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前澤友作さんはアートを投資としてみているのか?
現代アートもマスコミによって、大きく取りざたされることもあります。ショッピングサイトZOZOTOWNの創設者である前澤友作氏もその話題の中心の一人です。今回は、現代アートは娯楽なのか、投資なのかということについて書いていこうと思います。
前澤さんのアートに対する投資思考
株式会社ZOZO(スタートトゥデイ)の前社長である前澤友作氏。サザビーズオークションでジャン・ミシェル・バスキアの絵画を123億円の高額で落札したことで世間を賑わせたのも記憶に新しいはず。そして今度は前澤氏が所有するアンディ・ウォーホルやエド・ルシェのアート作品をオークションに出品し、8億8000万円で落札されるなど話題に事欠きません。
前澤氏は、アートが好きという大前提はありますが、それだけではなくオークションにかければ値が上がる絵画を、投資の目的で所有しているともいわれています。
しかし、前澤氏は公益財団法人「現代芸術振興財団」を設立し、展覧会事業を通して人々が現代アートに親しむことのできる環境を作ったり、表彰事業を通して未来へ文化をつなぐアーティストの活躍の機会を増やすことを目的に活動しているのは、あまり知られていません。彼も投資目的だけではなく、現代アートを盛り上げようとしていることを忘れてはいけません。
現代アートにどういった価値を見出すか……。それは個人の感性次第。趣味でアート作品を収集するのも、投資目的でアート作品を収集するのも、やはり個人の自由なのです。
アートは投資目的としては弱い!?
前澤氏のまわりで取引されるアートは、世界的に超有名なアーティストの作品で、しかも世界でも手に入れたいと思う人がたくさんいることで、プレミアといわれる高値が付ついています。しかし、実際のところアートを投資目的で取引するのは、どうなのだろうか。実際に、知人に聞いてみると、
「基本的に誰もが知る世界的アーティストの有名な作品であれば、所有していて自慢になるし、投資目的でもありかとは思います。ただ、実際のところ、アート作品は投資目的としては弱いと、自分は考えています。投資をするなら、もっと効率的に稼ぐことができる“モノやコト”がたくさんありますから。だからこそ、自分は投資目的ではなく、感性を刺激されるアート作品を買い続けるのです」
とのこと。
基本は、アートを投資という目的では見ない方が良さそうです。あくまで、作品を楽しむことを前提とすべきでしょう。これまで、アートで投資なんて考えてこともありませんでした。純粋に感性を刺激してくれる作品を探しているのですが、その道のりは、まだまだ遠いようです。
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