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四柱推命での相性判断の方法:「ご縁」がもたらしてくれる「化学反応」を想像する


気になる人との相性を占いで知りたい。

そんな気持ちから、占いを受ける方も多いです。


相性を観るって、実は、とっても難しいんです。
なぜかというと、二人の関係性によって、「景色」そものもが異なるからです。

まず考慮しなくてはいけないのは、実際に交流があるかどうかです。


例えば、面識がない場合、これは、「片思い」の場合が当てはまりますが、お互いの気の交流が起こっていません。

その場合は、五行による表面的な相性しかわかりません。

五行間で、相生関係が成立していれば、「彼は自分を元気にしてくれる頼もしい人」となります。


しかし、それはあくまでも「教科書的」な判断でしかなく、実際のところは、なんとも言えません。残念がならわからないと言った方がいいかもしれないですね。



面識がある場合は、その関係性が深いほど観る深さも変わります。


というのも、関係性が深くなるほど、両者の気交流が活発になるからです。
同じ空間・時間を過ごすことで生まれる「景色」が濃く鮮明になります。
お互いの気が混じり合います。影響を色濃く与えるし、それど同時に受けやすい。

長年連れ添った夫婦が、どことなく似てくるとか、ずっと仲良く付き合っている友人と、盛り上がる「ツボ」やタイミングが一緒だとか、よく言われていますよね。

それは、気が密に混じり合い、「二人でひとつ」の景色が出来上がるからです。


例えば、「運の良い人と一緒にいると、自分まで運が良くなる」とよく言われますが、それは、「二人でひとつ」になるから。

だから、「環境」はとても大事なんです。



ただし、面識がないからといって、一概に相性は判断できないわけではありません。

画家や作家などから、人生を変えるほどの衝撃を受けることなどがあります。

その場合、気の「景色」を重ね合わせてみると、自分にとって、インパクトのある気を、その人物が持っていることもあります。


作品が、作者の気が込められているので、その気と自分の気が混じり合うんだと思います。

これは一方的な関係ではありますが、でも、非常に興味深いところですね。




では、実際に、相性はどのように判断しているかを書いていきますね。

ただし、「面識がある間柄」の場合にのみ有効ですが。


職場の人間関係や、趣味活動の仲間、クラスメートなどの、「期間限定」の場合。
「場所限定」の人間関係では、お互いの日主の関係性から、相性を判断します。

日主は、その人の「頭」の部分であり、十干は外の気を示しているために、このように考えることができます。

また、本人のバランス図に、観たい相手のバランス図にある五行の点数を加えて、全体の変化を調べる方法もあります。これは、相手から、どのような影響を受けるかを判断することができます。


自分にとって相手との相性は、自分の日主の五行を「頭」にして。
相手にとっての自分との相性は、相手の日主の五行を「頭」にして。

相性とは、一方通行ではないので、この二つの方向から判断していきます。



そうではない場合、家族、恋人、パートナー、長い付き合いの友人など、期間や場所に限定されない人間関係では、上記の方法に加えて、日柱地支同士の組み合わせから判断します。

これは、相手がどのような感情をもたらすのかを知ることができます。

地支は、内側の顔、つまり、本音の部分なので、より密な関係では重要となります。


また、両者の間では、命式だけでなく大運も「混じり合う」ために、相手の大運にある十二支も加えていくと、より深く判断することができます。(浅野太志氏提唱)


このようなことから、密接な人間関係では、個人の命式・大運と相手の命式・大運とが混じり合い、「新しい景色」が生まれると考えられます。


人との出会いから、大きく人生が変わることがあるのは、持っている自分の気と、他者の異質な気が混じり合い、化学反応が起こって、全く異なる「景色」が生まれるから。

そして、深い交流ほど、深く強い影響を与えてくれる。

「一人」の人との深い絆を紡ぐことは、深部まで影響を与えてくれる。



「ご縁」が運気に与える影響は、計り知れない可能性を持っていると言えますね。


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