伊庭靖子
数年前に、伊庭靖子の作品を東京都美術館で見た。
光の反射が織りなす、美しい作品に魅せられる
ずっと見入っているうちに、彼女の作り出す多次元的な世界の中で自分の意識も入り込んでいくような眩暈に似た感覚を覚えてしまう
光の反射の写り込み、まるで万華鏡のような世界に小宇宙を感じる
日常の様々なもの達の存在感が独特の世界観を表現する
静物画は、光と陰により、物質の存在感、時間、空間迄を表現する
まさに、対象に対しての鋭い皮膚感覚を感じさせる表現力
独特の感覚に魅せられる展覧会であった
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