シャドーボクシング


シャドーボクシング、以下シャドーは、練習の最初と最後に組み入れています。
シャドーのポイントは、
・仮想の相手と戦うイメージで行う
・全力のスピードで行う
・キレを出す
・リング中央のペース争いをメインに行い、自分がペースを握れるようにイニシアチブを握る
・コンビネーションによって、相手にダメージを与えるイメージで行う
・1Rの中で最低3回位は、山場を作りそのラウンドのポイントを必ずとっている内容にする

また、練習の最後のシャドーでは、その日に取り入れた打撃・ディフェンスを組み込んで、いつ・どんな場面で出せるかをイメージして行います。
一般的にプレイヤーは、フィニッシュ部分のシャドーばかりするようになります。
フィニッシュも大切ですが、そういう状況になれば自然とフィニッシュに向かっていくので、そこではなく、その前段階のリング中央のペース争いに時間をかけてシャドーをするべきだと思います。
「基本は大切」のところでディフェンスは、じゃんけんと同じ要領であると書きました。
ディフェンスは対処であり、ペース争いは対処ではなく初めから自分のペースにしむけなくてはなりません。
相手のペースではなく自分のペースに、ここが肝心なのです。
仮に自分のペースに実際ならなかった場合、そこから自分のペースにチェンジさせる必要があります。

・何かの攻撃を起点としてチェンジさせるのか
・ディフェンスをして攻撃を返すことでチェンジさせるのか
・相手の攻撃を外して攻撃を返すことでチェンジさせるのか
・距離をとって距離に入ってくるところを潰すことでチェンジさせるのか
・膠着状態をサイドからの攻撃で切り崩すことでチェンジさせるのか

このようにシャドーボクシングは、試合を想定して自分が有利な状況、五分五分の状況、不利な状況と頭の中もフル回転で行うことが必要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?