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Bさんのホロスコープリーディング①グランドトライン

今日から、お声をかけていただいたnoterのBさんのホロスコープを解説していきたいと思います♪

最初にこちらをみてください。

Bさんはnoteで美しい自然の写真をアップしていらっしゃったり、ふと自分の内面をみつめる機会になるような素敵な文章を書いていらっしゃるのですが、1ハウスが牡牛座始まりなので納得でした。1ハウスは自己の部屋なので、Bさんの基本的な性格は牡牛座的ということになります。自然や五感で感じる美しいものが好きな牡牛座は、地の性質上それを形に残したいと思います。天体のないハウスは得意分野でもあるので、意識しなくても普通にそういったことが出来る方です。

また、牡牛座の支配星の金星(上の図の黄色い丸)は6ハウスの天秤座にありますので、何かを形に残していく際に、さらに天秤座金星で洗練させていくので、とても美しい仕上がりになります。それが何かしらの貢献へつながる、という感じがします。

また、お話を伺ったところ、精神性や、心の探究をずっと続けている方でもあり、実際にセミナーなどに参加されたりしたことがある、ということでしたが、それは9ハウス(見えない世界や、未知の世界の探究)が山羊座だからなのかなと思います。山羊座は、とにかく現実にとても強く、真面目です。どんなネガティブな事が起きてもそれを全て自分の資源にして、現実に形にしていくことが出来ます。山羊座が9ハウスなので、修行のような形で探究をされているのだと思います。そして、このやぎ座の支配星の土星は7ハウスにあるので、一人でストイックに探究をするのではなく、人との出会いを通して探究をし学びを得るようになります。

この山羊座自体にも天体はありませんので、他者からみると、物凄い努力が必要な感じがすることも、地道に続けていかれる方です。

私のBさんへの印象は上記の天体の影響で説明がつくな、と思いましたので一応最初に書いてみました♪しかし、もちろんBさんの心の中にはまだまだたくさんの才能が隠れているので、それをみていきたいと思います。ホロスコープは天体のないハウスよりも、天体のあるハウスのほうがとても重要ですので、皆さんもホロスコープをチェックする時は天体のあるハウスに注目していってみてください。

私がホロスコープを読む時は、たいていハードアスペクトに注目をしていくのですが、Bさんのホロスコープにはグランドトラインとよばれるとても強い協調アスペクトがありますので、そこからまずみていきたいと思います。(以下の青い丸)


3ハウスの蟹座の月と、7ハウスの蠍座の太陽とドラゴンヘッドの合、11ハウスの魚座火星がソフトアスペクトで結ばれていて、線を結ぶと正三角形になります。これをグランドトラインとよびます。同じ性質同士なのでエネルギーが無理なく循環します。

Bさんの場合は、蟹座の月が安心できる場所で自己表現をしたい、という欲求を出すと、魚座の火星は、数あるグループの中から境界線なく自己表現できる場所を探し出してくれます。そしてそのグループ内での対人関係や、そこで生まれる感情を経験して自己を知っていくことが今生の目的でもあり、自己実現の舞台にもなるということです。

7ハウスは他者を意識したコミュニケーションを通して自己を知るハウスですが、そこに太陽があるということは、最終的には他者との交流が自己実現につながる、と読み取れます。1ハウスに太陽がある場合は、最終的には自分のためとなりますが、その反対側の7ハウスなので、自己実現は他者を含んだものになります。

しかし、このグランドトラインが無理なく使えるのは、月、火星、太陽にハードアスペクトがかかっていない場合です。これらの天体にハードアスペクトがあると、グランドトラインの力を使うことにブレーキがかかるので、そのハードアスペクトを先に攻略しないとグランドトラインが本領を発揮できません。

Bさんの場合、まず太陽にドラゴンヘッドがコンジャンクションなのですが、それ以外にも同じ7ハウスの射手座土星と水星も太陽にコンジャンクションです。

蠍座の太陽は、他者との交流で深い感情を感じますが、そこから射手座的に前向きになるには努力が必要であり、かつそのために何か自分なりの信念をみつけていくことに知性を使うような配置です。太陽に土星が重なっていることで、自己実現をするためにはそれなりの努力が必要になる、という事にもなりますし、対人関係に対してもそれなりの努力が必要ともとれます。

蠍座は他者の感情に同化しやすいので、例えば相手が傷ついた話などを聞くと、自分もその痛みを感じてしまうことがあります。蠍座の感情は底なしなので、他者の痛みを感じても自分はまた前向きに戻れるようになるための天体の配置のような印象をうけます。

また、この太陽、ドラゴンヘッド、土星、水星の合は5ハウスの乙女座冥王星とスクエアになっています。


冥王星は全部か無か、破壊と再生のエネルギーです。太陽と冥王星がスクエアということは、自分のアイデンティティが壊れて再生させられる経験を、他者を通じて人生で経験することになります。射手座土星と射手座水星も、何かしらの信念を崩壊させられて前向きになるための徹底的な知性の再構築、といった経験をさせられます。それらの経験を分析しつつクリエイティブな事で楽しみながら現実的に形にする底力をお持ちですが、冥王星なので全く気づかないか、全エネルギーをそそぐかのどちらかになります。冥王星のあるハウスは、よし使おう!と思って簡単に使えるハウスではなく、いわば開かずの間、、、。この先にすごいエネルギーがあるけれど、そこへ進む途中も大変だし、みつけてからもさらに精進していかないと使えないエネルギーです。

実はBさんには、少しだけ詳しく何年頃に人生でどんな出来事が起きたかを教えていただいたのですが、この7ハウスに天王星が通過する時期や、土星にさらに運行中の土星が通過する際に(サターンリターンといいます)何かしらのアイデンティティを崩壊させられる出来事が起きているようでした。

ドラゴンヘッドとコンジャクションの太陽と冥王星のスクエアなので、並々ならぬ底力で絶対に太陽へ導かせようとしているものがこのホロスコープをみていると伝わってきます。

では、次回は、グランドトラインの月にかかっているハードアスペクトについてみていきたいと思います♪

私のnoteで、自分のホロスコープを解説用に使ってもいいよ、という方は、以下からご連絡いただければと思います。(現在お申込みいただいた方は2月始めの解説になります)リーディングは無料です。

こちらからご連絡ください♪

読んでいただいてありがとうございました♪



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