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またいつか一緒に。

2017年以来、ヴィアティン三重を支え、共に創ってきてくれた野垣昂大アシスタントディレクターと茶屋道康輔アシスタントディレクターがチームを離れることになりました。

2人とも2022年の引退後も家庭も仕事もある中で私が無理を言ってフロントに残ってもらっていましたが、仕事での責任も増える中、両立どころか3つを鼎立させる事は負担が大きすぎることもたり、ともに相談した結果この決断となりました。

2人にも話しましたが、完全に私のエゴで残ってもらっており彼らには無理をさせました。
2022年、私たちはS1ライセンスの取得に動いておりこのライセンスを取りV1を狙いに行くシーズン、何とか力を貸して欲しい。
そう思い、野垣くん、茶屋道くん、そして米村くんの3人に無理を言い今度はフロントで。と関わってもらいました。

3年が過ぎていく中、3人への負担から私から何かをお願いしたり、動いてもらったりを依頼する事も減っていき、特に部活の顧問をしている野垣くん、茶屋道くんには余計に気を使わせないように、時折相談するくらい。という形になっていきました。

でも僕はそれだけでも良かったんだよな。
なんか細い糸であっても籍を置いてくれてば相談はできる。たまには顔見せてくれる。
それだけでも僕にとって、大事な関係だったんです。

僕のエゴだったと前述しましたが、まさにこの部分で、僕は彼らがヴィアティン三重から籍を抜くことがたまらなく嫌で、たまらなく寂しくて。だから来シーズンどうする?とは聞かないようにしてきたのが本音なんです。

でも、四日市大会で茶屋道くんと。その後、野垣くんと話をする中で、僕はそれで良くても、彼らは籍を置いている以上、何かをしないと。何か役に立たないと。と焦ってくれていることを感じた。

あぁ、そろそろ僕も子離れならぬ、選手離れしないといかんな。彼らももう新卒の若者では無く、立派な社会人になったんだ。
僕が縛ったらいかん。そろそろ区切りをつけなくては。

そして今日の発表となったわけです。

あえて、ここからは親しみを込めて呼び捨てにさせてもらいます。

野垣はヴィアティン三重としての歴は僕より先輩。初めてグループLINEに入った時に、最初に触れてきたのが中村と野垣でした。
今度から広報と営業をしてくれる椎葉さんです。そう紹介されて加入した、僕は彼らにとっては異様な存在だったことでしょう。

そして、初めてのホームゲーム鈴鹿大会を目前にチームに合流してきたのが茶屋道でした。
ですから茶屋道よりは僕がちょっと先輩。

チャレンジリーグⅡで戦い、準加盟クラブから正加盟となり2018-19をV3リーグで。
翌2019-20シーズンからは現在も所属するV2リーグで共に戦ってきました。

野垣がYouTubeを企画して、僕がチェックするという関係から自然とやり取りする事が増えていき、選手とフロントという関係から、人としての関係になっていったのだと思います。

茶屋道も本当に大人な社会人になったなぁとしみじみ思います。大学出たての頃は若かった。そして色んな話をしたなぁと改めて思い返します。

当時、出来たばかりのヴィアティン三重をまさに全員が全員のできる分野で育ててきた。今のヴィアティン三重があるのは彼らも含めた当時の選手・スタッフみんなの血と汗と時間と労力の賜物です。
改めて、未だ現役でプレーしてくれている落合は脅威的だと思う。
当時のキャプテンの田中は今は、かつての私のポジションとしてチームディレクターを。
チームスタッフでは柿市マネージャーがヴィアティン三重の整然としたベンチを守り、谷岡トレーナーが選手たちの身体を守ってくれています。

米村とも何度も話をして、彼も看護師として忙しい中なんとか時間を作ってホームゲームやイベントに来てくれていて、今年も残ってくれることになりました。米村、本当にありがとうな!
こうして、チームに残ってくれている色んな支えのお陰でチームは成り立っています。みんなに本当に感謝しかない。


そして、ここまで負担をかけ続けてきた野垣、茶屋道。本当に、本当に、ありがとう。

フロントから2人が離れるのは、もの凄いさみしいですが、2人がヴィアティンがきっかけで三重に来て、今この三重県で若い子どもたちを指導者としてバレーボールに関わってくれている事はとても嬉しく思います。

いつか、君らが育てたチームを応援にいくよ。
だから、たまにはまたヴィアティンの試合も観に来てくれ。この記事のサムネイル画像は実は僕が手作りしました。デザインセンスないからマジ大変やったわ。それでもまぁ2人のこれまでの貢献への感謝の気持ちだけでもね、伝わってくれるといいな。

いつか落ち着いたらまた一緒にひとつの目標を終えたら嬉しい。
7年に渡るチームへの尽力に心から感謝します。
ありがとうございました!そしてこれからも、バレーボールを楽しんでくれる事を願います。

またいつか、一緒に。