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正月が楽しくなかった人へ。【耳で聴く美術館】

ハッピーニューイヤー。
「ハッピーじゃねえよ。」そんな言葉が思い浮かぶ人もいたのではないでしょうか。

結婚相手の親戚の家で、気の休まらないまま新年を迎えた人。
SNSで新年を楽しそうに迎える人を眺め、自分の境遇と比べてしまった人。
休まず働き、新しい年を迎えた人。

年末は自殺者が増えるといわれているように、幸せそうに過ごす人の裏で、必ず寂しい思いをしている人がいると、私は思っています。

世間がざわつき落ち着きがなくなることで
メンタルのリズムを崩してしまう人もいるでしょう。

久しぶりに地元に帰ると、その土地の価値観や基準で話が進んでしまうことがあります。
東京にいたら、周りはこの年で結婚していなくても何も言われないのに。
地元に帰ったら、結婚はまだか?子供はまだか?そんな言葉に傷ついた人もいるんじゃないでしょうか。

きっとその言葉を言う人も悪気はないのでしょうが、
何気ない言葉に、何気ない情景に心がキュッとなってしまうものです。

今日は一月三日。
明日からまた、日常が戻ってきます。
恐らく今、新幹線や、飛行機に乗っている人も多いのではないでしょうか。

仕事しんどいな、だるいなと思う人の中で
日常に戻れることでやっと安心感を得ている人もいるのではないかと思います。

私はアートに触れていて、とてもいいなと感じることがあります。

それは「多様性」を大切にする風土があるということです。
お互いの価値観を認め合えること、お互いの存在を尊重しあうこと。

それだけで、一人でも多くの人が生きやすくなるんじゃないかなと思います。




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