1.ダルマ:法(悟り)
2.アルタ:財
3.カーマ:欲望
4.モクシャ:解脱
インドにおけるヒンドゥー教には
4つの時期
4つの富という
古来から伝わる叡智がある
この4つは
人生で求めるべきもの
等しくどれも価値のあるもの
人間はこの4つを
求めなければならない
ダルマ:法(≒悟り)
人はいかに生きるべきか
人は何のために生きているのか
何が大切で
何が大切でないのか
ダルマの時期は
しっかり勉強し
人生の目的はなにか
人生の幸福とはなにか
しっかり学びなさい
それが悟りを得るということ
本来どんな人間も
今生の中で
必ず悟ってないといけない
ほとんどの先進国で
悟りが得られていないのは
おそらく教育が間違えている
アルタ:財
それから社会に貢献しないといけない
悟りを得た人が
次に社会に貢献し
社会に宝を積み上げていく
悟りを得てから
願望の道に入っていくといい
自分の願望を叶える自体は
悪い事じゃない
けど世の中のためにならない願望なら
望まない方がいい
ちゃんと吟味してから
この道を歩むこと
カーマ:欲望
次に愛情に対する欲求を
満たしていく
妻を持ち
家庭生活を営んで
そして富を得なさいと
この富とは
物質的な財宝ではなく
叡智のこと
家庭生活の中で
妻と子供と幸福に生きる
妻を神の化身として愛しなさい
子供を神の化身として愛しなさい
愛と献身が熟してくる
家庭の中で幸福に生きる知恵
人生を豊かにする知恵
それが叡智
本当に豊かになっていき
最後に解脱だけが残る
すべてを満たし終えた人が
最後に満たすのが解脱への願望
常に欠乏した意識から
常に幸福に満たされた意識へ
そういう順序になっていて
それが人間が
最短距離で解脱に至る道