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"この瞬間最高"の満場一致が、京セラドームを揺らした。(5/26「i DO ME」ツアーの記録)

Snow Man初の単独ドーム公演が行われた2023年5月26日。ありがたいことに京セラドームにて見届けてきました。

行けるものであれば行きたいと思っていた初日に入れることが決まり、その日が迫るにつれてドキドキとソワソワでいっぱいになっていき、前日にいたっては「お前は明日バックでステージに立つJr.か??」ってくらい、謎の緊張感に包まれていました(Jr.に失礼な)。
どれくらい緊張してたかと言うと、手汗でネイルシールが上手く貼れなくて貼って行くの諦めたレベルです。ほんとにどんだけ?って今思い出すと笑える...けど、色んな感情が入り混じって気が気じゃなかったんだ...

そんな状態で迎えた京セラドーム初日。
会場に入って中を見渡しては「ここが今からSnow Manを見に来た人で埋まるんだ」と思うとその規模の大きさに胸が高鳴ったし、私でさえこんな気持ちなんだから、裏にいる9人は今とてつもないドキドキに包まれてるんだろうなぁと思ったり。始まる前から全てが感慨深かったです。
あの日の京セラドームで何が起きたかは、ありがたいことにTwitterで皆さまがレポを書いてくださっているので、自分があの時感じたことや思ったことを、思い出として書き残そうとかなと思います。

(レポではなく感想文ですが、ネタバレ含みますのでご注意ください)






【OP映像】

オープニング映像が秀逸だったんですが、後のMCでラウちゃん監修だと判明。やはりセンスある~Man天才末っ子様が絡んでいた...!という気持ちです。
9人それぞれがバラバラの役職(というか、お仕事?職業?)という設定だそうで、それ聞いた後に思い出すとなるほどな〜!ってなる内容でした。
メンバーひとりひとりの個性を活かしつつ、ファン側の需要をよ~く理解した映像になっていました。康二くんを詐欺師にしたのGJすぎるし、ピンチになったしょっぴーが指鳴らすと舘様が助けに来るというゆり組を前面に出してきたのも最高。そんなん軽率に沸いてしまうがな。
そして最後に登場したスナイパーラウちゃんの一挙手一投足が素晴らしく、会場が割れんばかりの歓声に包まれました。もし、この映像の登場順も自分の役職も行動もラウちゃんが考えていたとしたら、セルフプロデュース力も高すぎてたまらんのですが...
そもそもこういったオープニングのために撮影した映像というものはドームの特権だと思っているので、もはやこの映像の存在自体が「本当にSnow Manのドーム公演が始まるんだ」ということを実感させてくれました。
9人それぞれのシーンが終わると、9人が集まり、エレベーターに乗って降りてくるシーンに。120階くらいから猛スピードで降下するエレベーターの数字がカウントダウンの代わりに。(後で調べたところ、おそらくデビュー日に絡めての122階スタートだったそうな)
このカウントダウン系のオープニングは個人的に大好きなので、とてもテンション上がりました。くるぞくるぞー!感が最高なんですよね。
周りも同じように盛り上がっていき、ついに1階に到着したSnow Man御一行がメインステージに!
ちなみに客電落ちた瞬間、ペンラの海が超キレイで感激した…!今回のペンラの発色がすごく良かったのと、天井席で全体見渡せたこともあって、9色に染まる会場は圧巻でした。


【D.D.~Grandeur】

1曲目はやはりデビュー曲で、メインステージ上の方から9人で登場!
出てきた瞬間の9人の顔は見逃すまいと思ってましたが、さすがはプロなので泣いたり表情崩したりせず、でも内に熱い想いを秘めてそうな(超憶測)、そんなお顔で9人とも堂々としていたように私には見えました。
ドーム規模になったことで初めてSnow Manのライブに来た方が必然的に増えていたと思いますが、序盤はデビューからのミリオンヒット曲3連弾で、奇をてらわず素直にそのまま「どうも!僕たちがSnow Manです!」というに相応しく、最もわかりやすく盛り上がれる選曲だったなぁと思います。


【Nine Snow Flash】

コロナ禍で声出しライブができず紹介RAPをやる意味が見い出せなかったという彼らが、満を持してドームで最初のC&R曲に選んだのは、待望の紹介RAPでした。
本当はずっとやりたかった紹介RAPを、今回のために阿部ちゃんが新たに書き下ろしてくれたという大事な1曲。
ただこれはSnow Manが歌うだけじゃなく、ライブでファンの声があって初めて完成するものだと思うので、やっと!一緒に騒げる曲がきたぞ!と、ひとつ腕まくりする気分でした。
コロナ禍で声出しライブすら思うようにできなかった彼らにとっても、なかなか声を届けられなかったファンにとっても待望の瞬間でしたから、そりゃもう…死ぬほど声出しました。
覚えてる限りでもだてこじはセリフが吹っ飛ぶという事案が発生してましたが、ちょっとみんなのテンションというか、エネルギー放出量ヤバくて最後まで大丈夫か!?みたいなことを頭の片隅に思ったりしました(笑)それくらいお互いタガが外れてたし、外れてたからこそ超楽しい!と感じたし、煽られたらちゃんと声で返せるライブはやっぱり唯一無二の空間ですね。


【ユニット曲】

Gotcha!!(あべこじ)
あべこじのユニット曲はライブ序盤のユニット曲のトップバッターということもあり、とにかく阿部ちゃんと康二くんが全力でこちらを煽り会場全体を盛り上げようという強い気持ちがひしひしと伝わってきました...!
もともとノリのいい曲だし、ドームを大いに盛り上げたくてこの曲にしたんだろうなぁとは思ってましたが、その姿勢が想像以上に一生懸命ですごーーーく愛おしかったです。
優しさ成分でできているあべこじペアにそんなん煽られたら、もう全力でペンラ振り回してガチャコールして振り付けするしかないやん...!と思って自分なりに全力で応えさせてもらいました。
ラスサビの「君を離さない~🎶」 の部分で、2人でひとつのトロッコ乗ってMV同様に阿部ちゃんが康二くんをギュッてしてたのも、最後ステージを捌けていく時にわちゃわちゃしていたあべこじも世界平和そのものでした...

Vroom Vroom Vroom(いわふかだて)
ライブだと真面目寄りでやるのかなと予想してたので、まさかこの曲で宮舘タイムがきちゃうとは...!予想外のところで曲が止まり、えー!ここなの!?ってなりました。
深澤さんというツッコミのプロを前にすると、舘様ものびのびとボケるし照くんもボケたがるし、最年長はほんと大変そうだった(笑)
MVのように魅せるとこは魅せつつもクスッと笑える要素をいい塩梅で織り混ぜてあり、見ていて楽しいユニット曲でした。
そして曲終わりに舘様が消えて、代わりにすのチルぬいの舘様がいる...という展開でなんとなくぬいグッズの紹介もでき、照くんはなぜブブゼラを持ってるんだ...?と思ったら次曲のDA BOMBに繋がって、そういうことかー!!とキレイに次にパスする流れがお見事だった!

Two(めめなべ)
この日は初ドームだし初っ端から飛ばしまくっていたからか、わりと歌唱の方はみなさん苦戦していたように見受けられたのですが、この時のしょっぴーとめめはさすがはSnow Manの歌唱をリードするお二人だ!と思わされる完成度でした。
メインステージのシンメで立って歌っていたのですが、しょっぴーパートの時、めめがしょっぴーをじっと見つめて微笑んでいたのを見まして。しょっぴーの方が年上だけど、こんなふうに年下のめめが優しい目で見てる時が普段からよくあるんだろうな~って思いました。めめなべの関係性が出てた一瞬って感じで好きでした。
この曲はめめなべが同じ人を想いあっていて、どちらかが片想いorお互い片想い(と思い込んでる?)という内容に聞こえるけど、真相はどうなんでしょう...。現場で聴いてもそれ以上の想像が膨らまなかった…
めめなべはペンラの色が似ていることもあり、会場の色が最も統一性あってそれもまたキレイでした!

Bass Bon(さくラウ)

大袈裟でもなんでもなく、世紀に残る瞬間でした──

ユニット曲で歌ってないのがもうこの曲だけだったので、流れ的にたぶん次はBass Bonだな…と察し、前曲・Two終わるとすぐに会場全体のペンラが自然とピンク&白に。
そしてそれと同時に「……くるぞ(生唾ゴクリ)」という空気感が会場に漂っていて、なんだろうこの感じたことない異様な期待感!?ってゾクゾクしました。みんながBass Bonにかける期待がデカすぎてすでに鳥肌立ってた。
正直、ライブに行くまでこの曲に関しては「MVであれだけの完成度だったからなぁ…」という気持ちでいました。あのアートな世界観のパフォーマンスはMVに勝ることはないだろう、と心のどこかで思ってましたが、今ならそんな自分を力の限りぶん殴りたい。

最初から最後まで、もう全てが圧巻でした。ドームのど真ん中で披露されるBass Bon、ハンパじゃない。ジャニーズの括りを超えるどころの話じゃない。
なんというか、まず佐久間さんとラウールさんが、それぞれ自分×Bass Bonという掛け算の最大値をいかにして引き出すかを熟知しまくってるんですよね(この時ばかりはラウちゃんでなく、ラウールさんなのである)。そこに2人の表現力が合わさると、それはもうアートの極みであるというか。
ドームという広い空間だからこそのBass Bonの魅力が、そこには溢れてました。表現力の鬼才である2人による、究極のアート作品でした。
2人が作り上げる圧倒的な世界観に、45,000人が心も視線も奪われ、息を呑む。曲が終わって少し間があって(すごいものに出くわすと人って一瞬止まるんですね)、あちこちから聞こえてきた「鳥肌ヤバい…」「すごい…」の声も、拍手とため息混じりの歓声も、こんなのジャニーズライブで初めて経験しました。
全身に鳥肌が立つどころか、心の内側までゾワゾワ~っとするような何とも言えない感覚は、ずっと忘れられないと思います。これは鳥肌なんてもんじゃない、初めて知るその先の感情だ…と。
何よりもパリでランウェイを歩いたラウールさんが凄いのは言わずもがな、その隣で堂々と肩を並べて遜色なかった佐久間さんがめちゃくちゃカッコよかった。このパフォーマンスはさくラウにしかできない、と言っても過言では無いと思ってます。



【僕という名のドラマ~ナミダの海を越えて行け】

物思いにふけるような、ちょっぴりアンニュイな表情をした9人の映像があって「僕という名のドラマ」に繋がっていったんですが、なるほどこれまでの各々を振り返っていたのかな、と想像しました。
デビューまでに色々あった彼らがこの曲に込めた想いはそれぞれあると思いますが、その次の曲が「ナミダの海を越えて行け」であったのがとてもエモいなと。
彼らの歩んだ道は真っ直ぐではなかったし遠回りだったかもしれないけど、今ここにいて笑えていることが全てで、"いつの日かが今日の日に"なったんだなぁと、楽しそうにしている彼らを見て噛み締めていました。


【8月の青】

アルバムでダントツで好きなこの曲がトロッコで歌われることまでは想定内でしたが、 まさかサインボールを客席に投げ込むソングであるとは予想外の展開でした。
「今からボール投げるよ~」という声で「ぼ?ボール??それはいにしえのジャニーズライブの定番であったあのサインボールのこと...!?」と思ったら、本当にその通りでたまげました。この文化、まだ生きてたのかよ...!!
昔はサイン色紙やらボールやら投げ込みまくっていたけど、いつしかパッタリとなくなったので、安全面などの観点からダメになっちゃったのかと思ってました。まさか令和になってその文化に出くわすとは。

私にとってサインボールを投げ込むアイドルは昔を彷彿とさせる青春の1ページであり、それを8月の青に乗せるなんて、なんか絶妙にエモいことしてくれんじゃん、、なってしまった(笑)
なぜこのタイミングでサインボールを投げることにしたのかとても気になるとこだけど、

①先輩たちを見て憧れ、ずっとやってみたかった
②王道を引っ提げたツアーなので、ジャニーズコンサートと言えば!のサインボールをやってみることにした(実質盛り上がるし)

くらいしかない脳みそでは想像できない...。
昔からサインボール投げ込むことに反対ではないけど、自分の近くに飛んでくるのは恐怖でしかなくできれば避けたい方なので、天井席から見物できたのはよかった(笑)
あと蛇足すぎるけど、ラスサビでバクステにいた佐久間くんが「この真っ青な風に吹かれてみようぜ」の部分でスタンド席に向かって指さしていたのを双眼鏡で見てしまい、全く当事者じゃないのにドキドキした。あの時指された方はその後息していただろうか、、と心配しています(?)


【slow...~Cry out】

みんなお待ちかねのガシガシ踊るSnow Manが見れるダンスナンバーパート。
ここの曲順が素晴らしかったです。
まずはアルバム屈指のダンス曲「slow...」。Snow Manの確かなダンススキルを生お披露目することで会場の熱をあたためます。
そしてSuper Deeper。てっきりダンスパートの頭に持ってきて、1人ずつ登場していく流れで使われるかな~とか予想してましたが、いい意味で裏切られたというか。
この曲でしきりに出てくる「Let's DANCE」はSnow Manに向けたセリフだと思ってたけど、C&Rしたり会場をとにかく煽りまくるSnowMan見て、そうか!彼らだけでなく、会場にいるファンにも向けた掛け声だったのか!と理解しました。9人から会場全体に向けた「一緒に騒ごうぜ!」というメッセージが伝わってきて、とにかく盛り上がりました。
こうして会場全体のテンションが上がりきったところでParty!Party!Party!か続きます。PPPもJr.時代からの人気曲なので、イントロの瞬間から会場が沸きました。しかも花道横並びでスタートという大好きなフォーメーション!そしてフルサイズお披露目なのも大正解!!

そしてこのパートの極めつけがCry out。
音源化もダンプラも、かなり要望が多かったというトップレベルの支持率誇るこの曲がきた瞬間、今日イチで京セラドームが揺れました。
さらにこの曲に合わせてバンバン爆発するわ炎が上がるわ、とにかく半端じゃない量の特効が仕掛けられていて。
特効って否応なしに客席のテンション上がるけど、たぶんそれがステージに立つSnow Manにも伝わって、さらにSnow Manのパフォーマンスに熱が入り、会場が煽られ、さらに客席がヒートアップする…。
この曲中、その循環がとにかくもの凄かったです。
そんな中でラウちゃんが例のごとくテンション上がりまくって花道に出てこようものなら、それもまた会場のボルテージ爆上がり!!!
曲が進むにつれて会場のボルテージがMAXに達していくのを肌で感じたし、自分も無我夢中でペンラ振り回したし、あの瞬間は会場にいた誰もが先のことなんて忘れて「今、死ぬほど楽しい!」と感じていたと思います。そんな熱量で充満した会場のステージで、炎を背に踊り狂うSnow Manは最高にギラッギラしてました。

月並みな言葉しか出てこないけど、この時の会場のテンションは、ほんっっっとうに凄くて。未だにCry out聞くとあの時の感情や光景や歓声が全部よみがえってきて、なんだか泣きそうになってしまいます。それほどまでにみんなが無我夢中で一体感があり、最高でした。


【挨拶】~【あいことば】

ここまではメンバーみんな楽しそうで感傷に浸ってる素振りがあるわけではなかったですが、個人的には敢えてそんな暇を与えないスピード感があった気がしてまして。
最後の挨拶という少し立ち止まり肩の力を抜いて思いを巡らせる時間と、あいことばという楽曲の特性が相まってか、彼らからほんの少し涙の影が見え隠れしたなという印象です。
あいことばはメインステのセットの階段で3人ずつに分かれて歌っていました(主に双眼鏡で佐久間くん見てたのでその感想にはなります)。
1番の時は、なべいわさく。佐久間くんは照くんにちょっかい出したり、少し涙ぐむしょっぴーに駆け寄って笑いかけたり。本当にメンバーの顔を見ながら歌うのが大好きな人だなって微笑ましかったです。
2番の時は、だてさくこじ。だてさくの1段下で、間に立つ康二くんが2人のこと交互に見上げて笑ってたり、だてさくもそんな康二くんを優しく見つめてたり。ここ、だてさくがお兄ちゃんしてる感じと康二くんの弟感があって、すごく好きでした。
ライブ中も幾度となくメンバーと笑いあったりスキンシップしてるSnow Manを見ましたが、この曲は終始ずっとそんな感じで、本当にステキなグループだな、見ているだけでこっちまで笑顔になっちゃうなぁなんて思ってました。
そんなほっこり気分でいたけど、ラスサビは9人とも客席を向いて歌う形になり、9パラで全員のお顔が映ったんですが、前を向いた佐久間くんが泣いていて。
ずっと見たかった景色が目の前に広がっていて、きっと胸がいっぱいになったんだと思います。心の底からおめでとう!と思ったし、彼の目に映る景色の中に自分がいることも嬉しかったし、すごく"幸せ"を感じた一瞬でした。私はあの時、人生でいちばん純粋な涙を流したかもしれない。
このライブの終着点が「あいことば」という楽曲であったこと、つまり全ては「あいことば」に通じていたことは彼らにとって大きな挑戦であったと思うけど、みんなでサビを踊る時間は、とてもあたたかくて柔らかかったです。
彼らの表情からして、きっと思い描いていた景色が目の前に広がっていたのではないかと思うし、そんな景色をSnow Manに見せてあげられたことが何よりも嬉しかったです。


【8.8映像~Lock on!】

巷ではLock on!の時にメンバーが持ってた花束の行方やら渡し方が話題のようなので、私はこの場面でこの演出を選んだ意図を勝手に推察した内容を書いてみます(笑)

この曲の前に、8.8のデビュー発表時の映像がありました。ちょうどライブに行く直前に、8.8Jr.祭を見てライブの感覚を予習復習していたこともあって、Lock on!が流れた瞬間に「あー、あの時ちびっ子Jr.から受け取った花束を抱えながら歌ってた曲だな」と思いました。
そして登場した9人それぞれの手には小さな花束があり、それを各々移動の最中に客席へ投げ込んでいくという演出でした(阿部ちゃんはどうやら手渡しだったらしい)。

あの8.8の時、本当は全力で「ありがとう」を言いたかっただろうし、なんなら「この花束はここまで連れてきてくれた皆さんにも」みたいな気持ちでいたかもしれない。
だけどあの場には彼らのファンだけでなく、彼ら以外にもデビューを渇望してるJr.がいて、そのJr.たちのファンがいて、とても手放しでそんなこと言える状態ではなかったはず。
今回、i DO MEツアーパンフレットでも8.8についてメンバーにインタビューしているページがありましたが、やはりあの場面は色んな複雑な感情があったんだなと。

だから今回、9人だけで立つ初めてのドームで、あの時言えなかった「ありがとう」を伝えたかったのではないだろうか。本当は渡したかった花束を、誰か一人にはなっちゃうけどファン代表の方に渡すことで、それを表現したかったんじゃないだろうか、と私は思いました。
そして今回の初ドーム、彼らへのおめでとうに対するお返しというか、「みんなもおめでとう」を表現したかったのではないかなと。
この演出があの8.8に繋がってるとしたら、それはとてもエモいことで、感慨深いことなのではないかなと。私はあの場でそんな風にこの演出を受け取りました。
アイドルがいちファンを特別扱いするような演出が受け入れられない方はいて当然だと思いますが、それでもこの演出にした意図とは?を考えて、自分なりに出した結論がこんな感じです。
(あくまの個人の意見です)






【もろもろ記憶を殴り書き】

・開演直前のBGMがスノワに変わって、ボリュームが少し上がる感じはスノラボと同じでした。もしかしてこれから恒例になるのかな?しかしドーム規模で踊るスノワは圧巻!

・Hip bounce!!がセトリ入りしてたのが意外でした。あの曲スノ人気高いのかな?流れ的にReady Go Roundでも良さそうだったのに、最新アルバム曲を差し置いてまでセトリ入りした経緯をちょっと知りたい(笑)

・アンコールラストのブラザービート歌割り入れ替えver.も楽しかった~!ふっかさんが康二くんの喋り方をマネしてて笑いました(笑)しかし結局ブラザービートは2回歌われReady Go Roundはセトリ入りしなかったのなぜ...?(ちょっと根に持つ笑)

・Julietta→クラクラ→JUICYの「美しい女性にメロメロ3部作(勝手に命名)」も曲の親和性が高くてとてもいい流れでした。(しかしJuliettaの時に客席映してたのはもうひと工夫あると良かったかな...)
白いドレスのトルソーを女性に見立てて踊ったり、優しく触れたり囁くように歌ったり。これも個性出るパフォーマンスでしたが、やはりこういう時は宮舘さんの所作が群を抜いてますね...。
(前曲のラストでこっそり登場してたドレスが遠目からだと白いゴミ袋に見えたの本当にごめんなさい)

・ファンターナモーレがセトリ入りしてて個人的にとても嬉しかった!去年スノラボツアーの時にラジオ(素のまんま)で「ライブで歌う曲!」って紹介されてて、やったー!楽しみー!って思っていたのに、いざ蓋を開けてみたら都市ガチャ曲で結局聞けずじまい…という悲しき思いが報われました…!

・君の彼氏になりたい。は君彼シリーズのセリフ祭りでしたが、初っ端に佐久間くんの「チューして」だったの心臓に悪すぎた。あれはもう少し心の準備おくれ…

・POWEEEEERの時、スノマニのIX Guys~みたいに照くんの即興振り付けにみんなが合わせるっていう瞬間があってかわいかった~!

・ドームの中が始まる前からとにかく暑くて半袖着てても最初の3曲ぐらいで汗だくに...。会場暑いな~って思うことってたまにあるけど、だいたい途中から空調効き始めるしそのうち...って思ってたら、MCでしょっぴーから「空調代高いんで我慢してね...」という悲しいお知らせがあり、ま、マジか…となりました(笑)
見てる側すら半袖でも汗だくだったのに、ステージで走ったり踊ったりしてたすのーまんはいくら特殊な訓練受けてると言えども、暑さ的に地獄じゃなかろうか...と思ってました。佐久間さんもMCで「(重ね着しすぎて)着たことない分厚いコート着てる」と言ってましたし...空調、好きなだけ使えるようになったらいいね...!(見てる側のためにもお願いしたい…!笑)




~メンバーそれぞれに感じたこと~

(文章量に偏りあることお許しください)

【照くん】

MCではたくさん話をする方じゃないけど、表情で反応することでトークに参加するタイプであることをカメラさんがよく心得てくださっていて、照くんのお顔がカメラで抜かれる度に会場が\かわいい~!/に包まれていました。実際いつもほっとけないくらい気になる表情をしてた(笑)なお、空調高いから我慢してね~のくだりで、お預けくらった犬みたいな表情してた照くんがめちゃくちゃかわいかった。Mr.岩本、ほんとにギャップの人である...。
そして相変わらず丁寧なファンサで1人ずつ確実に射止めていく照くんがいました。これぞ現場の照くんの魅力...!


【ふっかさん】

ふっかさんはやはりユニット曲が最も輝いて見えました(笑)近ごろボケたがる舘様と普段ボケない照くんという2人がボケまくるので、ふっかさんのツッコミが左右する場面だったと思うのですが、さすがは長くいる2人相手だし、ふっかさんのツッコミスキルも向上しているしで、的確にボケを拾っていく様はお見事でした。
あと、良い意味でMCの時にふっかさんが仕切りを気張ってない感じ(仕切らずとも周りが話し出す感じ)があって、全体的にMC慣れを感じたし、ふっかさんも気持ちが楽になってのびのびしてきてたらいいなって思いました。
それから末っ子のかっこいいところを真似しまくってしっかり会場の笑いとっていく最年長、最高でした!



【ラウちゃん】


──ラウールがランウェイを歩くのではない。ラウールが歩いた場所がランウェイなのだ──

偉人の名言じみたことをいってしまいたくなるくらい、ラウちゃんは本当にすごい。どこを歩いていてもパッと一瞬で華やかになるイメージです。
思い返せば10代のラウちゃんを生で見る最後の機会だったと思いますが、マジでこの末っ子はアーティスティックセンスあるし、MCでキレのある発言するし、末っ子らしくケタケタ笑っていたかと思うとめちゃくちゃオーラ放ちながらとんでもなく踊るし…もう本当にお手上げ状態。20代のこの子は、いったいどんな世界に羽ばたいて行くのだろうか。
現場のラウちゃんはテンション上がると自由に踊っちゃう子だけど、花道に出てくるのがラウちゃんのテンションバロメーター的な感じで、それだけライブをのびのびと楽しくやれている証拠になってたらいいなぁと思います。


【しょっぴー】

滝沢歌舞伎の千穐楽でもしょっぴーが早々に泣き始めたのを見て驚きましたが、今回も「あいことば」の歌唱パートで涙をぐっと堪えてる姿が印象的でした。私が思ってる以上に感性豊かな子なのかなって、最近ちょっと印象が変わった人でもあります。もともと素直になんでも言っちゃうタイプですが、そういう部分も含めてすごく人間味に溢れた子なのかなって。
今回もリフターが上がった時に歌うの忘れて「えっっこれこんなに高かったっけ!!?!?」って叫んでたしょっぴーがほんと可愛くて面白かった(笑)
彼はSnow Manに感じる親しみやすさの大きな部分を、実は担ってるのかもしれないなと。親近感は強みなので、このまましょっぴーの感性は変わらずにいて欲しいなって思いました。
あと最後に風船が会場に降ってきた後、花道に溜まってた風船を蹴り飛ばしまくってたしょっぴーはほんとに5歳児そのもので笑った(笑)


【康二くん】

初っ端から泣いてないだろうか...という老婆心をよそに元気いっぱいの彼でしたが、私の目には「少しでも気を抜いてしまうと泣いてしまいそうだから、その感情が顔を出さないようたくさん叫んで喋って楽しいで頭を満たしてる! 」ようにも見えました。
彼にとっては最も憧れであり、思い出深い場所であろう京セラドーム。Snow Manとしてひと回りもふた回りも大きくなって立てたことで、きっと色んな思いが巡っていたと思います。
自分が選んだ道は正しかったか、なんていうのは自分が証明していくしかないし、そのためには頑張るしかない、ということを彼はよくわかってると思います。その反面、彼は人との距離やあたたかさを大事にする子だから、もしかするとSnow Manの成長スピードとか世間の見る目の変化、色んなものにちょっと怖さを感じてるのかもと思う節がたまにあります。
もちろんみんなと一緒に国民的アイドルは目指すけど、きっと彼にとってはみんなで一緒に笑い合える時間が何よりの幸せでなんだろうなと。
私はそんな康二くんが「僕という名のドラマ」で
"無様でもいい 笑えていたらそれが答えだ"
というパートを歌っているのがすごく好きです。
最後の挨拶でファンに何度も求めた「キャー!」という歓声こそ、康二くんがアイドルを続けていく上で大きな糧になるんだったら、何度だって応えるよ...!!


【阿部ちゃん】

MCでOP映像の話をした時、ゆり組のワードが出たら咄嗟に「最高かよ!」と言っていた阿部ちゃん(さすがは強火ゆり組推し)。
彼はいつだってSnow Manのことが大好きで、他者への愛に溢れた人です。
特にそれを感じたのが今回書き下ろしてくれたメンバー紹介RAPの「Nine Snow Flash」を作る過程のお話です。
長い間一緒に過ごしてきた彼が考えたメンバー紹介なのでそれだけでも十分なのに、メンバーそれぞれに「これでどうかな?」とヒアリングし、全員が満足できるものに仕上げていったというエピソードに表れていたと思います。
本当にSnow Manというグループを心から愛していて、一人ひとりに敬意を持ってお仕事しているんだなぁと感じたし、みんなで作り上げたいというグループ愛の強さが見えました。
みんなも阿部ちゃんのそんな姿を見てたから、雑誌等でしきりこの曲の話をしたり製作の裏話を私たちに教えてくれたり、そうやってこの曲をみんなで愛することで、阿部ちゃんがくれた愛に応えようとしていたんだろうなぁと。
そんな阿部ちゃんがドームという広い会場で声を枯らすほど叫んで愛を伝えてくれて、それに応えるように揺れるペンライトの海を見渡して笑顔になる空間、とても素敵でした。


【目黒さん】

個人的にひとつ、目黒さんの言動でハッとしたことがありました。
Party!Party!Party!の2番のあべめめ掛け合いのところの最後「逃がさないよ」のパートで、私の記憶にあるここの目黒さんってちょっと笑ってたんですよね。意味深な笑いにも見てとれますが、照れ隠し気味に見て取れることもあって。
それが今回は「え?逃がさないけど?」的なお顔していて笑ってなかったんです。逃がさない男の顔してた。数々の演技の現場をこなしてきた目黒さんが、表情の作り方を変えてきてた...!
近ごろはパフォーマンスも以前よりグッと魅力的になったなと感じていて、これは彼が努力して経験を積んだことで得られた"自信"からきてるのかも、と思ってます。
目黒さんみたいな男に自信と経験が備わったら、そりゃあ女子はぶっ倒れます。この男、いったいどこまで化けるだろうか...と、この先の進化ぶりがとっても楽しみになりました。


【舘様】

スノラボの時も言った気がするけど、ほんとになんでこの人こんなに面白くなってんだろう!と毎回思わされて、もはや悔しい(笑)
自然とだてのボケや間を待ち望んでる自分がいるんですよね。だって期待を裏切らない面白い結末が待っているから…!
しかもワードチョイスが格段と上手くなってる気がします。絶妙なタイミングで入ってくるのも上手。だて、一体どこでそんな技を...(ラヴィットすごい)
MCでも大活躍で、みんなも宮舘さんの存在にはかなり救われてるんじゃないかなと思いました。ラウちゃんなんかはだてに話振るの超楽しそうで(笑)
かと思えばjulietta~クラクラの流れでは美しい所作で翻弄するし、JUICYで華麗な足上げするし…面白貴族かと思えばやるときゃやる。恐るべし、宮舘涼太。


【佐久間さん】

「推しのこんな姿が見れたらいいな」と考えることはよくあるけど、「Bass Bon」というこちら側の想像を超えるようなパフォーマンスで度肝を抜いた佐久間くん。私は佐久間大介のことをまだまだ見くびっていたのかもしれない...と大反省したライブでした。惚れ直した...
振り幅がとんでもないし、絶対に手を抜かない、やると決めたらとことんハイクオリティを求める姿勢、そして実力が伴ってるとこまで含め、本当にかっこいい人です。
メンバーのテンションの上げ方もよくわかってる人なので、Snow Manを楽しくさせる役割も担ってる気がするし、ライブ中の佐久間くんの功績はすごくでかいと思ってるんだけど、これは贔屓目でしょうか...(笑)
みてみて、私の推し凄くない!?って大声で言って回りたい気分にさせられちゃうし、好きでいるだけなのに、こんなに誇らしい気持ちにさせてくれてありがとうと言いたい。私の中では君こそが圧倒的ナンバーワンのアイドルです。
これからも佐久間くんの色んな姿を見てみたいので、張り切って推させていただきます。
(高性能双眼鏡の効果抜群で、終始佐久間大介マルチアングルを堪能できて幸せでした…)


   




~まとめ~

まずは改めてSnow Manの皆さん、初の単独ドーム公演おめでとうございます。
憧れ続けて恋焦がれて、ひとつの「夢」として掲げていたドーム会場でのライブ。9人ともとびっきりいい顔してました。
もしかしたら長い道のりの中で、その夢を抱くべきではないのかもしれないと思ったこともあったかもしれませんが、Snow Manが諦めないでいてくれたからこそ辿り着けた夢の場所。そしてそんなSnow Manをずっと見守り、支えてくださった方々には本当に頭が上がりません。
長年のファンの方しかり、タッキーしかり。
そして彼らはよく「ここまで来れたのはみんなのおかげ」だと言うけれど、何より私たちの心を動かしたのは紛れもなくSnow Manが持つ魅力であって、その魅力は君たちの努力の結晶だから胸張って自分を褒めてあげてね、と言いたいです。


ここからはドーム公演の率直な感想です。
去年スノラボというライブに感動しすぎて「この子たちの技量・熱量はこんな狭いとこじゃもったいない。早くドームでさせてあげたい!」と強く思いました。
しかしアリーナ会場でのライブが楽しかったからと言って、ドーム会場のライブも楽しいとは限りません。そこがこのジャニーズライブの難しいところだと思ってます。
だから今回は楽しみにしつつも、その点に関しては初のドームだからなぁと、少しだけハードルを下げていたんですけど、そんな心配は前半終わった頃にはどこかへぶっ飛んでいました。

もう、びっっっっくりするほど楽しかった。

スタンド上段後ろから2列目の天井席だったのに、そんなところまで彼らの気持ちも熱量も、全部ちゃんと伝わってきました。
彼らはきっと、本気が伝わることも、逆に本気じゃないのが伝わることも、身をもってよーくわかっているんじゃないかと。長年やってきた滝沢歌舞伎という舞台や先輩たちの後ろに立った数々のステージで、自分たちなりに考え、学んできたことを総動員して、あの場に立っていたのではないかと感じます。

そして彼らは、ライブを完成させる最後のピースは「会場にいる人たち」であることもよく理解して、大事にしているように見えました。

会場が大きくなればなるほど「ファンが楽しめるライブ作り」はもちろん、「ファンじゃない人をどれだけ巻き込めるライブを作れるか」が大事で、そこが難しいところでもあると思っています。
自分たちのパフォーマンスが100%でも、どれだけ完璧なステージにしようとも、その場にいる人にどれだけ届いていて、楽しめているかどうか。


ここで思い出されるのがそれスノダンス対決の時に、パフォーマンス前の円陣で照くんが言っていた「みんなが"この瞬間最高"って思うことが大事」という言葉です。
一貫して、この考えが根底にあった気がします。
縁あってこの場に居合わせた全員が、この瞬間最高って思えるかどうか。
だから彼らはパフォーマンスを魅せるだけでなく、しきりに一緒に楽しもう!と客席を煽ってくれたんだと思ってます。
そうして彼らも私たちの声を力に変えているのが目に見えてわかるから、私たちがライブというパズルの大きなピースになっているんだと大いに実感できました。
物理的な距離があっても、心の距離を最大限に近付けようとしてくれるライブほど楽しいものはないので、今回のドーム公演ではそれが多くの場面で感じられたのが素晴らしかったと個人的に考えています。

ジャニーズライブの醍醐味を詰め込み、それをSnow Man色に染めたような、まさに"ジャニーズのSnow Man"だからこそ作れたようなステージでした。初ドームの仕上がりとしては、正直驚いています。
今回は時間がない中で作り上げたアルバムとライブだったということなので、もっと時間をかけてじっくり作ったドーム規模のライブがどうなるのか。それを考えただけでもワクワクします。ぜひ、いつか見てみたい…!



本当に素晴らしいステージを届けていただき、Snow Manそしてスタッフの皆さん、ありがとうございました。
「あいことば」のMVのラストのように、いつだって楽しそうな9人の輪の中に私たちも入れてくれようとする、その姿勢がとても嬉しいし、それを大いに感じた3時間でした。
間違いなくあの場にいた45,000人と9人が、"今この瞬間最高"と感じ、熱狂した感覚は忘れられません。

ツアーが進むにつれて、この熱がどんどん広がって行くと思うと本当に楽しみ。
どうか最後まで9人で完走できますように!


今回限りのうちわ、天井席だったのでここで供養させてください…!



えぬ。

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