あなたレコード#4 関野菜子様
たった一曲で、人生をドラマに。
こんにちは。あなたレコードのいしかわしゅんです。
あなたレコードはテーマソング作曲サービスです。あなたレコードをご利用いただいたお客様へ、楽曲とセットで解説noteをお届けします。プレゼントの箱を開く感覚でゆっくりとお楽しみください。
あなたレコードが気になった方はこちらをご覧ください。
プロフィール
<お名前>関野菜子
<好きな音楽>ハンバートハンバート「小さな恋のうた」Czecho No Republic「Hi Ho」
<好きな音>湖、波、カメラでシャッターを切る音、パソコンのキーボード、コーヒーミルで削る音
<好きな場所>湖のほとり、木漏れ日、おうち、階段
<最近どう?>自分の世界に色をつけるのがすごく楽しい。
<どんな曲にしたい?>お守りにしたい。眠りにつく時、枕元に置いておくような。
では、セッションの様子をお届けしながら、楽曲解説していきます。
#1「この曲をお守りにしたい。」
しゅん)コアキナイハウスに住んでもう2ヶ月たった?
ななこ)あー、一緒に住んでからもう2ヶ月か。早いね。
しゅん)同じシェアハウスに住んでて、しかも彼女に曲をつくることになるとはね〜。
ななこ)ね〜。ありがとうございます〜。
しゅん)これからもゆるゆるとよろしくお願いしますよ〜。
ななこ)は〜い。
しゅん)ちなみに、今度つくるあなたレコードでつくる曲は、ななこにとってどういう存在にしたいの?
ななこ)自分が今通っているライフデザインスクールの最終発表会で自分自身のことを話すんだけど、その時に見せる動画の音楽にしたくて。あと、うーんと、お守り。
しゅん)動画の音楽と、お守り。
ななこ)いつもね、自分の好きな写真集とか、作品を枕元に置いてるの。1人で不安になる時もあるけど、この子たちがいつも守ってくれてる感じがしてて。めっちゃ大切にしてる〜。
しゅん)そうか、いいね。大切なんだね。
ななこ)うん〜。いいでしょ〜。
ゆらゆらレコード
作詞作曲・いしかわしゅん
ぽつぽつ 涙の雨がふっている
ふわふわ どこまでもいけそうさ
てくてく 痛みはポッケにいれた
はあっとためいき それでも目をさまそう
あしたのことはわからない
あなたのことをゆらゆらと
好きなこと 好きといいたい
もういっかい シャッターを切って
次のシーンは どんな色かな?
クレヨンでふわふわ描こう
たんたん 階段を歩くリズム
とろとろ 湖に浮かびたい
ぷにぷに 指で確かめるよ
ふうっとためいき 今日はひとやすみ
あしたのことはわからない
あなたのことをゆらゆらと
好きなこと 好きといいたい
もういっかい シャッターを切って
次のシーンは 愛が溢れてるよ
大丈夫 たまには息を止めて
大丈夫だよ そばにいるよ
もっと生きよう 愛が待ってるよ
僕自身、あなたレコードを続けていて人に曲を届けるたびに想うのは、"僕が誰かに向けて曲をつくる意味"です。僕はミュージシャンは自分自身のためだけに曲をつくるのもいいと思っています。僕自身も自分に曲を描くことはたくさんあります。
しかし、僕には"あなた"や"あなたたち"に自分で曲を描きたいと想うわけです。それはなぜだろう?
あなたにとって僕の曲がお守りのような存在になって欲しい、と想うことがすごく多いからなのだと思いました。そんな想いを彼女が改めて思い出させてくれたように思います。
僕のお守りになってくれている曲はたくさんあります。失恋で悲しみの海に沈んでいる時、インターンが嫌すぎて出社したくないけど行かなきゃいけない時、たまらなく幸せな時。
もう解散してしまっているし、古くて音源が世の中には存在しない、2度と聴けない曲になっていることも多々あります。地元千葉県柏市や本八幡のライブハウスでお世話になっていたエソラ「Good Night」、moch heroic 「m・トロピー」ザ・破壊光線ズ「すゝめ」などなど。
音楽って形がないけど、記憶とか風景とか、肌感覚になって残ってくれることがあるんですよね。ライブハウスで聴いた曲の感動を、その場で吸い込んだ空気ごと持ち帰るために、興奮した手に500円を握り締めてCDを買って帰りました。懐かしい。
ななこのおかげで、たくさんの素敵な記憶を思い出しながら、あなたレコードを続けることができています。ありがとう。
#2「月の道みたいに、揺らめいててもいいし、真っ直ぐじゃなくてもいい。」
しゅん)今日は1日どうだった?
ななこ)いろんなことがあったよ〜。
しゅん)おお〜。
ななこ)たくさん絵描いたし、人と話した〜。
しゅん)すごいね。本当にななこの絵、いいよね。
ななこ)いいでしょ〜。
しゅん)ここ最近、毎日一緒に描いてるもんね。もう30枚くらいにはなったかな。
ななこ)うん。
しゅん)最近描いた中で一番気に入ってるのはどれ?
ななこ)この、いのちの絵かな。
いのちの絵
しゅん)よすぎるな。天才。
ななこ)ね。天才でしょ。笑
しゅん)この絵はどんな感じ?
ななこ)これは月と、湖と、夕焼けとか、空の絵なんだよね。
しゅん)うん。
ななこ)これはなりたい姿なの。
しゅん)おお。
ななこ)これからどういう姿で生きていきたいかな?って考えて描いた絵なんだよね。
しゅん)うんうん。
ななこ)この絵の月なんだけど、月の出している光はすごい優しい光だなって思って。そういう光を出して人々を照らしたい。
しゅん)うん。
ななこ)明るいところっていうよりは、暗闇を照らして、みんなの道とか、歩く先を照らしたいなって思ってる。
ななこ)月明かりが水面に映って、揺らめく、月の道っていう現象があるじゃん。
しゅん)そうだね。
ななこ)月の道みたいに、揺らめいててもいいし、真っ直ぐじゃなくてもいい。けど、優しく照らされているような道をつくっていきたいな、と思って描いたの。
しゅん)めちゃくちゃいいじゃん。
僕も絵を描くんですけど、上手い下手の世界ではなくて、ただ自分の中にある何かを、そのまま世界に表している絵が本当に好きで。
特に彼女の描く絵や色のグラデーションが大好きなんです。はっきり言って、天才だと思う。
彼女のいのちがまとっている空気感は、本当に"ゆらゆら"って感じ。日常と夢の間でゆらゆらと生きているんですよね。
どっしりと安定しているわけでもないし、いつでも真っ直ぐ芯が通っているわけでもない。頑固なところあるけど。笑
揺らめきの中に温かな光をまとってて、そのあわく灯る燈の中に、ほんの少し揺るぎないエネルギーの塊がある。
そんな彼女の"いのち"、そして"いのち"から生まれる作品たちが、たまらなく愛おしい。
だからこそ、彼女自身が彼女を一番に愛してほしいと思っています。この世界全て、すでに愛が溢れている。そんな愛で溢れている世界で揺らめきながら、漂いながら生きてほしい。
そんな想いを歌詞に込めました。"愛はいつでもあなたを待ってるよ。"
そう、思っています。
#3「一番可愛い服を着て、湖に浮かびたい。」
しゅん)そういえばさ、好きな場所って?
ななこ)湖!お水が好きです。
しゅん)めっちゃ湖行ってない?
ななこ)行ってる。
しゅん)一番好きな湖は?
ななこ)十和田湖ですっ。
しゅん)特別なんだね。
ななこ)うん、本当に人生に悩んでいるときに「ここに行きな。」って言ってくれる人がいて言ったんだよね。
しゅん)そうなんだ。
ななこ)そこにいる人たちがあたたかくて。救われたんだよね。
しゅん)そっか。いつか一緒にいきたいな。
ななこ)いこいこ。湖って光に照らされると、とろとろしてて本当に綺麗なの。
しゅん)なんだろう、一番好きな可愛い服をきて、湖でななこがはしゃいでるところ見たいな。
ななこ)うん、湖に浮かびたい。もはや湖になりたいって思うよ。
今回は実際に十和田湖の波音を楽曲序盤に入れています。他にもたくさん環境音は入っているのですが、みんな気づけるかな?
「好きな場所ってどこ?」「好きな音ってなに?」そう聞かれて困る人の方が多いのかなって思うんです。
でもね、彼女は本当に即答で。彼女は未来のことやこれからやりたいこと、いきたい場所の話をすることが多いんです。だけど、過去のことをちゃんと抱きしめて生きているなと思います。
ななこは、ななこの好きと生きているなと思うんです。素直すぎて困るくらい素直に、ななこ自身の好きに従って生きている。
だから、これからも好きなことを好きだと言って、その好きでみんなを幸せに、そしてななこを幸せにして生きてほしい。
人生というドラマの主人公として、次のシーンにいつだってワクワクしながら生きてほしいと思っています。
#4「ゆらゆらレコード」
今回は彼女との共作MVでお届けします。ご覧あれ。
#5 あとがき
なんでしょうね。あまりに身近すぎる存在で、毎日のように一緒にいるから、本当に大切で。だからこそ、たくさんエネルギーを使ってつくりました。
このnoteもそう。たくさん僕の愛が伝わるといいな、いつでもななこを守れる歌になれたらいいなと思っています。
もう飽きるほど言ってるけれど、愛しています。
これからもよろしくね。
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