投資はあくまで趣味。本業に全集中した方が良い理由は?
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
「私は常々本業が何よりも一番儲かります」と伝えています。
社長に質問です。
投資をして何%の利益を想定していますか?
本業の粗利率は何%ありますか?
ここで経営者であれば気が付いてほしいところです。投資よりも本業の方がよっぽど儲かるということを…。
今回は、余剰資金ができた際に、投資ではなく本業に集中した方が良い理由を解説します。
余剰資金を投資にまわすのはNG?
結論から言います。余剰資金がある場合は、投資ではなく本業にお金を使いましょう。冒頭でもお話ししましたが、何より儲かるのは本業です。
会社を経営していると、思わぬ利益が出たり、事業が成功して手元に潤沢な資金ができることがあります。
そんなとき、考えるのが「お金の使い道」です。
余剰資金があると、ついつい投資をして資産を増やそうと考える方は多くいます。しかし、それは本当に正解でしょうか?
実際は、節税や投資など行っている場合ではありません。一般的な運転資金残高(現預金)は維持しつつ、本業に再投資を行っていくのが望ましいと考えられます。その繰り返しの中だから銀行は並走でき、新規融資をどんどん出せるのです。
新規事業を始めたり、現在の事業を拡大したりと、本業の中にも投資できる部分はたくさんあります。新規事業を始める際のポイントは、以下の記事でも解説しているので、ぜひ併せて参考にしてください。
投資をしている企業に対して銀行が考えること
資金が動けば貸借対照表に記載されます。大きな金額で、投資有価証券や保険積立金に変わっていると銀行はテンションが下がるのです。
「そこに利用してもらうために融資をした訳ではない」
御社の担当者は「今回の融資金本当は何に使うのかちゃんと確認してきて」と、審査担当から指示を受けます。
担当者は何とか融資に繋げたいのでサラッと社長に聞きます。サラッとなので社長の耳には届いていません。
そして業績に陰りが見えた時、サッと銀行は引いていくのです。
投資より本業に力を入れた方が良い理由
投資より、本業に集中した方が良い理由は、明確です。基本的に、投資にお金を使うよりも、本業に再投資した方が儲かります。
考えてみてください。
投資で株を買った場合、年利5~10%程度が目安です。しかし、本業に力を入れて多くの仕事を獲得し、従業員数を増やしたり、外注したりした場合は何%の利益が出ますか?
例えば、動画編集の仕事をしていたとします。今の2倍の仕事を取り、報酬の20%を引いて外注するとしたら、手元にはほぼノーリスクで20%分の売り上げが残るはずです。
これが投資の場合、同じようにはいきません。
もし、新規事業を始めたり、本業に再投資したりする際に資金が足りないと感じる場合は、ぜひ一度ご相談ください。初回30分は、無料でのご相談もお受けしています。
※氏名・社名・業種・Facebook URL・メールアドレスなどを添えてお問い合わせください。
何よりも本業に集中しよう
社長、何よりも本業に集中しましょう。
社長自身、社員、ご家族の幸せはその先にずっとあります。
今の会社をもっと大きくしたい、事業を拡大したいと考えている場合は、ぜひ私にご相談ください。
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