或る学習漫画家の呟き
過去にバズったツイートに珍しく反応があったのでサルベージ。
何度か言った事があるけど
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 5, 2019
僕が画業を始めた当時、連載を目指さず同業者から「格下」と思われていた「学習漫画」を描き続けたのは子供達の為でもあった。
例え僕が早世しても僕の描いた物は遺る。肉体は無くとも知識と言う財産を子に与える事が出来る。
僕は学習漫画を描くのが好きだ。
描けば描く程、子や孫の勉強を寄り添って見てやれる。
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 5, 2019
大人になっても学び続ける背中や、シナリオに散見する思想も汲み取ってくれるかもしれない。
「知識」は財産
国が衰退途上の今、もっと手軽に敷居低く出来ないかと思い「一般(エンタメ)漫画」を目指し描き始めた。
皆が豊かになって欲しい。
「豊かになって欲しい」と願い描き始めたのが拙作『大法螺の神々』
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 5, 2019
弥生時代の中臣氏「梨津臣」が主人公なのだけど、国際化の中で「自国のルーツ」に興味を持って貰いたいと。
寺社や文化産業に邦人が強くなれば「外貨を呼び易くなる」豊かになれば大半の諍いは無くなる。https://t.co/mV3JDZZzWy
歴史オタクが「何も無いただの岩山や荒れ地」を見て涙できるのは「知識があって思いを馳せる事が出来る」から。
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 5, 2019
知識さえ有れば何も無くても観光地になる。
古人達だって自分達の遺物の維持が子孫の負担になってるなんて御辛いでしょうよ。在る物は活かさなきゃ。
ちょくちょく突っ込まれているので
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 6, 2019
僕が画業を始めた10年前は、デジタルの普及率も低く今よりもっと「紙雑誌連載至上主義」だったのです。
「連載した事無い奴が漫画家を名乗るな」と言う風潮がまだまだ強く残っていました。
今は発信収益方法が増え、環境も世論も随分と変わりましたよw。
我国は中韓と喧嘩したりしながら現代まで来ている。
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 6, 2019
現代も同じく、過去にも豊臣秀吉公の朝鮮出兵後どん底に険悪になった事が有り。
そんな両国を「誠信」によって蜜月まで仲を回復させた人が居る。
2年前にユネスコに登録された雨森芳洲公の話
今の時期だからこそ。https://t.co/dGpr0raci3
>我国は中韓と喧嘩したりしながら現代まで来ている。
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 6, 2019
ごめん。編集中に「仲良くしたり」が消えてマシタ
江戸時代日本初トリリンガル外交官・雨森芳洲
彼が直接中韓の官僚から直接聞いた事を
「倭はその風習仕草からである。他の諸国は狗など獣で呼ぶが、親愛を持ってそれをつけず風習で呼ぶのだ」と
日本人って人に会うとまず「お辞儀」をするじゃないですか。
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 6, 2019
この風習って「国際的には珍しい」のだそーです。
『橘窓茶話』だったか『たはれぐさ』だったかによると
「倭」とは「お辞儀をする風習」から…らしいです。
「倭は素直で雅あり」と好感を持たれていたようです。https://t.co/mFcdwzNIe8
邦人が「我国の事を知る」
— 相河柚希🍊(ゆく+くる)年 (@artartn) December 6, 2019
自分が旅行に行って楽しい
旅行客に土地を知る機会を与えられる
その土地の歴史や産業を知ると旅は何倍にも楽しくなる。
普段のお散歩だってホラ「物語のカケラ」が落ちてる。
町の隅っこにひっそり佇む石碑や高札、是非読んでみてくださいね。https://t.co/UMlsJLj1JA
学習漫画中心で描いていて、何度か紙連載を持ってない事を
編集職の人にバカにされて粗末に扱われた事があるのを
割と今でも根に持ってるんですけど、コメントを拝見していると
読者層の方は学習漫画に対して好意を持って下さっていて救われました。
連載、、読者人気次第で打切られたり引き延ばしたり物語を物凄く折り曲げたりする必要があるのがネックで……人気出そうな物を描けと言われちゃ、まぁそうなんですが。
「鬼滅」が物凄く綺麗に終わらせて貰えたのも、時代の変遷なのかなと思うと希望を感じます。少しずつ描きたい物が描きたい形で出せる時代になって来たのかもしれない……!
最近は希望を感じてきて「一般漫画」の漫画賞に色々出してみたいなぁと。
漫画の描き方を改めて勉強し直しているワタクシなのでした。
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