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佐渡ヶ島探訪

はじめに

世界遺産に登録間近の佐渡ヶ島に行ってきました。佐渡ヶ島は日帰り弾丸ツアーで金山だけ観光する人も多いようですが、きちんと見るなら2泊は必要です。今回は金山以外の佐渡ヶ島観光スポットもめぐりました。

アクセス

東京駅から新潟駅まで新幹線2時間、新潟港から佐渡ヶ島両津港までフェリー1時間7分で、乗り継ぎ含めてトータル4時間半程度です。フェリーはカーフェリーとジェットフォイルの2種類あります。カーフェリーは片道2,960円と安いですが2時間半かかります。高速なジェットフォイルは片道7,050円で1時間7分です。また島全体をめぐるならレンタカー必須です。

佐渡ヶ島の観光スポット

大きく分けて、北部、中央部、南部に分けられます。中央部には、メイン観光スポットの佐渡金山などが集積しています。北部は大自然の絶景、南部は古い町並み散歩向きです。今回下記の観光スポットをめぐりました。

  • 二ツ亀(おすすめ!)

  • 大野亀

  • 大佐渡スカイライン展望台

  • 尖閣湾揚島遊園

  • 佐渡金山(おすすめ!)

  • 北沢浮遊選鉱場跡(おすすめ!)

  • 佐渡奉行所跡

  • 宿根木(おすすめ!)

  • 岩首昇竜棚田(おすすめ!ただし、アクセス悪く注意)

  • トキの森公園

二ツ亀、大野亀

島中央の東側にある両津港から北へ車で1時間程度です。自然の絶景好きであればオススです。結構山を登るので歩きやすい靴がよいです。
二ツ亀は夏には海水浴場になって賑わうようです(訪問した7月上旬は写真のように誰もいませんでした)。

二ツ亀
二ツ亀のふもと。干潮時はもっと近くまでいけるようです。

大野亀は頂上まで登れますがかなり大変ですので覚悟がいります。私が行った日は小雨まじりだったのでぬかるんで何度も転げ落ちるところでした。蜘蛛の巣にかかったり、汗だくになりながら30分ぐらいで登りました。頂上からは二ツ亀も遠くに見えます。二ツ亀と大野亀の間は車での移動が基本ですが散策路もあるようです。

大野亀
大野亀から二ツ亀が見えます
大野亀の頂上の石碑

佐渡金山

佐渡金山は世界遺産に登録間近の今売出中の観光スポットです。江戸時代の手掘りで掘り進めた坑道と近代の機械で掘った坑道の2種類のコースがあります。坑道内は非常に寒いです。併設の展示室では金採掘の歴史など色々学べます。
正直なところ、佐渡金山はメイン観光スポットなのですが、100mぐらい坑道を歩くだけですし(400kmも坑道あるのに)、少し物足りなさを感じました。

佐渡金山の坑道入口
坑道の様子
動く人形で採掘作業の様子が見れます
坑道には日本酒の熟成所も設置されています
展示室では金の延べ棒を実際に持てます。
(かなりすり減っていてたぶん100万円分ぐらいなくなっていそう)

外では露頭掘りの跡である「道遊の割戸」が見れます。

道遊の割戸

北沢浮遊選鉱場跡

鉱物の選別施設だった建物で「佐渡のラピュタ」とも呼ばれています。夜間はライトアップされて写真映えします。佐渡金山から近く、さくっと無料見学できます。


宿根木

佐渡金山から車で1時間程度です。フォトジェニックな古い町並みを散策できます。内部を一般公開している家もあります。港では「たらい舟」の乗船体験もできます。

100棟を超える民家が密集してます
有名な「三角家」、土日祝祭日のみ内部を一般公開

岩首昇竜棚田

宿根木から車で1時間弱です。絶景の棚田が広がっています。あいにく曇りがちで海はよく見えませんでしたが、ずっといられます。
ただし、ここに至るまでの道は、急勾配で非常に狭く、対向車が来たらすれ違うこともできない箇所が多数あります。運転に自信のない方やハイシーズンは絶対にやめたほうがいいと思います。展望小屋を設置したり頑張って整備してはいますが、アクセスの悪さは致命的な気がします。

天気が良ければ海や新潟市内が一望できる
展望小屋

まとめ

2泊3日で佐渡ヶ島の観光スポットをめぐってきました。佐渡ヶ島は観光地としてはポテンシャルはあるものの、まだまだ開発途上と感じました。世界遺産に登録されて観光客がたくさん訪問して佐渡ヶ島が活気あふれることを願っています。