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留学に行く話。【vol.1】

アンニョンハセヨ。hrkです。お久しぶりです。
・・・待っている人がいるかわかりませんが。

結論から申し上げますと、わたくしhrk、

2023年秋学期から、韓国で大学院生になります。

ずっと行きたくて、でもお金とコロナでずるずるひっぱっていました。
でもだんだんコロナも開けてきて、お金もまぁまぁ、、、

挑戦した次第です。

今回は、再び留学に行こうと思ったきっかけと、準備について書こうと思います。



1.きっかけ


きっかけというきっかけは正直ありませんでした。
2020年7月から韓国語講師として勤務し始めたわけですが、当初の計画は以下の通り。

  • 大学卒業後は韓国語学院の事務として働き、韓国語に触れつつ学院の運営を知る

  • お金がある程度貯まったら、大学院or韓国語教員養成課程受講

  • 修了後、日本の学院で韓国語を教える

「現状韓国語を教えるほどの実力はないから教えるべきではない」
「しかるべき課程を終えてから教えるべき」
と考えていたので、ゆくゆくは大学院に行きたいとかなり前から思っていました。
※大学院or養成課程で悩んでいたのは金銭問題です。

なのでまずは事務から・・・と思っていたら、「講師」として面接してはどうかという学院側の提案があり、2020年7月から勤務し始めました。

大学院はコロナがどうなるかはわからないけど、一旦2023年入学を目標に、今は韓国語講師としての経験を積んでいこうと決めました。

だんだんコロナも落ち着き、お金も貯まってきて、「よし、今や」と、決心した次第であります。



2.2023年春学期 外国人選考


2022年7月からエントリーが開始だったので、その前から自己紹介書を準備していました。大変ありがたいことに、職場のネイティブ講師が「何かお手伝いできることあったら言ってね~」と言ってくれていたので、自己紹介書の添削はその先生にお願いしていました。

書類を準備して、面接準備もして、どうかな受かるかなとそわそわしていましたが、結果は不合格。

原因は、おそらく(確実に)基礎知識不足と研究内容の浅さ。

やりたい内容はあったものの、まだ先行研究を見きれておらず、なんとなく「ふわっ」としたまま志願してしまいました。

この学期は1校しか受けていなかったので、2023秋学期入学にシフト変更かつ受験校を3校に増やして挑戦することにしました。



3.韓国語教員養成課程

春学期不合格をうけて、やはり基礎知識が足りない、でも韓国に行って勉強するほどの金銭的な余裕はない・・・

ということで、延世大学校で実施していたオンラインでの教員養成課程を受講することにしました。

これは決められた期間内に自分で講義動画を見て勉強し、課題をこなしていくというものだったので、比較的安価で受講できました。

このとき私は3つ仕事を掛け持ちしていたのでなかなかにきつかったですが、仕事終わりや休憩時間、休みの日など使える時間はすべて使い、無事修了しました。

知識が劇的に増えた!!!!というよりは、この領域ではこれを学ぶ、その領域ではそれを学ぶ、といった感じでつかみ、じゃあ自分がやりたい研究内容はこの領域やなぁと把握した感じです。

なにより時間に追われてざーーっと一気見した感じなので、これはもう一度しっかり勉強しなおしやなと思っております。



4.2023年秋学期 外国人選考

そして迎えた2度目の志願。
なにせ3校受験なので、準備する書類、期間がすべて異なり、間違えないように必死でした。
難関国公立・私立は3月ごろから、中堅私立は5月ごろからのエントリー。

そして今回は自分がやりたい研究はもちろん、韓国語学習を始めたきっかけから時系列に整理しなおし、研究内容もこれでもかというほど詳しく書き直しました。

まず1校目、不合格(難関国公立、5月に発表)。
これは正直「ですよねー」という感じでした。
面接で大失敗だったからです。言いたいことも言えず、質問にもろくに答えられず。
面接が終わったその時に、「あ、これ終わったわ」と開き直っていたので、むしろ他校に集中できました。

続いて2校目、不合格(難関私立)。
これはわかりません(笑)
この学校は面接なしの書類一発勝負。
なにがだめだったか全くわかりませんので、そういう縁なんやなぁと思うことにしました。

そして3校目。
2校目の発表の翌日が発表日で、しかも何時に発表かわからないというヒヤヒヤ感。
朝から何度も確認しますが、一向に発表されません。
その日は友達と約束があったので、そっちに集中することにしました(笑)
3時前、確認しとくかーと思ったら「合格者発表」の掲示板。
震える手で確認したところ、無事合格でした。
その時の景色は今も覚えています。一緒に喜んでくれた友達に感謝。



5.書類準備

準備する書類は各大学により異なるので、詳細は最新の募集要項を要チェックです。

日本の大学と大きくことなるのは、「アポスティーユ認証」というもの。
超簡単に言いますと、「国際的に認められた書類ですよ」という証明です。

アポスティーユが必要な書類はだいたいこちら。

  • 戸籍謄本

  • 卒業証明書

  • 成績証明書

アポスティーユを取得できるのは公的書類のみ、つまり私文は認められません。

私の場合は日本の私立大学卒なので、すべての書類が「私文」になります。
まずはこれを「公的書類(公証取得)」にする必要があり、その後アポスティーユを取得します。
※国公立大卒の場合は、発行元が国・各自治体なのですでに「公的書類」になるはず。

戸籍謄本は各自治体が発行しているので「公的書類」にはなりますが、英語で発行できない場合は一度翻訳してもらったもの(私文になります)を公的書類にしたうえで、アポスティーユを取得します。

公証は公証役場、アポスティーユは大使館・領事館で取得できます。
北海道(札幌法務局管区内)、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、福岡においては公証役場で公証・アポスティーユ取得までを一気に完了できる「ワンストップサービス」というものがあります。

私は専門のエージェントに依頼し、翻訳・公証・アポスティーユ取得まですべて代理でしていただきました。
翻訳は大学により異なりますが、「専門機関で翻訳してもらうこと」などの注意書きがある場合もあるので要確認です。

公証・アポスティーユ取得については外務省のHPをご参照ください。
私が依頼したエージェントはこちらです。



6.費用

●2023年春学期
受験費:90,000ウォン
卒業証明書(英文):500円
成績証明書(英文):500円
戸籍謄本:450円
翻訳・公証・アポスティーユ取得:約43,000円

●2023年秋学期
受験費(3校分):292,000ウォン
卒業証明書(英文)3部:1,500円
成績証明書(英文)3部:1,500円
戸籍謄本3部:1,350円
翻訳・公証・アポスティーユ取得:約100,000円

その他送料もありますが、ざっとこんな感じです。
書類だけで20万円ほどかかりましたが、受かったので良しとします。

高すぎ!!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分でやって間違えて受験資格がなくなる可能性があるならば、私は専門のプロに頼んだほうが安心やなと思うタイプなので依頼しました。



7.2度目の長期留学

先日無事ビザを取得し、寮も決まり、やっと渡航日が決まりました。
もう2週間ほどしかありません。

長期留学は2度目になります。
前回のは交換留学だったので一応正規授業も受講できましたが、目的が韓国語能力向上だったので学部の授業ではなく語学堂の授業だけを聞いていました。

今回は大学院。
この先大変なこともあると思いますが、講師としての経歴を活かし、自分に負けず、流されず、自分は自分らしく、韓国語教育の研究に打ち込もうと思います。

ファイティン!!!

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