。安心感から、事務所前すぐのお店で夕食をいただき、ワインで1人ひっそりと巡礼達成のお祝いをしました。

この巡礼証明書よりも感動したのが、翌日、観光事務所でいただいた

熊野古道共通巡礼証明書とピンバッジ

です❣️

朝9:30からのミサに参列して、土日だけだろうと諦めていたボタフメイロ(大香炉)の儀式も目の前で見る事ができて、とても感動しました。重そうな香炉を数人かかりでロープをたくし上げて動かすのですから、その揺れと共に漂ってくる香木の香りと煙で、広い大聖堂の空間が満たされます。
この写真は香炉が左側に振れていてちゃんと写ってませんね。
なんと、和紙でできた証明書です。
可愛らしいピンバッジ。
ホームページにも掲載されるそうなので、顔出しも甘んじましょう。番留京子さんの熊野古道のTシャツ着ててよかった。
真ん中上部に吊られているのが大香炉

なんか、写真ではあまりミサの感動が伝わりませんが、実際に参加させていただいて、厳かな空間に身を置いている有り難さにカミーノ中の苦労は全部記憶の彼方へ飛んで行きました。このミサに参加してからの、熊野古道共通巡礼証明書の取得だったからか、観光事務所の女性の笑顔がとても暖かかったからか、本当に胸が高鳴るほど嬉しかったです。

はい、これで私のスペイン巡礼おばさん奮闘記は一応完結です。

まだ文章におこしてない区間や、カミーノせずに観光してしまった所の思い出もものすごくたくさんありますので、少しずつアップしていきたいと思います。

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