いろとりどりのセカイ Re:GENERATION プレイレポート13枚目

本日2023年2月27日の17:22、いろセカやっていきましょう。
13枚目です、最高記録更新です。しかも1枚あたりの文字数が明らかに増えてるので、実質的には15枚目くらいなのかもしれません。

とうとうこの日がやってきました。本稿は加奈√の雑感を書いた後に真紅√へとNew Gameしていきます。出来れば春が来る前に読み終えたい。
私はこの物語があと2FDくらい続くことを知っていますが、それでも物語を終わらせたくはないものです。終わらせたくはないんですが…終わりという名の完成した状態まで読むことが私にとって物語に誠実であるということです。そうやって言える軽いノリくらいは持って読んでいきましょう。

 前回は加奈√を読み終えました。とても長いシナリオでした…本当に。真紅√はこれより長いとしたらどうなっちゃうんですかね。
 それはそれとして、加奈√がどういう物語であったか考えますと、ありきたりな言葉ですがそれは「家族愛の物語」と言えるのでしょう。それも、人生を自分に与えた親という者へ別れを告げる物語でした。

この盃を受けてほしいの、どうかたくさん注がしてちょうだい。
花には嵐がやってくるわ、さよならだけが人生だもの。

 「愛」とは呪詛でもあれば祝福でもあります。私は恋のことも愛のこともなにも知りませんが、それだけは知っています。そして、その「愛」は「盃」に喩えたとしても大筋の意味は変わらないのかもしれません。
 さかずき…転じて酒は、人を酔わせて弱くし「世とはなんぞや、よよよのよ…」と呪いを授けるものかもしれませんし、逆に祝いを与えるものかもしれません。
どちらにせよその「花」に視線を向ける者は、そうやって酒をなみなみと注いで、これから人生を歩まねばならないその者へと捧げるのです。いつかは別れるその日まで。
 「注いで」といえば、これは「ソソいで」と読むのでしょうか、それとも「ツいで」になるのでしょうか?前者なら「雪いで」だったり、後者なら「継いで」だったりするのでしょうか。呪いかな?祝いかな?カナカナカナ…

 そういう感じでさよならだけだと誰かは言いましたが、加奈√という"人生の一部"に映されたのは少なくともそれだけではありません。そこにあったのは別離とは似て非なるもの…様々な恐怖や不安へ「立ち向かう」物語も在ったと私には見えました。
 人を愛そうとすること、遅かれ早かれ死はやってくること、人から愛を受けられなくなること、生き続けねばならないことなど、人生にはたくさんの恐怖や不安が満ちています。
 そういった辛く苦しいものへの心構えについて、あるゲームのあるキャラクターの台詞を引用させて頂きます。

「人は・・・・人の間にある限り、ただ無力なだけの存在じゃない!」

『英雄伝説 空の軌跡SC』より

 世を捨て儚み孤独を選び取る…それも良いかもしれませんが、人は人間であろうとする限り強く在れます。その意志を胸に生きていくことで、人生はきっと、忘れられない旅になる…と、読んだ本に描いてました。

 余談ですが、不安と言えばマリッジブルーやマタニティブルーというものは加奈√では扱われませんでしたね。私にとっても情報上でしか知り得ない未知の概念ですが、愛に関わる不安の一つだよなあとは思います。

※ある盲人の語り草や、ある猫の一生に関してはノーコメントを貫きます。


・これくらいにしておこう!これだけでもう1500文字まで来てるんですからやってらんないですね。まあ今回は雑感の元となる物語が長かったですから、それ相応に長くなるものということでひとつ
・そういうわけでNew Game. 始まるのは藍と真紅の物語か、それとも愛と辛苦の物語なのか(現在時刻19:06)


その音楽が見えた瞬間に涙が溢れてきた
辛くも苦しくもないのに自然に

→…漆原雪人ォォォ!!!!!(やつあたり)

・…真紅?
→夢であってくれ…
・卒業した後か?おそらく各√の各人の問題が解決した世界?それとも記憶が飛んでる?
→澪はちゃんと今もいる(弁当を作ってくれる関係にある)のか
→……。
→つかこの演出の為に各部屋の無人差分を用意したのほんまほんま
・…いや、いやいやいやまさか。一瞬だけ脳裏によぎったけどあまりにも突拍子が無い。さよならを教えてほしいわけがない
・鈴さんに意識が向いていない?部屋は埋まっているという認識は出来ているはず。201から202を飛ばして203に行く道理は無い
・鈴さんに言及した…分からん、思考が結ぶとこまで行かん
・今更、今更かあ…。鈴さんがあの朝日のような「魔法使い」と同じ位置にあると、そう信じさせてくれるのか?この数分で自分で自分を信じられなくなってきている。おのれおのれ
→同じこと言うなばか悠馬!!
・昨日さ、加奈√で加奈自身が間近に迫った己が死について恐怖していたとこでさ、俺忘我の話したじゃんさ?そんでのこれかよ…なんでなんで
→これも今更だけど『いろとりどりのセカイ』という作品が最終的にどこを問題にするかって言ったら、幼少期悠馬の忘我に対する頓着の無さと現在時制悠馬が「忘れられない思い出」を得たこと考えたら確かにこうなり得るよな…なんで今までそれへ考えが至らなかったんだ俺は
・『いろとりどりのセカイ』が作中に存在する?いつもなら直感がYesかNoかわからないかの3択を示してくれるのに何も言わない
・加奈→澪→鏡→つかさか。…え?待って、まさか「各√に分岐した後にその√以前に願いを叶えたヒロイン達は悠馬にしか見えてなかった」わけないよな?流石にそんな、そんなわけ…
→傍証にもなるか分からないけど…この順番ってシナリオが長い順だわ。一般的に登場人物の数に比例して物語は長くなる。それは主人公(PC)ではなくNPC同士の会話も相応に発生するから、その関係性の数や純度の高さに応じで物語に含まれるテキスト量は長くなる
→記憶力が悪くて各√の細部を思い出せない。とりあえず今は読み進めよう


悠馬のアパートは本当にこんな内観をしていたか?
もう覚えていない、分からない

・落ち着いて。今の自分を客観視するんだ、私は私のうちのなにも失っていない。いろセカを読み始めてから続くどうしようもない主観視が、真紅√に入ってから最高潮になっているだけ。私は読書をしているだけ
(20時頃に食事を摂るため離席。20:28より再開)
・私が記憶喪失になったら、大切な思い出のなにもかもを本当に失うことが出来たのなら、その後の新しい私は記憶を取り戻そうとするんだろうか。そんなずっと持っているだけで生きることに苦しみを与え続けるものをようやく手放せたのに、大切なものなんだと探し回るのだろうか



-世界は終わり、ぼくは目覚める-

・「自分自身の問題であると言うのに、思い出そうとする積極性を発揮しようとするつもりがまるでない」
→私にとって、自分について考えるという行為をするのは基本的に外界からのなんらかの刺激があった時だ。このいろセカ読みもそうであるように、読書や人との会話、偶然目に入った情報から内側でなにかを考える。でもそれって自然なことだと思うんだよな
→そういった外からの干渉が無いと、確かに自分から自分について考えることは自発的にはしないかもしれない。現にこうやって書いてあるこの文章だって、2つ上の行で本文中から引っ張ってきた文章を見なければこの場では発生しなかったものだし。でもそれって自然なことだと思うんだよな


→不遜ながらも私がペパーミント・パティであるとするならば、私に私の元から安寧が離れていく恐怖を気付かせるチャーリー・ブラウンとは何者であるのか。それはそれとして「チャーリー・ブラウン」か、あの子の名前は私がつけたんだ。茶色い毛色だからチャーリー…実に安直だ

・「人間、いつだって少し上に挑戦し続けていかないと”生きてる”ってことをついつい忘れがちになってしまうものだから」
→少し前までの私ならきっとそう思えていたはずだったんだが…どうしてだろうな、もう忘れてしまったらしい
・時系列が分からない。誰が誰の本をどうやって読んで『このセカイ』がこれまでの世界と比べてどういう物語なのか分からない。描写的に少なくとも『このセカイ』の前があるのは間違いないんだが
→ちょっと自己肯定感をアゲる話するんですがね。私が例のさくらの物語を読んでる際、どうやったらこんなのが書けるんだと理解に苦しんだあの時系列を、それでも読み進めながらリアタイでバッチリと整理できたの結構自慢に思ってるんです
→それが出来た私なら、きっと『このセカイ』の正体を解析することもめっちゃ頑張れば出来ると思うんですが…やめておきましょう。それをしない方がよいこともあると、他ならぬあの物語から学んだのですから

・ホットケーキ。やっぱ私にはハチミツとバターが乗った甘いものに見えているんだが…はて
・「…ホットケーキはもう飽きちゃったよ」
→解析し過ぎない程度に考えると、今鈴さんに読み聞かされている『このセカイ』が書かれた本は、最果ての古書店から零れた?真紅の本であるはずなんだよな。つまり真紅は既に一度神に連れ去られ、その生涯を終えている。
→しかし『このセカイ』の真紅は鹿野上悠馬という名前を聞くと悲しそうな顔をしたし、悠馬は加奈と澪の二人にどこか覚えがあるみたいなことを書いてたような気がする
→であるならば、この今私が見ている悠馬は『このセカイ』(=真紅の本)を読もうと開いたことで本の中に召喚されたアバターであり、そのアバターである悠馬Xの元となった悠馬がいる世界に加奈や澪や真紅や藍(※仮称)もいる…とかそんなんでどうでしょうか。かなり自信無い
→鈴さんがカンニングした本ってのが真紅の本じゃなけりゃそこそこ遠くない答えになってると思うんだがな
・真紅の言ってることが違う。つまり「このセカイ」の真紅と、私がこれまで読んできた半透明の真紅では嗜好に変化があるということ
→いやなにもつけないんかーーい私もその方が好き(以下略)
・やはり藍は真紅の妹だったか。ようやく確定事項として書けるようになる
・鹿野上悠馬と二階堂藍は半ば婚約者であったと。そして真紅より先に悠馬(と藍)が連れ去られていると
→…さくらの世界を読んだ自分を活用するのなら、さっき私がアバターと呼んだ悠馬Xは全く別の他人でいい…って言いたいんだけどもな。真紅も悠馬Xの姿を見て鹿野上悠馬を連想しなかったのだからそれはそれでいいはずなんだが…悠馬Xに藍の声が聞こえている理由が説明つかない

・――とまあ、ここで一旦、小休止。閑話休題としようか
・続きを読もうか。……もう少しだけ

・白のそれといい、願いの成就?確定?がトリガーとなって連れ去られている節はあると思うんすよね
・私も料理は作る。材料とレシピと器具と時間があれば大抵のものはそれなりの結果になるよう作れると思ってる。それに人へ料理を振る舞うのも好きだ。その人が許してくれるのなら、私はその人の為に食事を作りたい
→でも同時に不安でもある。私は美味しいと思っていても、その人が喜んでくれる味なのかどうかは一切自信が無いから。食事を作ることを認めてくれるということは、大なり小なり私の料理に期待をしてくれているということで、その期待を裏切らないか不安になりながらサーブする
→そうして大抵は美味しいと言ってくれるが、その言葉を私は心からは信用することが出来ない。だから「ありがとう、ただ…もし次の機会があればその時は今回よりもっと美味しく作りたいから、改善点とかあったら是非教えてほしい」と相手の味覚の傾向を調査する。そうやってデータを積み重ねていけばこの不安を払拭できるかもしれないと信じて

・一日で「インスタントの」缶を5缶?何を言っているんだ
・紅い満月。月…特に満月は狂気を象徴したり、オカルティックなパゥワーが満ちたりだとか、そういう逸話を与えられがちよね
・二人とも「この国」以外の常識を承知しているのよな。そもそも最果ての古書店のことを知っているのも少し違和感があるし
・悠馬Xは記憶を留めるために日記をつけている。誰の本であるか、あるいは誰かが成った本というわけでもないのか
・或る年の神無月に、この(推定)風津ヶ浜で選ばれた生贄が逃げたor逃がされたから異変が起きるようになった…とか
・風車は回っていない。誕生日の日に何が起きるのか

(現在時刻22:52、少し早いが今日はもう眠ることにする。健全な思考は云々、あと前回は寝るのが遅かったからそれの反省も込めて)
(本日2023年2月28日の9:00、春が来るまであと15時間。読み終わるかな?)

・あれ?それおかしくね?悠馬が最初に連れられて藍が次に連れていかれて、数年間は生贄を要求してなかったのにある時から暴走が始まって、そこから両親も連れ去られたんじゃなかったか?確か両親と真紅の3人で藍を連れていかれないように研究を進めたけど叶わなかったって話だったはず
→でも今真紅が語った内容は、まるで藍の前に両親が連れていかれたようで、しかも悠馬に対する言及がない。どういうことだ?
→私の記憶違いで、先に両親が連れられていれば問題ないんだけど

・(真紅の諦観をただ聞く)


コレクションは続行しております


→この感覚はちょっと分かるかもしれない。私の場合は睨まれるだとか脅されるだとか、少なくともそういう本自身が意思を持ってこちらを向くような感覚は無いけれど、確かに「本からの視線は存在する」気はしてる
→図書館や書店で本を探す時、私は棚と棚の間を歩き回ってそこにあった背表紙すべてを見る。そうやって本と目線を合わせ続け、なにかしら波長的なサムシングが一致した本を手に取り、表紙と裏のあらすじを見ることで一致したと思った波長に相違が無いか確認を取ってその本を読むことが決まる
→私が普段「背表紙買い」と呼んでいる選び方だけど、別にその波長とやらに「私を読んで~」という意思は感じないから無関係かもしれない

・「……仏教にそこまでの重要性はないって思いたいけど」
・鈴さんは逃がし屋だったな。幼少期澪とあの部屋を訪れた日から、悠馬が来るのを知っていて待っていた。あの頃からカンニングは始まっていた?それこそ鈴さんは鈴Xであり、今『このセカイ』を読み聞かせている悠馬のいる『「これまでのセカイ」が記述された本』を読んでいる最中で、だから時間を巻き戻せる(=読者としてそのページまで戻ることが出来る)…って可能性もあるか?
・この「私たちを助けて」は白い夢とイコールでいいのかどうか。イコールなら鈴さんが読み聞かせている相手である悠馬はこの悠馬Xと同一であると言えるんだが
・私を置いていかないでくれ、さもなくば何もかもを忘れさせてくれ。辛さや苦しさ、悲しみを感じる可能性を皆無にしてくれ
・脱字:大好(き)なお前に、何もしてやれなかった

ああ、鐘の音が聞こえる…
我が松山に生まれた正岡子規なる俳人も鐘の音を聞いたそうだが、それは十月――旧暦でいうと神無月だったな――そういう秋の日の旅情だったらしい。子規にはそれが最後の旅となったそうだが…まあ今は関係ないか。
柿は柿でも夏季だし、私が見ているのは柿色の空だ。

・「――さて。ここらでもう一度、休憩を挟もうか」
・この魔女で逃がし屋で魔法使いは…いやいいなんでもない

・可能性としてはそりゃ常に考えていたが…どうなんだろうな。私は(悠馬がというよりも)物語の主人公にそういう存在であってほしくないと、無意識に目を逸らしていたのかもしれない
→的外れな予想を書いたという悔しさだとか、まさか「ぼく」がそうだったなんてという驚きだとか、その可能性が否定されなかった残念さとか、そういうのは全くなくて「ああ…そう」っていう空虚が私の中に広がった
・脱字:悲しい状況下に強制され(て)いる

・(ノーコメントの姿勢制御)
・「自分で誰かを好きになってみたいとは思わないの?」
→「わからない」
「私の中にそんな私はまだ無い。そもそもそれがどんなものであるかちゃんと知らないから、まずはそれを知らなければならない」
「それは【Don't you think "I wanna XXXX somebody." ? 】と、動詞を伏せられて質問されているのと同じだから、まずそれに正解できないとその質問には答えられない」
「…"これ"に書いてることからXXXXの意味を推測して答えるならば。私はそれをあらゆる人間へしたいし、でも特定の一個人へはしたくないと思う…と思う。ただ、正解がそう簡単に出せるなら神も仏も必要ないだろう」

・我々には後にも先にも先しかない。その通りだ、我々は前しか向くことが出来ない。正確には「生は自分の向いている方にしか向けず、時間は真ん前にしか流れず、我々はその中で流されている」んだ

・短い回想が差し込まれる。かつての鈴さんと古書店の主との契約シーン
→なんでここで想起されたのかは分からないが、あるMAD群の流行りを思い出した。かつて、コメントが流れる某動画サイトでアニメ『ef - a tale of melodies.』 のOPをトレスした動画が流行した。efといえばオーバーテクノロジー過ぎて会社を破壊したゲーム版OPも有名だが、アニメ版も秀逸。
→いろセカをプレイしている身としては、どうしても『アレセイア』の流れたOP映像を思い起こさせられる演出だが…実際そういういろセカMADないのかな?二期の方とか羽根の演出からしてドンピシャだろ
→想起されたから脳内映像を再生してるけど、磔にされているのは悠馬や真紅でもなく鈴さんだな…

・回想終了。私の記憶の中にいる、夜の王を救った者を思い出して、そうしてふと藍のことも思い出した
・衍字:消えてなくなる(の)瞬間に立ち合わせたんだ
・悠馬は『セカイノートの世界』(=12枚目までで読んできた物語)の中に記述した鈴さんを、自分に(恋愛的な意味を除く)好意の視線を向ける者として設定した?
→鈴さァん…(感慨)
・この"」"もそうだが、さっきからちょいちょい脱字や余計な字、読み上げられない字が増えてるな。もゆの時もそうだったがTrue√に入ってから特に顕著だ。でも開発末期になると自然にそうなるものではあるか


・孤独を感じ孤独を選択するのは個人の勝手ではある。しかしその人がどう生きようとしても、社会は人を孤独にさせず、視線を外さない。そうする理由や理屈がどうかを問わず強制的にな
→つまり、社会に生きる我々は本質的に孤独になり得ない…そういう道理があると私は信仰している

・――"『いろとりどりのセカイ』"

・あのさあのさ…でもさ、ノーコメント貫きますよ俺は?負けねえ

・以上完了。ここまでだ
・鈴さん…やっぱり全部知っていたんだな、なにもかもを
・鈴さんと管理人って本編中で一回でもやり取りしたか…?
→加奈に古書店の説明をした時があったな、ならいいか
・これ言うヤツが孤独な者として連れ去られたのか…
・イエスロリータノータッチとはよく言われるもので、原義としてはこの鈴さんの推定年齢こそロリータの年齢になるわけだが。それに原義の『原義』としては鈴さん→管理人の矢印だから合ってるのよな
→出所
・アカンアカンアカンなんか跳ね返ってきたぞ?

・「叶えがたい願いを叶えることであの場所へ辿り着ける」
→覚えておこう。とても重要な嘘だ
・鈴さんの身体、管理人の蝶、最果ての古書店の存在。偽物ではなく本物の世界の方にも不思議なものはあるんだよな


・私にも半身のような者がいれば、なにか違ったんだろうか
・その言葉を言えずまだ決心が出来ない悠馬
・現在時刻14:40。少し休憩を入れようか
・現在時刻18:40。そろそろ始めよう
→「私たちは今日から恋人同士だって言ったろう?そう決まったんだ」って言葉は、恋愛を知らない二人に良く似合っているなと
・そこはコメントを控えるじゃないよね
・お前はバカだろ
→まあでも…確かによく似合うと思うんですよね、真紅にスク水
・しかし真紅に似合う服か…童顔で長い金髪に紅眼で白い肌のちんちくりんだからな、わりと回答は決まっている。これは白いワンピースだろう。細部に濃い暖色…順当に行けば赤か?そういう差し色があると尚良い
→他には大きなサイズの上着をコート状に着るとか…これは白衣のイメージだな。若しくは男物っぽいラフなスタイルも案外合うかもな。白Tにジーンズとか。逆に女の子らしい甘めのファッションは似合わなさそう

・「マジで?」という声が出てきた。本当にこの作者の物語を読んでいると、私が信念としているものを直に覗かれて、それが文章化されているかのような気分がしてくる。何故なのか
→そう思うのはこの物語を生み出した作者本人に失礼だし、普通にそんな訳もないから気のせいなんだけどさ。嗚呼主観
→物語の完成…いいや、私は書き手ではなく、なれたとしても読み手なんだ。だからこの思考はここで停止しよう


そうこなくては

→服の似合う似合わないはわりと学問めいたところがあると思っている。一般にそれは色彩学とかそういう風に呼ばれるとかなんとか。人の特徴や雰囲気…そうだな、それこそその人の"色"を言語化して、ある一定のメソッドに従ってその"色"と近い"色"を持つ色彩や形状の服飾を選択する
・というかワンピースって別にそんな変な構造をしている印象は無いんだが、実際は着にくいものなのかな?
→さっきから悠馬さんが私のチョイスに被せてくるし今朝から何回か同じこと言うんだけどこれはなんなの!
・「じゅうぶん」という言葉には「充分」と「十分」があって、前者は精神的に、後者は物質的に足りているというニュアンスの違いがあるらしい


ここ一枠で収めるんだって思った
冗長でくどく長く感じるかもしれないけれど
それでも一区切りずつ分けて送る方がダメージは大きかった

・足跡…あしあと…すべて置いていく…
→「ねえ、置いてかないで」…なんてな
・"Foot prints in the sand" 私が無宗教信者だからなのか、これはひどく人間的な詩だなと思っている。いや…むしろそういう人間的な情緒こそ神の存在を求めるのかもしれんな

自転車を飛ばす。色鮮やかな、いろとりどりのセカイ。
泣いて。笑って。寄り添って。皆で過ごしたたくさんの日々。
春。夏。秋。冬。――そういうのも悪くはない。
ああ。そうだな。それはとてもとても、涙が出るくらいに幸せだ。
それでも、私は……逃れられない。
鐘の音が聞こえるんだ、そんな永遠は有り得ないと。

・VHS…もはやその名称も聞かなくなって久しいな。幼き日の私の遊び道具だったよ、半透明のケースから出し入れしてサシュサシュと空気の音を出すと楽しいし、白いとこをクルクル回すと嬉しいし、側面の小さく四角いとこをパチパチやってても面白かったんだ。中身?忘れちまったよ
・『君に聞かせる物語』……同じことしか書いてねえのに、それを表現するためのこの引き出しの多さにはもはや嫉妬すら浮かんでこない。これに関しては原風景の具象じゃなくて技術や経験だから本当に凄い
・肉体的関係は恋愛の一つだと、私は確かに思っている。どんなに人の言葉を尽くしても、結局それが為されない間柄は、これから共に在る恋愛関係として「完成」されていると呼べるのかと

・手を離して二人で灯台へ
・ふと、つかさ√のことを思い出す。仕事をするということは人を救うということ、奇跡を起こすということ
・:みんなを助けだせす
・死刑制度の信条をここで持ってくんのかよ…

(長く長く、物語を読む。しかし時計を見ると40分ほどしか読んでいない)

・藍だった少女との対話。藍が藍だった頃の対話の時点で、悠馬はこの子に救われるんだろうなと書いた筈だけれど、今の今までそれを忘れていた。俯瞰視がどっかいってる証拠だなあもう…

愛も辛苦も諦めてただ望我だけ持って、ゼロのように死ぬまで生きればそれでいいと、そう思い込んでいる。ぜんぜん違うよそうじゃないよ、何だかとっても悲しいよと、そんな言葉の代わりに私の内から警鐘が鳴り止まない。

・「どうして?」「どうしてダメなの?」
・「どうしてって、それは……」「俺が自由になる権利なんて……」
→地の文を挟まない重さを感じている
・あっこれ24時に終わんねえな?


うっうっ


・"大切な人と一緒に、ひとつひとつ丁寧に時間を過ごしていれば、恋する気持ちは、気づけば自然とそこにあるものなのかもしれない"
→私の大切な人達。全員全員と、共に在れるその日を丁寧に過ごすことが出来れば、鐘の音が聞こえてもきっと大丈夫だろうに
→"Seize the Day" …死なんて気にしている暇はない。死を忘れるなとか思ってるくらいならそれが勝手に来るその日まで生きるんだ

・どういうわけだろう。私は混乱している。目の前に立つ加奈の、観波加奈の、その姿に。いいや、読者である私はもう知っている
・たくさん靴がある
・鈴さんなのか白なのか
・あっこれ鈴さん中身あるわ、そういや藍と物語を作ってる時に本人を連れてくる的なこと言ってたか
→本当に微妙な立ち位置だなオイ。良い仕返しじゃないか
・パパ!ウッキウキかよ
・誤:送

・ちょっと、ちょっと、待ってよ

・絶賛プレイレポートを放棄しております。現在真紅の足の手当てが済んだところ
→これ真紅√に入ってからなにも書かずにただ読んでいる時が結構あるのに既に1万字を越えているあたり、本当に本当に長い物語だったなって
・…どうしよう、ついに来たか真紅とのシーン。物語としてちゃんと読めるかな…大丈夫、読もう
・悠馬も真紅も、本当に不器用だね
・藍見てるのかな…(ウルトラ無粋)

・真紅の叫び。列車から身を乗り出す君を思い出す。思えば真紅は本当に静かに、それでいて芯が確かに感じられる熱量で激情を振るっていたけれど。だからこそ、この叫びには強さがあると私は思う



『いろとりどりのセカイ』
読了です。


現在時刻23:50。
例のさくらの作品を薦めて下さったTwitterのフォロワーさんとリアルにお会いしたことがありまして。それも私の大切な記憶の一部です。
その時にその方が「弓川さんにはもしかしたら『いろセカ』の方が合ってるかもしれないですね」といった趣旨の言葉をくれたことを覚えています。
完走した今、私の心はとても落ち着いています。少なくとも、あの物語を読み終えたあの時よりかはずっと。
この物語と、読んでいる時間と、読み終えた後の感想は私のお守りです。何も知らない世間知らずな私を支えてくれる、私の礎です。

もしここまでお付き合い頂けた方がいましたらありがとうございます。
いつになるか分かりませんが、次は『いろとりどりのヒカリ』にて悠馬と真紅と皆の物語を続け、私は私ともっと向き合っていきましょう。


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