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【不妊治療】受精卵の凍結期限延長|引っ越し問題|2人目の移植は自費?

こんにちは

はやし夫婦です。


私たち夫婦は体外受精をして、第一子を妊娠中です。


そのときに凍結した胚盤胞を不妊治療クリニックに5つ保存しています。


保険対応で行った胚凍結の保存期間は1年間なのですが、その期限がやってきました。

保存期間を延長しない場合は、廃棄されてしまいます。


第一子の出産前で、引っ越しも控えているため、色々と悩ましい部分もあるのですが、期限の延長に向けてクリニックへ行ってきました。

引っ越しによる胚盤胞の移送のことも聞いてきたので、そのこともお話ししたいと思います。

クリニックによって、違いもあるかと思いますが、参考になれば嬉しいです🌼


***


凍結期限の延長手続きはいつする?


私は、子宮内膜炎の治療のため、採卵後なかなか移植に進めなかったこともあり、
第一子を出産する前に凍結保存の期限が来てしまいます。


無事に生まれてきてくれるまでどんなことがあるか分からないので、まずは1年間延長しようと夫婦で話していました。


だんだんお腹も大きくなってきたので、
通院していた時の自分の気持ちを考えるとこの姿でクリニックに行くのは良くないと思ったのですが、延長手続きには、直接の来院が必要でした・・


なるべくお腹が目立たないうちに行きたいと思い、早い時期にお願いできないか相談もしたのですが、凍結保存期間内だと延長手続きができず、
“凍結期限満了日から1か月以内”に来院しないといけない、という制約がありました。


例えば、7月末に凍結した場合、翌年の7月末が凍結期限で、そこから1か月以内(8月中)に来院するイメージです。

期限が来る前に延長手続きをするのかなと思っていたのですが、期限を過ぎてからになるとのことでした。

廃棄されてしまわないか心配だったのですが、その間は、期限を過ぎても保管してくれているそうです。



クリニックでの流れ


当日は、なるべくお腹の目立たない服装でクリニックへ行ってきました。


クリニックでの流れは、

①診察室で先生とお話(延長の意向確認)

②培養士さんから他院への移送について説明

といった感じでした。


いつも通り2時間ほどかかりました。


凍結期限延長に向けた同意書などは、
この日にはもらえず、後日郵送されるとのことで、手続き自体はこの日には行いませんでした。



凍結期間延長時の保管料


私の通っているクリニックでは、1年ごとに延長するかどうか決めて、凍結胚の保管料金を支払う必要があります。

現在、体外受精は保険適用になっていて、胚凍結にかかる費用は保険で対応することができますが、
妊娠が成立した後に保管期間を延長する場合には、保険ではなく自費での対応になるそうです。


1年間の延長にかかる費用は、個数によらず27,500円のようですが、詳細は後日書類を郵送いただけるとのことでした。


毎年のこととなると、決して安くはないですが、まずは1年間延長しようと思っています。



引っ越し先への凍結胚移送


私たち夫婦はまもなく引っ越しを控えていて、新居から今のクリニックまでは片道1時間半ほどかかります。


第2子のために、いざ移植するとなった場合、

移植に向けた検査や計画、月経時の診察、内膜や排卵のチェック、移植、判定、その後の通院・・

となると、10回以上は通院が必要かと思います。


絶対に通えない距離というわけではないですが、クリニックでの待ち時間も考えると、子供がいて、仕事もしながら遠方に通院することはとても難しいだろうなと思っています。


そのため、凍結胚を新居付近の病院に移送するのが現実的だとは思うのですが、
移送の安全性と、治療費用のことが気がかりです。


まず、移送の方法ですが、この2つとのことでした。

①特殊容器や輸送業者を転院先の病院で手配して輸送

②転院先の病院に自身で移送(2時間以内が条件)


−196度の液体窒素で凍結保存している胚盤胞を、
今通っているクリニックから、転院先の病院まで融解が始まらないように運ばなくてはなりません。


1つ目の方法は、ドライシッパーという特殊な容器を使用することで、安全に長時間の輸送ができるそうです。

転院先の病院での手配が前提なので、まずは対応してもらえる病院を見つける必要があります。

まだ問い合わせたことはないので、どのくらいハードルが高いのかはわかりません><


2つ目の方法は、自分たちで運ぶのですが、危険な薬品を使用しているので公共交通機関は使用できず、容器が倒れないように細心の注意を払って自家用車などで運ぶ必要があるそうです。

そして、万が一、2時間以上経過してしまった場合、凍結胚の融解が始まってしまって、ダメになってしまう、とのことでした。

一度溶けてしまうと細胞が死滅してしまうため、再凍結ということはできないそうです。

大切なたまごなので、怖すぎます・・


2つ目の方法は、私は色々と心配なので、移送する場合は、1つ目の方法にしたいと思っています。


どちらの方法も、凍結胚の持ち出しにかかる費用として11,000円かかるそうです。


そのほか、転院先の病院側にも、特殊容器や輸送にかかる費用、保管の費用などが別途かかります。

トータルで、結構な費用がかかりそうです。


また、今後の治療費用ですが、他院へ移送した場合には、保険での移植ができないため、自費になってしまうとのことでした。

移送せず、今のクリニックで移植する場合は、保険での対応ができるそうです。


保険と自費では、かなり費用に差が出てしまうので、ここも悩みどころです・・


自然妊娠にもやっぱり憧れはあるので、できれば、またタイミング法から試してみたいですが、
第一子の治療のときは、原因不明不妊との診断だったので、移植が必要になってくるのかなとも考えています。

先生に相談したところ、タイミング法から始める方も多くいますよ、とのことでした。


また、凍結している胚盤胞のグレードがあまり良くないので、他院に移送して、自費での治療にしてまで残しておくべきかどうか(妊娠につながるものかどうか)、培養士さんに率直な意見を聞いてみました。

私がクリニックを卒業してから来られた方だそうで、凍結時の画像から客観的に評価してくださったのですが、

・前提としては、妊娠の可能性があるから凍結したもの
・個人的な評価としては、5つのうち2つは残す意味があると思う(自分ならもう少しグレード高くつける)、残りの3つは正直微妙
・ただ、融解後にどこまで成長するか、グレードが上がるかは未知

と教えてもらいました。


半分以上が微妙なのか・・と複雑なきもちでしたが、培養士さんによっても評価は異なるそうで、いろんな意見を聞けて良かったなと思います。

頑張ってここまで育ってくれたたまご達のこと、今後の家族計画を夫婦でしっかり話し合って移送するかどうか、ゆっくり考えようと思います。



帰り際、周りに他の方がいないタイミングで、陽性判定の時に担当してくださった看護師さんが、
「お待たせしてしまってごめんなさい、体調大丈夫ですか?」
「会えて嬉しいです、出産頑張ってくださいね!」
と声をかけてくれました。

覚えていてもらえたこと、すごく嬉しかったです。


最後まで観ていただきありがとうございました。

少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです🌼


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