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採卵②

初めての採卵を終えて、得ることのできた卵の数は、なんと6個でした。
前日は20個以上見えていたはずなのに、、、。
原因は、私が排卵を抑えるための点鼻薬を上手く使えなかったことではないかなと思っています。本当にビビりなため、点鼻薬さえ怖くて上手に出来なかったのです、、、。(鼻にスプレーって痛そうじゃないですか?)先生にもそれをお話しましたが、それでも6個取れたのだから、この子たちに期待しようと言っていただきました。

また、さらにがっかりしたのが、全て顕微受精になってしまったことです。男性の精液の状態は、その日の体調などによっても大きく変わるそうです。この日提出した精液では、ふりかけによる受精は難しいということで、全て顕微受精(目視で良さそうな精子を卵に注入する)となってしまいました。もちろん費用面でもダメージですが、それ以上に、通常であれば、子供になれなかった受精卵を無理矢理作ってしまって大丈夫なのだろうかという心配の方が大きかったです。そんなことを言い始めると、不妊治療自体がどうなのかという話になってしまうのですが、やはり最後の最後の手段である顕微授精までせざるを得なかったということが、私のなかでは大きなショックでした。

顕微授精を終えた6個の胚は、培養士さん達の手によって、胚盤胞へと育てられます。指定された日に電話をかけ、受精したか、無事に育っているかを確認するのですが、本当に緊張しました。合格発表を聞く時のような気持ちだったのを覚えています。

指定された日に、電話で、「全て受精し、順調に育っていること」を聞き、安堵しました。

凍結結果は、病院で直接先生の口から聞くのですが、第一声は、「優秀な結果ですよ」でした。6個全てが受精し、一つは初期胚で凍結。残りの5つは胚盤胞まで育てた状態で凍結することができました。胚盤胞のランクは最も良いもので6BB、最も悪いもので6BCでした。

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