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男性性と女性性について ②無意識の衝動から学ぶ ダーク・ムーンリリス

この前、太陽と月の統合を例にして男性性と女性性についてお話しました。
書いてしまえば、簡単なようなんですが、実際に闇と対峙するのは誰にとってもかなりきつい作業です。


が、それでも進化成長をすることが自然の流れと考えると、逆らったり、拒んだりするほうが不自然なので余計辛いですよね。

闇にも色々な種類があるのでそれを今回はまとめておきたいと思います。

以下の2つのリリスです。

1.ダーク・ムーンリリス (h58)
2.Trueブラック・ムーンリリス(h13)

Astrodienst では( )内の番号を入力すれば出てきます。



前回、少しお話した小惑星リリス・リリト(1181)は火星と木星の間に存在し、個人と社会を結びつけ、創造性をあらわします。(Astrodienstでは Lilithと記されます)

今回の2つは女性性のダークな意味合いで、占星術界でも未だに色々と議論が続いているというもの。

でも実感として、太陽と月の統合へ向かう際に、この2つのリリスには向き合わざるを得なくなると思っています。

まず、ダーク・ムーンリリスは月以外の地球の仮想の衛星とされています。
(Waldemathとして表記されます)月の軌道と地球の間にあるといわれています。

怒りのリリスと言われたり、精神と物質の狭間にあると言われ、矛盾が生じた時に表面化するカタルシス。自己破壊衝動につながり、それにかられて行動すると一時的に平穏を手に入れるが、また同じことがいつでも起きる可能性がある。というのが私の解釈です。英語のサイトをみていると、カタルシスと表現されている場合が多かったので、あー、なるほど、と思いました。

リリスのある星座とハウスは、破壊衝動を引き起こすエネルギーがあって、きっかけがあれば衝動的にエネルギーを一度解放してスッキリする、ということだと思います。もちろん現実に影響を与える場合が多い。

月は、今生において意識上で浄化、ないし昇華しないといけない傷を表しているとすると、月に関連しているDMリリス(ダークムーンリリス)も、傷とセットでできたものなのかもしれません。

簡単にいうと、DMリリスは、そこを刺激され続けると、エネルギー解放がおきる感じ(キレる)といえるのではないかと思います。解放時にどんな行動をとるかはアスペクトや星座、ハウスによって様々。一応感情自体はすっきり解放できるので、そこで現実に起きた出来事を目の当たりにして、「なんてこった、、、」もしくは「ま、全部消えちゃったけど、これで良かったよね」などとその星座の性質の学びを得ます。その学びは太陽へむかう際に大切なポイントとなります。でも学べないとまた同じ事はいつでも起きる。

出生図の月みたいに最終的に誰かのために使える純粋な能力、ではないけれども

男性性と女性性の統合の前に対峙しないといけない大切な闇からの学び

として私は捉えています。

例えば、私の場合、DMリリスは天秤座2ハウスにあります。天秤座の性質である、俯瞰視点や美意識をネガティブに使いすぎると最後に爆発します。

天秤座は、良くも悪くも、自分と相手とのバランスをとろうとする働きがあります。私の場合、2ハウスなので、特に価値観や能力を相手に合わせて釣り合いをとろうとすることが多かったです。

若い頃は、付き合っている相手に釣り合うために、価値観を変えたり、自分の能力を伸ばしたり抑えたりする意識が働いていました。なので、将来の夢もなく、お金の稼ぎ方もよくわかっていない人と付き合うと、私もそれに合わせてダメ女になっていたのです。そして、私よりも色々な才能をもち、能力の高い人を好きになったり、付き合った場合は過度に無理をして努力していました。

そして、最後にDMリリスの意識が強くなって爆発します。こんなの自分じゃない!無理!出来ない!と思って、ぷっつん、してました。そして、彼に合わせて得た価値観を闇に葬ると共に、現実には、もちろん彼とは別れていました。。

そして、別れた後で、もうちょっと話し合って妥協点を探しても良かったよな、とか、ちょっと(?)一方的すぎたような、、、と乙女座の土星で、物凄いダメ出しをして反省する時期がやってくるのでした。

他者に釣り合わせて自身の能力の在り方を決めるのではなく、他者を参考にして自身の価値観を見つめ直し、自分の美意識に合う能力を伸ばして所有を得ていくことが重要である、と天秤座の本当の性質を学ぶまで、何度でもこのDMリリスの影響をうけてしまうのです。

このDMリリスに天体が合なのか、ハードアスペクトがあるのか、などで現実にでる影響も色々なようです。

では次回はブラック・ムーンリリスについてみていきたいと思います。



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