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2024/02/08 姫路11R 兵庫ウインターカップ

僕は、
使えない
という言葉に敏感だ。

世の中に使えないものなどない
と思っている。

使えないと思うのは、
使えないと思い込んでいるから。

世の中のありとあらゆるものは、
何か意味があって、
この世に存在している。
そう思っている。

もちろん「人」もだ。

「どいつもこいつも使えない」
みたいなことを言う人がいる。

ビジネスの場で、
重い役職についている人が
言葉にすることを耳にすることがある。

こういうことを言う人は嫌いだ。

そして思う。
あんたがその人を上手に使えていないだけだ」と。

どんなものにも、
どんな人にも、
必ずどこかに活躍の場があるように、
競走馬にも、必ずどこかに活躍の場がある。

どの馬も、だ。

世の中で認知されている多くの名馬。
たとえば、アーモンドアイだったり、
イクイノックスだったり。
彼ら彼女らは、その能力を引き出してくれる、
生産者であったり、
調教師であったり、
厩務員だったり、
騎手だったりがいたから、
名馬になりえたのだ。

どんなに優秀な競走馬でも、
人に恵まれなければ、
その能力を発揮する場に恵まれないことだってある。

だから、競走馬にとって、
人は重要だ。

人に恵まれなかった競走馬が、
いい成績を残せなかったとしても、
それをもって、
この馬はだめだ、
という烙印を押してしまうことは、
僕は許しがたい。

単に運に恵まれなかっただけだ。

なんでこんな話をしているのかというと、
これから予想しようとしている、
兵庫ウインターカップの
出走メンバーを見て、
ある感想を抱いたからだ。

このレース、かつて違う場所で活躍した馬が、
たくさん出走している。

たとえば、
⑤テイエムサウスダン
なんかは非常にわかりやすい。
普段、中央競馬しかやらない人はおなじみの馬だろう。
重賞5勝、フェブラリーステークス2着の実績を誇る。

⑪ベストマッチョも元・中央OP馬。
南関移籍後、重賞2着も複数回。

⑦エイシンヌプリも、
2021年エーデルワイス賞3着。

⑨インペリシャブルも、地方重賞4勝。

②リーチも2歳時に門別で地方重賞勝ち。
門別三冠のレースでは、
ラッキードリームの2着・2着・3着。
佐賀に移籍して、前走の重賞・ゴールドスプリントは1着だった。

みんな華々しい活躍をしてきた馬たち。
歳は重ねて、かつての活躍は望めなくても、
活躍の場を求めて、姫路の重賞に出走する。

いいことじゃないだろうか。

こういうところに、
地方競馬の良さ、
懐の深さ
を感じずにはいられない。

・・・と、感傷に浸っている場合ではない。

予想である。

ここは11歳馬だが、
⑪ベストマッチョ
を推したい。

常に1400m前後で安定した成績。
しかも決して弱い相手ではなく、強い相手でも崩れない。

その理由は先行力だろう。
どんな競馬場でも安定して先行できるのがこの馬の強み。

やや間隔はあいたが、
これまでの実績を見ても、
久々でも力が出せるタイプ。

鞍上は吉原寛人騎手
騎乗実績は1-0-1-0。
鬼に金棒だ。

馬券は、⑪を軸に、
佐賀移籍で復活の兆しの②リーチ。
地元勢から実績上位の⑩タイガーインディ。
大きく崩れないだろう③パールプレミア。

注目の⑤テイエムサウスダンは、
ミスターほとんどパーフェクト・山口勲騎手と、
手は合いそうだと思う。

ただ、姫路コースがどうか。

ここはケン。
まずはお手並み拝見といったところだ。

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