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現実直視と現実逃避のsamecoin

広島でコンテストがありまして。
今年新設されたメンズカット部門にエントリーして、
結果としては Double山下浩二賞、VeLO鳥羽直泰賞 を
いただくことができました。

ありがとうございます。

今回のコンテスト出場と受賞の目標にむけて、思うことが二つほどあって。


一つは、2年前。それまで「コンテストなんかサロンワークと関係が~」
とか「あぁいうのはそういう人が出るもの」とか言ってた側の僕が、
声をかけてもらって始めたクリエイティブ撮影をきっかけに

「コンテストも出てみよっかな」ってなった2年前。

スタッフもグイグイ誘って一緒に出よう出ようと。
出たくないなら一緒にやるから。一緒にウィッグカットするから出てみようよ、って


まぁ結果は散々でしたが、自分は「あー、全然ダメだったけどやっぱこうやって経験していかないとなぁ~。次に活かしていこ」って自己満足に浸ってたんですが。改めて思い返して


相談に乗ったりとかはしたけど、誘うだけ誘っておいて
導くことも手を引くこともせずに(できなかったってのもあるけど)
酷く無責任なことをしたことに、終わった後のスタッフのテンションを見て
はじめて気づいて

誘うだけ誘って自分のことばっかりで、
スタッフと向き合っていなかったことを ずっと後悔と反省してて


元々コンテストとか好きじゃない子だったんだけど、あれから「コンテストに出てみようかな」なんて、興味すら見せなくなって

でももし、もし、今後興味をもったときに、今度は自分がちゃんと向き合えるように挑戦し続けようって。その時少しでも導くことができるように、向き合って手を引けるように。って


で、受賞を意識したもう一つ。


中学生の頃からお客さんで担当してた子が、高校の進路で美容師を選んで
その時の言葉はいつまで有効かわからないけど(笑)
「ウチのサロンとスタッフを見て、美容師になろうって思った」って
(まぁ専門卒業後には近隣の別サロンに就職してるんですけどねwww)

で、その子が出場してたんです。メンズカット部門に。


自分の仕事を見て美容師を志した子と、同じ土俵で戦えるってことに
めちゃめちゃテンション上がって、これは絶対負けられない!って笑


受賞したらステージに上がるんですが、

そこに上がって、「志すきっかけになった美容師が頑張ってる姿と結果を見せたい!!」っていう野望が(他店なんでいちいち言葉では語れないので(口下手だしね))沸々とありまして



まぁ思いは強いには越したことはないですね


カラーは前日に変更して、スタイル案は当日の朝に変更して。
相変わらずのブレブレで軸が定まってないスタンスでしたが

奇をてらうのは嫌で 

受け売りの言葉ですが、
『そのままの恰好とヘアでも帰れるし生活できるように』ってのを最優先に


「かっこよかった。モデルは一番かっこよかった」って言ってもらえたけど「でもちょっと弱いかも。それがいいか悪いかは別として」ってそれもやっぱりその通りで


「似合ってたし、いけると思ったけど、それは他に「似合っててパワーのある作品がなかったから」ってだけだから」

これもほんとにその通りだと思うし。今回は運もかなり味方してくれた。


その運を引き寄せることができたり、味方してくれたのは


” 思い ”が強かったから なのかもしれない










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