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金で誘う男と、体で誘う女【体験談】

しがないキャバ嬢プチャラティが自身で体験したことを踏まえて、男女ってなんぞや?を書き留める。


キャバクラで出会った方との会話で、
「次ご飯行こう」
という店外で会う話になったときは

100%同伴狙いか、
お手当て(パパ活)狙いである。

しかし、それが男性には伝わっていないときがある。不思議だ。

疑似色恋を体験出来る場としてキャバクラという商売が成り立っており、
どんな商売かを重々承知した上でキャストとしてキャバ嬢が集まっている。

キャバ嬢からの「ご飯行こう」「デートしよ」の誘い文句の裏にはお金目当てしかないのだが、そのことを言われるまで気付かず被害者の気分になる男性がいる。

疑似恋愛を楽しむ場で
「あなたのお金に興味があります」
というわけがないだろう。

前置きが長くなったが、
最近あった私の失敗談を話す。

初めてお店に来た方で1人目で私が席に座り
指名をいただいた。

話を聞く限りによると不動産に勤めている優秀な営業マンのようで、
年収600万程度は自分の客にならない、年収1000万レベルの人しか相手しない、や
GUCCIやルイヴィトンは買わない、ほんとのハイブランドであるCHANELやHERMESは買う、など
まぁ絵に書いたようなウザい成金が来た。

ずっと理解したふりして褒めておけば気持ちよくなる本当にわかりやすいタイプの方だった。

FXもしてるとかで100万が一瞬で消えたりする、
みたいなことを言われたときに
集中力が切れて「ふーん」とサラッとした返事になったのだが、
その反応が物足りなかったのだろう、一瞬びっくりして「100万ってあなたにとっては大きいよね?」「100万だよ?!」としつこく反応求めてきたので本物のクセ者だなと思った。

ただ、成功者ではあり、金には余裕があることは十分にプレゼンしていただいて理解出来たので
「今度ご飯行きましょう」と言った。

その方の普段の活動場所が店から遠く、私はその日の出勤は休んで行くと言ったのだった。
キャバ嬢のこと、お互いの関係は金で成り立っていることを理解している紳士な男性であれば、タクシー代くらいくれたのだろうが、この勘違い男は全く紳士には程遠かった。

当日ご飯を食べた後、ドライブしようと言ってホテルに行こうとするので帰らせろといい、駅まで方向転換したが
その間も「👦🏻付き合える?」「👧🏻それは考えてなかったなぁ」「👦🏻でもなしじゃない?」「(👧🏻考えてない言うてるやろ)いやぁ…」「👦🏻付き合ったら世界が変わるよ」
の押し問答が続いた。

駅に着いて

「👦🏻好意がゼロではないんだと思って勘違いしちゃった、ごめーんね、おじさんの勘違いでごめーんね」(キモセリフ)
と色々キモやり取りが続き、
私の方から「どんな提案してくれる人か知るために来たんです」「電車代もかかってここまで来てるし(1時間半)」
とまではっきり言って、金の取引で来てることを分からせた。

交渉して帰りの電車代だけ出されたのに呆れた。
ご飯代も電車代も領収書切っといて、よく私を落とせると思ったな。
金額見ないで買い物するという自慢話はどこいった。

タクシー代も貰えず、損失しかない悲しい女の体験談は以上。(勉強になった)
ここで思うのは、
野郎は終始金の自慢話、居酒屋の兄ちゃんと自分は住む世界が違うという格上自慢話をしてきたわけで、
一貫して
俺は金を人より持っています
というプロモーションをされてきた。
なので、この野郎の強みは「金」で、チャームポイントは「金」であった。

(他の話をしようとしても他の事には大して考えは持っておらず、すぐ金の話に切り替えられた)

では人が金目的で近づくのはごく普通のことではないか。自己紹介プレゼンの内容が金だったのだから。

勘違いおじさんをたぶらかせた女になるのは
甚だ理解し難い。

私は騙された。聞いてた内容と違うぞ。
普通に出勤しとけばよかったなぁ。


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