メタルギターの音作りを考える

メタルギターと言ってもジャンル幅が広すぎる…。

ヘビーメタル、スラッシュ、ジャーマン、メロパワ、シンフォニック、エピック、ゴシック、プログレ、デス、ブラック、ジェント…etc
お、多すぎる!

自分の曲がジャンル分けされるであろうシンフォニックで言ってもバンドで全く音作りが異なるし、同じバンドでもSTRATOVARIUSだとティモとマティアスでも全く違う音作りになってる

音作りに正解はない、記事終わり!
というわけにもいかないので自分が今まで調べたり感じたことを箇条書きで書こうかな

ちなみに、自分が目指している音は前述のSTRATOVARIUSのマティアス。音がとにかく太い!

①音は歪ませすぎない
最近は「メタル ギター 音作り」で検索すれば歪ませすぎないと出てくるけど、10年くらい前の記事だとメタル=ハイゲインとされていた。

ハイゲインというワードをどう捉えるかというのはあるけど「激歪」ということであれば間違い。だいたいメタル=激歪という認識はどこで広まったのだろう?

個人的な見解として、ブリッジミュートによる重低音とキレのある速いリフをマイク録音(CD音源化)したことで聴覚上歪みが深く聞こえるのだと考えている。特にスラッシュ期のドンシャリサウンドも相まってのことだろう。
METALLICAのバッテリーもリフ一音一音がはっきりわかるほど歪みは深くない。
ANGRAのarising thunderなんかはほとんど歪ませていないように感じる。個人的には好みだけど万人に好かれる音ではないかな。

歪みを増やしすぎると音が抜けない、何を弾いてるかわからなくなる。現に15年前に歪沼にハマっていた時はマルチエフェクターのアンプモデルgainを1時(6割)くらいまであげていて、バンドメンバーからは何弾いてるかわからないと言われてた。弾き手は楽しい音なんだけどね。

前述のANGRAのarising thunderに出会ってからようやく歪沼から抜け出せて、今のgain設定はブースターかました上で9時(2割)くらいまで下がってる。まあその時はDTM専門になってスタジオで試したことはありませんが…

②ドンシャリにしすぎない
これも失敗しやいすいのでは。知恵袋の回答でもメタル=ドンシャリ、bass10、mid0、tre10設定という極端な回答を見かける。
極端なドンシャリも音が抜けない、何を弾いているかわからない原因のひとつとなる。

自分の設定ではbass4割、mid2〜3割、tre5〜6割としている。アンプシミュレータ上ではbassのあげすぎはモコモコしてしまうので下げ目の設定にしてる。最近のKAMELOTに近い音かな?NIGHTWISHはドンシャリが強めに感じる。

③フルテンではない
上2つ書いて今さら感があるけどこれもよく知恵袋で男ならフルテン!みたいな書き込みをみるので。
昔のマーシャルはeqフルテンでフラットだったようだけど。レクチでフルテンにしたら重低音でが出過ぎて下腹部が痺れて痒くなりそう笑

④アンプ直が一番良いわけではない
これもよく知恵袋で見かける。ハイゲインアンプ使っててまだ歪み足すの?どんだけ歪ませるの?と
こういう回答する人って本当にメタルやってるの?って思ってしまう(別にアンプ直を否定するものではない)

何を足すかと言えばオーバードライブ。歪みを足すわけではなくブースターとして使う。オーバードライブ/ブースターの話しとなると長くなるのでここでは割愛しますが
自分の経験上、抜ける音を出しているギタリストの足元には必ず置いてあった。
TS、BD、Micro amp…

効果はそれぞれ違うがアンプ直結に行き詰まったら試してみるのも良いかも。
ちなみに自分はDTMでもブースター(コンパクト)→アンプシミュレータとしている。

⑤ヤン◯ギターは過信しない
批判するわけではないけどヤン◯ギターのスコアに載ってるアンプセッティングはあてにならない。
自分もヤン◯ギターのアンプセッティングだけが載ってる本も買ったことがあるけどメタル系の音作りがどれもアンプ直結、フルテン近い、歪み多めのセッティングになってた。当時はこれを過信してアンプのセッティングをしていた。上の失敗は全てこの本のせいだったかも?笑
まあアーティストは本当にそういうセッティングしていた可能性もあるのでヤン◯ギターが100%悪いとは言えないけど、自分のアンプをもてない、アンプ性能をだしきれない環境のアマチュアがこのセッティングで良い音が出せるわけがない。


とりあえず思いついたままに書いてみました。
記事書くの疲れる…ブログ続くかな?笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?