見出し画像

負けに不思議の負けなし【2024/02/15 姫路11R 白鷺賞】

仕事柄、採用面接をよくする。
だいたい月に10名くらい。

当たり前だが、いろんな人がいる。
中途採用がほとんどだから、
いろんな職歴がある。

名だたる大企業に長く勤めた人。
短いスパンで転々とする人。
会社を経営していた人。
水商売から学校の先生なんかもいる。

もちろん転職の理由も様々。

割と多いのは親の介護。

本当のことを話してるかはわからない。

だけど、介護と聞くと、
転職も仕方なかったんだなあ、
と思わざるを得ない。

先日は40手前で、
職歴なし、
という人も来た。

話すと普通の人。
なぜ仕事をしていなかったのか、
と聞くと、やっぱり介護。

他にも話の整合性が取れないところがあって、
採用には至らなかったが、
いろんな人がいるなぁ、
と改めて思った。

競走馬も同じだ。

競走馬の場合は、戦歴。
一頭として同じ戦歴はない。
百頭いれば、百頭の戦歴がある。

だいたいの傾向はある。

馬によって得意不得意があるから、
芝のレースばかり使われたり、
ダートばかり使われたり。

あるいは短距離ばかり使われたり、
長距離中心だったり。

どういうレースを使うかは、
人間の判断。

そこが人の職歴と違うところ。

人の職歴は、人間が選べる。

馬の戦歴は、馬自身が選べない。

だから、戦歴を見て、
仮に奮わない内容だったとしても、
本当にその馬にとって、
ベストな戦歴だったのか、
見極める必要がある。

人間の都合で、
適性のないレースを
走らされたりしていないか。

仮にそういうレースがあったとすれば、
そのレースは度外視だ。

そうやって丁寧に、
戦歴を分析する。

これが的中への近道であり、
穴馬発見の基礎だと思う。

白鷺賞。

本命はラッキードリーム

この馬の戦歴はわかりやすい。

負けの理由がいつも明白だった。

まさに、
負けに不思議の負けなし、だ。

ただ、前走の敗戦が不可解だった。

難しいペースだったことは間違いない。

でも、力量的に負ける相手ではなかった。

条件的にも実績のある園田の1870m。

何故負けたのか。

やっぱり理由はあった。

理由は蹄を痛めていたから。

これは仕方ない。

今回は短期放牧も挟んで、
体調は万全とのこと。

ならば本命を打っていい。

相手は久々でもグリードパルフェ
大崩れはしないツムタイザン

固く収まりそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?