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はじめての人工受精

初期にしておくべき2つの検査をクリアした私は、人工受精に進むことになりました。
少し不安はあったものの、排卵のタイミングに合わせて、精子を送り込むだけなので、そこまでの心配はありませんでした。
受精しやすくするため、精子を洗浄してくれるということもあり、タイミングよりは妊娠する確率が大きく上がるだろうという期待でいっぱいでした。
人工受精は体外授精とは異なり、オペ室のようなところではなく、通常の診察台で行われました。
これも普段から通い慣れている場所なので、少し安心する材料となりました。
人工受精で大変だったのは、当日の朝、夫の精子を受け取り、病院に運ばなければならないことでした。
お互い仕事がありながら、私の排卵タイミングに合わせて、人工受精の日程が直前で決まります。運良く休日に重なればよいのですが、そんなに甘いわけもなく、、、この調整が大変でした。幸い私は仕事を自分でコントロールしやすかったので、半休等の対応で何とかなりましたが、コントロールしづらい仕事の方にはかなり難しいだろうなぁと思いました。
妊活における通院の為のお休みがもっと取りやすい社会になればいいなと感じます。
さて、私の初の人工受精ですが、朝、夫から精液を受け取り、病院に運んで処置となります。
これがなかなかシュールで。笑電車の中で容器を傾けないように大切に大切に運んでいました。
病院についてしまえば、あとは一瞬で処置も終わるので気楽なものでした。痛みという痛みもなく、帰りは妊婦さん気分だったのを覚えています。
これを5回繰り返したのですが、妊娠には至らず、ステップアップすることとなります。
人工受精で妊娠出来る人は、最初の1.2回で出来ることが多いという病院のデータもあり、1回目2回目でダメだった時に、もしかしたらステップアップが必要かも、、、とうっすら感じていました。しかし、まさか自分が体外受精するなんて、、、年齢的にもそこまでしなくていいだろうという気持ちの方が強く、5回までは人工受精にトライしようと思っていました。
タイミング法よりも期待が大きい分、生理が来た時の絶望感は大きなものでした。。。本当に何も手につかなくなります。
5回目を終えた時、よし、もう何も考えずにとにかくやれることをやろうという気持ちで、先生にステップアップを希望する旨を話しました。

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