岡寺

画像1 岡寺 (おかでら /創建時の正式名 龍蓋寺 りゅうがいじ) 本堂 (南西から見た画)。1805年から30年以上かけて再建。本尊は日本最大の塑像、如意輪観音坐像 (天平時代 重文 4.8m)。画面右に龍蓋池 (石柱の囲い。後述) がすこし見えます。
画像2 草壁皇子が住んだ岡宮の跡が岡寺と言われますが、創建当初の位置は発掘調査により西隣の治田神社 (はるたじんじゃ) の辺りと判明し「岡寺跡」として国の史跡に指定。
画像3 本堂から東へすこし登った高台に有る、岡寺開祖の義淵 (ぎえん) 僧正の廟所と伝わる宝篋印塔 (ほうきょういんとう) 南北朝時代 1360年 正面 (東面)。塔身東面の梵字は金剛界五仏の東の阿閦如来 (ウン)。義淵は日本の法相宗の祖の一人とされ (今の岡寺は江戸時代以後真言宗豊山派)、岡寺には義淵の像という天平時代の聖僧像が伝わります (奈良国立博物館寄託。国宝)。
画像4 上同 北面。梵字は金剛界五仏の北の仏、不空成就如来 (アク)。
画像5 上同 南面。梵字は金剛界五仏の南の仏、宝生如来 (タラーク)。西面の梵字は阿弥陀如来 (キリーク)。金剛界五仏の中尊大日如来の梵字は塔身の中央と見立てて記さない宝篋印塔が多いとのこと。宝篋印塔は本来は経典 (宝筺印陀羅尼経) を納める塔が起源と言われ、そのため塔身が建築物と似た立方体なんでしょうね。
画像6 本堂前の池 (龍蓋池) にある、義淵が龍を封じたという石。龍蓋寺の名の由来と言われます。/ 2018年5月6日撮影 / 28日更新 /🔍Wikipedia (義淵) https://ja.wikipedia.org/wiki/義淵 /🔍 岡寺公式ページ (星まつり 1月28日-2月3日 に関して) https://www.okadera3307.com/hoshimatsuri/ /📖 ブログ内岡寺記事 https://note.com/artandmovie/n/n43813839a860 /

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?