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書くことで応援したい・・七尾の和ろうそく【高澤ろうそく】

※写真は2015年に七尾市に行ったときのものです。
この記事は、少しでも早く復旧されること、ろうそくや七尾で見た美しい景色のことを書くことで応援したいなという趣旨ではじめました。


今年は地震でスタートという辛いお正月となりました。石川県からかなり離れているとはいえ、帰省していた私も緊急地震速報と揺れに驚いて母と共に家を飛び出しました。

石川県は学生時代の友人の出身地で、昔から何度も行っている大好きな場所。今回被害の大きかった場所の一つ、七尾市にも2015年に行ったことがあります。

国指定有形登録文化財が建ち並ぶ歴史街道の一本杉通りで、お目当ての和ろうそくの店を見学し、酒屋を見たり、和菓子屋でお菓子とお茶をいただいてお店の方とお話しし、花嫁のれんの風習に感動したり。豊かな文化を継承している方々がたくさんいらっしゃいました。

1892年創業の高澤ろうそく

和ろうそくって知っていますか?
自然の材料でできたろうそくの主原料は、パーム椰子・菜種・ハゼ・米ぬかと言った植物ロウと、芯に使われる和紙と灯芯草。

こちらは漆でできたろうそく。優しい色合いと形が好きです。
私も持っているのですが、南部鉄製の燭台はデザインが良いだけじゃなく、どっしりと安定感もあって安心なのです。

店内を撮影させてもらった時のもの(写真は2015年撮影です)
花をプリントしたものや、手書きのデザインの蝋燭もあり本当に綺麗です。
和ろうそくの花柄は、冬になって仏壇に花が飾れなくても寂しくならないようにと作られたものだとか。

赤色も綺麗ですが、黒色もシックでおしゃれです。(写真は2015年撮影です)

伝統的な建物が綺麗に保存されて使われている店内の雰囲気。あれから8年たっているけれど商品も増えてお店の中も変わっていたのかなと想像しています。

こちらがお店の建物(写真は2015年の撮影です)。
ホームページによると、明治25年(1892年)の創業以来100年以上もの間 石川県でただ一軒、伝統の七尾和ろうそくを作り続けられているそうです。建物は登録文化財に指定されている築100年以上のもの。
今回の震災でこの建物が大きく崩れてしまった映像を最初ニュースで見てとてもショックでした。

現在復興に向けて少しづつ進まれていて、店舗復興に向けたクラウドファンディングも始まっていました。


和ろうそくの炎はこんなに大きく凛としているんです!このろうそくは波打ったような形が美しい。

ゆったりと揺れる炎を見ていると心が癒されます。
でも不思議なもので心が落ち着いていると炎も穏やかなのだけど、何かザワザワしていると炎の揺れも大きいような気がする。
毎日はなかなか難しいけれど、電気を消してゆったりと炎を見つめる時間も良いものです。

次回は建物2階のろうそくの材料などが展示されていたスペースの写真をご紹介させてもらいたいと思います。


高澤ろうそく
〒926-0806
石川県七尾市一本杉町11番地



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