日本初のヒーロー

皆さんご存じの源義経といえば、
日本初のヒーローと言われているらしいのですが、
ご存じでしたでしょうか?
突如、京に彗星の如く現われ、
平家との戦いに勝利し、
一躍時の人となったわけですが、
義経といえば、一ノ谷の戦い・屋島の戦い・壇ノ浦の戦いの3つの合戦が特に有名です。
この3つの合戦のうち最初の2つは奇襲での勝利でした。
詳細につきましては、専門書等に委ねますが、
義経は戦いの天才だと思います。
私が考える義経の優れている特徴は、4点あります。

1. 迅速こそ勝利
速さこそ義経の行動原理であり、
格闘技で言ったら、ハンドスピード・ボディワーク・ステップ
といった一つ一つの動作の速さと、
速攻、奇襲といった時間をかけない相手の想定外の攻撃を得意とした。

2. 戦法を用いた
その時代の戦い方は、組織だって戦うことをせず、
個々が思うがままに戦い勢いだけで押し進むだけであったが、
組織だって戦う戦法を初めて使った。

3. 他人の意見を聞かず、己の直観のみを信じ、それを組織の意思とした
それが組織の中で浮く原因になっていったのですが、
トップダウン型の意思決定により決定・行動が早く、
戦いに関しては正しい判断ができていた。

4. それまでの常識から外れた発想を考えて実行した
例えば、その時代では、馬を一騎打ちの道具として活用していたが、
馬による長距離移動での機動力といった新しい発想を取り入れた。

私が思う義経の凄いところは、「感性」と「感覚」だと思います。
同じような意味でとらえがちですが、意味合いはそれぞれ違い、

「感性」とは、物事を心を主体として感じ取る働き
「感覚」とは、五感や体などによってとらえた外部の刺激によって起こる意識

といことは、情報をインプットする時点で、
他人には見えていないものが義経には見えていて、
こうすればというものが明確にイメージでき、
そうせずにはいられなかったのだと思います。
格闘技のトレーナーにも、
優れた「感性」と「感覚」は必要不可欠だと思います。

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