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無料ホロスコープリーディング Mさんのヨッド②

今回も引き続きMさんのホロスコープをみていきたいと思います。Mさんは4ハウスがメインで、ここにヨッドの頂点がありますので、色々解説していきます。皆さん、一気に飲み込まずに、ゆっくり噛み砕いてついてきてください♪

3ハウス:あなたが言葉を発する時、何かを表現する時について

この射手座の3ハウスと双子座の9ハウスはインターセプトとよばれるハウスになっています。インターセプトされているハウスは、自覚しにくいのですがこの3ハウスに天体は特にないので問題はないと思われます。射手座始まりでその支配星の木星は11ハウスにありますので、Mさんが何か言葉を発したり表現する時は、なるべく明るく前向きに、という気持ちが働くようです。特に、仲間やグループを明るく前向きに導きたいという気持ちが働くようです。

4ハウス:あなたの居場所や経済基盤、精神基盤について

山羊座の始まりで、天王星、海王星、土星があります。天王星はヨッドの頂点になっていますので、Mさんにとってこのハウスはとても重要なハウスになっていきます。アスペクトが集中していますので、ハードアスペクト、ソフトアスペクトをそれぞれまとめてみていきます。

■4ハウスの山羊座天王星を頂点に9ハウスの双子座の火星、11ハウスの獅子座の木星が二等辺三角形のヨッドを形成しています。


ヨッドは、神の指(神の手)といわれる特殊なアスペクトです。このアスペクトがホロスコープにある場合、通常の人よりも挫折や失望を多く味わう経験をしますが、それらの全ての経験で学んだこと、特にその経験で学んだ思考回路を統合して、唯一無二の才能を発揮していくための天才性のアスペクト、と思っていただくと良いと思います。

ヨッドのない方は、ホロスコープのエネルギーを使って人生を創造する際に、わりと幅がきく感じですが、ヨッドがあると、神が示した場所でのみ活躍出来る、という制限がかかります。私もヨッドをもっていて、ずっとこれに悩まされてきました。進んでいるはずなのに、途中で取り上げられたり、方向転換を余儀なくされる出来事が起きたりと、かなりしんどかったです。けれど、意識して統合を決めてからは、ヨッドは自分の中の才能の1つである、と認められるようになりました。Mさんにもぜひ活用していただきたい!

Mさんの場合、双子座の好奇心を使ってたくさんの事を探究をしていくことにモチベーションがわき、11ハウスでグループや仲間内で自己表現をしたり、リーダーシップを発揮することで幸運やチャンスに恵まれます。それを150度の山羊座のヨッドの頂点とあわせるにはどうすれば良いのか、まず、ヨッドの頂点の天王星のサビアンをみていきたいと思います。

山羊座
5度
船をこぎ、戦の舞を踊るインディアン

6度
暗いアーチと底におかれた10本の丸太

5度のほうは、肉体的、感情的なエネルギーを使って集団の意識や結束を高めていくという意味合いがあります。6度のほうは、アーチの奥にみえる10本の丸太は、道を塞いでいるものかもしれないし、そのさらに深い先へ進むために見据えるべきものかもしれない。何かの先へ進むために、どんな仕事でもやり遂げる、という意味があります。

ふと思ったのですが、この10本の丸太は10個の星の天体を意味するのかもしれません。12ハウスの太陽と合わせて考えると、潜在意識を理解する際に、占星術などを使って自分自身を深く理解し、そうするとその先に向かう場所があらわれる、ということも考えられます。

山羊座の天王星の示す変革とは、全てのネガティブなものを資源にして、夢を現実化させていく下剋上のような変革です。

Mさんがヨッドのエネルギーを統合していく際に重要なのは、様々な方と交流をし、多くの情報にふれて、自分はどのような夢を具現化して人生を変えたいのかを模索していくこと。
風のような好奇心を、地を固めるために使うこと。そして、グループや仲間内で自身が輝いていられる場所を現実につくること。輝く火を、地におろすこと。といった感じになります。

その結果、多くの方々との交流や情報をモチベーションにして、組織やグループ内で自身が輝ける場所を現実に根付かせて、チャンスや幸運に恵まれ、自分も人生も180度変えていくことが出来ます。天王星と海王星がコンジャクションですので直感を使って方向性をみつけていくことも大切です。

ちなみに、山羊座の方々は逆境を笑いやユーモアにかえるのが得意です。山羊座神話の中で、パーンは自身の半神半獣の滑稽さを使って、怪物から追われる危機を逃れたくらいです。なので、全てを笑いにして前へ進みながら自分も人生も変えていく、とも読みとれます。

■4ハウスの山羊座天王星と海王星、また、海王星と土星がそれぞれ0度のコンジャクションです。



■4ハウスの山羊座海王星と土星の合が、10ハウスの蟹座の月とキロンの合と180度のハードアスペクト。


山羊座の支配星の土星が、ホームグラウンドにあるということ、それが基盤のハウスにあるということは、一筋縄ではいかない努力をしいられる人生を送ってきていらっしゃると思います。努力して、色々なものを築き、それを基盤にして収入へ結びつけていったり、無駄を嫌い、ネガティブな経験から学んだ観念をなんとか自身にいかしておこうとされてきたかと思います。

また、蟹座にキロンと月が両方あります。
蟹座の月が表すインナーチャイルドは、繊細な感情ゆえに、親しい身近な方達との関係で傷つき、人間関係に線引きをして閉じこもり、孤独になってしまうという場合が多いのですが、そこにキロンもありますので、内にこもってしまう自分に対して苦手意識が発生してしまうという事が読み取れます。

この月とキロンが土星海王星と180度ということは、おそらく描いた夢を努力で乗り越えようとしても、なぜか心が不安定になり、自分にはその夢を現実化することは出来ないのではないか、自分には天職のような仕事につく力がないのではないか、という意識をうみ、それを払拭するためにさらに努力をしてしまう葛藤が生まれます。

努力自体は悪いことではなく、必要な部分と読み取れるのですが、その方向性が違うと、エネルギーをかなり消耗していってしまいますので、以下のような感じで統合するようにしてみてください。

蟹座の月とキロンが求めているのは、自分が安心して、守られている、と実感できるテリトリーでの天職です。内向的なご自身もふくめて、それを認めた上での天職になっていきます。

月の安心感は、インナーチャイルドが癒やされているかどうかにかかってきます。なので、ご自身がこれまでに傷ついた経験や感情を、直感を使いながら内観していってみてください。そして、どんなネガティブな感情でも経験でも、ポジティブに変換するための夢をみつけ、それを実現しよう、と努力してみてください。

Mさんの天職の方向性は、月が安心感を覚え、内向的な自身の繊細さを活躍させていけるものになります。ヨッドの項目、12ハウスの天体も合わせると、現在様々な努力を強いられている状況にあるかと思いますが、それらの経験も自身の過去のインナーチャイルドも全てをひっくるめて、心から安心感を覚えられるような世界を実現させること、が重要になりそうです。

■4ハウスの山羊座海王星と土星の合と、2ハウスの蠍座冥王星、10ハウスの蟹座の月がソフトアスペクト(2ハウスを参照にしてください)

■12ハウス乙女座水星と金星の合が、4ハウスの天王星と海王星の合と120度のソフトアスペクト(12ハウスの項目を参照にしてください)

■12ハウス乙女座の太陽と4ハウスの土星が120度のソフトアスペクト(12ハウスの項目を参照にしてください)

では次回は5ハウス以降をみていきたいと思います。


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