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騎手と地方競馬〜優駿スプリント予想〜
先日、競馬好きの会社の後輩と他愛もなく競馬の話をしていた。
彼はもっぱら中央競馬なのだが、あまりにも僕が地方競馬を推すので、先日門別競馬を観たという。
彼曰く、「走っている馬や騎手を知らないから難しい」
まあ、そういうところはあるだろう。
だから僕はこう言った。
「地方競馬は騎手に注目して楽しむといい」
前にどこかで、馬7:人3の法則は、地方だと人の割合が高くなる、ということに触れた。
地方競馬を予想をする上で騎手ファクターは大きいと僕は思ってる。
だからこそ馬よりも騎手を知って、騎手を予想軸の中心に据えると、地方競馬はますます面白くなると思っている。
それから、その後輩にはこう言った。
「地方競馬は原則騎手服を着る。だから、どの位置にどの騎手がいるかわかりやすい」
まあ、どの騎手がどの騎手服かを覚えないといけないのだが、有名な騎手の騎手服なんて、すぐ覚える。
正確に覚えてなくても、なんとなく緑と青の騎手服なら森泰斗だな、とか、黄色地に赤のタスキなら笹川翼だな、とか、白地に赤のギザギザなら山口勲だな、とか、なんとなくでいいのだ。
お金を賭けてなくても、ぼんやりとどの騎手がどんな騎乗をしているかを眺めるだけでも地方競馬は楽しい。
まあ、そんな騎手に注目した地方競馬の楽しみ方を提案した矢先に、一番騎手に注目して楽しめる騎手、と言っても過言ではない的場文男御大の不祥事ニュース。
【地方競馬】
— netkeiba (@netkeiba) July 9, 2024
大井の的場文男騎手は7月12日まで「競馬開催期間外の不適切な行為」により騎乗変更。
詳細は現在調査中、正式な調査結果・処分内容は分かり次第の発表ですが、騎手間でトラブルがあったとの報。https://t.co/TA9rY8zwvt
内容はわからないけど、たぶん暴力沙汰だろうな。
せっかく復帰したばかりなのに残念でならない。
ただ、話は逸れるが、TCKがこの件を最初、疾病による騎乗変更で誤魔化そうとしたのはよろしくない。
日頃から公正競馬を謳っているなら、情報公開は正確かつ正直にやらないと、何か隠しているのではないかという不信感しか持たれない。
まあ、そういうダークさ、というか、洗練されていない感じも、地方競馬の魅力の一つなのかもしれない。
某競馬場なんて、不正があるかもしれない、不正があるならどういう不正があるか、というところまで予想ファクターに入れて予想するのが、ある意味の楽しさだろうから。
まあ、騎手がダイブするようなところまで予想はできないが。
さて、話を戻そう。
地方競馬の予想をする上で騎手ファクターが大きいという点を踏まえると、デビュー以来一貫して乗っていて、なおかつ連戦連勝だった馬に、違う騎手が乗ったらどうなるか、という点を検討しないといけない。
ごくごく普通に考えるなら、プラス要素ではない。
よっぽど、デビューまもない騎手がずっと乗ってて、初重賞挑戦だから、トップジョッキーに乗り替わってもらおう、というようなケースでもない限り、結果を出している騎手を替えるのはリスクだ、
もっとも、新人騎手からトップジョッキーへの乗り替わりだとしても、結果が出るという保証はない。
乗り替わりというのは、長く乗ってた騎手が結果を出せなくて、その騎手より成績上位の騎手に乗り替わった時に初めて意味をなすと思う。
ただ、乗り替わりの要因というものも、いろいろある。
前回騎乗した騎手が、今回も乗れる状態なのに乗らない、というのは陣営が意図した乗り替わりだ。
一方、前回騎乗した騎手が、ケガやその他の理由で乗れない、というのなら、これは不可抗力の乗り替わりだ。
乗り替わりはリスク、という前提に立ちつつ、何故乗り替わりなのか、という点にもよくよくスポットライトを当てないといけない。
さて、前置きがだいぶ長くなった。
優駿スプリントの予想である。
◎はギガースとする。
この馬、経験値が違う。
すでに重賞を3勝。
3歳のこの時期に、南関で重賞3勝は誇れる。
加えてこれまでの敗因も明確。
距離が長かった雲取賞。
遠征かつ中央馬相手の兵庫チャンピオンシップ。
それ以外はデビュー2戦目で取りこぼしたくらいで、全て勝っている。
そして一貫して森泰斗騎手が乗っている点は大きなアドバンテージ。
大外ならむしろ走りやすくポジションも取りやすいだろう。
鉄板の◎だ。
◯はカヌレフレイバー
デビューから大井1200mを使われてきて、破竹の4連勝。
勝ちタイムもいい。
おそらくこのレースが陣営として一番獲りたいレースなんだと思うが、デビューからずっと手綱を取ってきた和田譲治騎手が乗り替わり。
まあ、この乗り替わりの理由もフミヲ御大と同じ不祥事。
大井の #和田譲治 騎手が騎乗停止、業務エリアに携帯電話持ち込み目覚まし代わりに使用 #keiba #競馬 #大井競馬 #船橋競馬https://t.co/kPGQQzKfLp
— 【極ウマ】日刊スポーツ競馬公式 (@goku_uma) June 30, 2024
まあ、騎手に倫理観を求めすぎるのもどうかとは思うものの、騎手会長だからなぁ。
それはさておき、カヌレフレイバーに今回騎乗するのは西啓太騎手。
あまりメジャーな騎手でないかもしれないが、個人的にはデビュー以来ずっと注目している騎手で、短距離レースは特に上手い。
馬との相性の面でどうか、というところはあるものの、西騎手ならリスクはそこまで大きくないだろう。
▲はザイデルバスト
門別の短距離で結果を残して南関に転入。
転入初戦は1500m戦で5着も、そこから1200m戦に切り替えて1着、1着、3着。
前走はギガースに離されたが、鋭い末脚を見せた。
ハイペース必至の中、前が崩れるとこの馬が台頭。
転入後は一貫して御神本騎手が手綱を取っているのも頼もしい。
大井の騎手の不祥事連鎖で、元祖・騎手トラブル不祥事のデパートである鞍上が何かをやらかさなければいいが…。
馬券はこの3頭でいいだろう。
◎から◯▲へ。
◯と▲には差がありそうだから、◎と◯の馬複、◎と▲のワイドという組み合わせで、点数を絞って臨みたい。
そういえば、ミスターほとんどパーフェクトさんは、飲酒運転やらかしときながら、いつのまにか出てきて、いつも通り勝ってるなぁ。
なんだかなぁ。
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