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「アラウンド・カオス」物語3

これは、とある賃貸アパート「アラウンド・カオス」(仮)で起こった物語である。法律では裁けないカオスっぷりをご堪能いただきたい。

なお、筆者の実体験に基づいた物語だが、企業や人物の名前は架空で、あくまでも筆者視点のストーリーである。


<登場人物>

  • レナ不動産(オーナー):複数のアパートを経営する代表取締役レナ。

  • 日本住宅マネジメント株式会社(管理会社):入居者を第一に考える管理会社。資本金1億円、従業員300名の中堅企業である。

  • オーナー・ファースト社(仲介業者・管理会社):全国の管理会社ランキングで名を連ね、CMでも有名な不動産管理会社・仲介業者。資本金5億円、従業員数3,000名をほこる大企業である。

  • マーレ佐々木(入居者):D2号室住人。

  • 山本レン(入居者):D1号室住人

  • 鈴木マサ(入居者):C1号室住人

  • 茅野 外:C2号室住人


序章 その名は「アラウンド・カオス」
第1話 分岐
第2話 迷入
第3話 呆然


第3話 呆然

入居前に約束した修繕を待っている茅野。トイレの修繕を終えたが、依然として、管理会社は部屋の確認に来ない。入居から2週間後… 
2018年4月下旬

(管理会社に電話)
茅  野:「もしもし、部屋の確認・修繕はまだでしょうか」

日本住宅マネジメント管理会社:「大変申し訳ございません。担当に確認し、対応いたします。」

入居してから2週間経っており、もともとほとんど荷物はなかったが、部屋の全点検を考えると、何も置けない。ネットカフェでシャワーを済ますのも、そろそろ限界である。

(次の日)
日本住宅マネジメント管理会社:「もしもし、日本住宅マネジメント管理会社です。お水はどうされておりますでしょうか。実はウォーターサーバーを安くお部屋における機会がございまして、いかがでしょうか」

茅  野:「・・・」

茅野は、あまりの非常識の反応に、何も言えなかった。この管理会社は、総点検ではなく、営業で電話してきたのだ。入居したてで忙しく、早くふつうの生活に戻したいという意識が強かった。「いりません」とだけ言い残し、電話を切った。

そう、管理会社は、仲介業者が1回、茅野が2回、電話したにもかかわらず、対応しないという非常識な方法で乗り切ったのである。あたかも、「そんなことありましたっけ?」と言わんばかりの対応である。

今から思えば、この時点で猛抗議をすべきだったのだろう。

茅野は、黒カビが酷い、浴室と冷蔵庫を自分で掃除し、生活することにした。茅野はまだ、このアパートが非常識の塊であることを知らない。


次回、第4話 遮断

▼ 賃貸暮らしの方、賃貸住宅のオーナーをはじめ、この物語のオーナーや管理会社についてご意見がございましたら、コメントを残してください。特にこれまで嫌な思いをした経験のある方と情報共有できれば嬉しいです。

・「私なら内覧で判断している」
・「私も同じような対応するかも」
・「このような管理会社を選びたくない」
・「入居者を適法に追い出すいい方法だ」 など


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