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3/20 箱庭の観測者様へ 弐

出演:ちょけさん


あろまんGMの卓は基本土日に集中する。

それには数点理由があって


ひとつは「GMのためのお勉強のため」だったりする。

本来なら何度も場数を踏んで挑まないといけないものだと思うけど

GMがどれだけそのシナリオを理解しているかも大事だと思い

シナリオを『読み物』として扱う私にとっては

平日の夜は基本集中して読み物をしたいわけで。


たまーに自鯖で行われているセッションの観戦へ行き

気分転換やGMのお手本になるセッションをされる方なので

会話の回し方や進行の仕方などを学ぶ時間を作る。


GMを始めてもうすぐ半年。まだまだ伸びしろはあるぞ…!



さて…本題。


ちょけさんの箱庭は、無印のときに思ったんだけど

とにかく返答が楽しい。というか落ち着いて聞ける。


みんなには必ずいつも同じ質問なんだけど

ちょけさんの回答は、結構周りとは離れていることが多く


博打に対して、勝敗がわかる能力があるとしたら使うのか?という問い。

殆どの方が「使う」ことを選ぶんだけど

ちょけさんは、使わないと断言していた。

「だってルールは守らないと、周りが面白くないじゃないか」

「自分自身も楽しくなくなるから使わないよ」と

バーベナの「真面目で、几帳面」をうまく感じ取ってくれていた。


平等に対する会話も、とっても素敵で

「人は平等であるべきだから、ひとりでひとりを殺した人は

それ相応のバツを受けるべきだから、死刑であるべき」


「ふたりで、ひとりを殺したとしても同じ。平等なんだから」

と、自分の意志や芯をしっかり持った上で

バーベナと感情をリンクさせながら会話を進める。


正義と正しさのお話が、作中であるんだけど

だいたいの方が、「難しい質問だ」って言っちゃうくらい

リアルには聞かれない質問なんだよね。

ちょけさんのバーベナはすんなりと答えてくれていた。


「正義はひとによってちがう。それぞれのルールがあるよね」

「正しさとは、公に決められたルールのことを言うのでは」

と、しっかり正義と正しさの違いの見解を話してくれた。

人が悲しみ、楽しめないものは、正義ではない。ルールではない。


バーベナがちょけさんに言わせたのか…はたまた逆なのか…

箱庭のGMはこういう考察が出来るから面白い。


あ、そうだ。

『箱庭の観測者様へ』は、初心者様は手を出すなと

仰る方がちらほらいらっしゃるのだが

私の見解では

初心者様だからこそ、箱庭の観測者様へは遊んでほしい。

なぜかと言うと

箱庭の観測者様へは、ソロシナリオで

GMとPLだけの空間になり、時間制限もない。

マーダーミステリーは

「対話と推理を楽しむゲーム」なので

時間制限がない、対抗の相手がいない

犯人が自分かもしれないし、違うかも知れない…など

考える時間が1人で独占できるので

周りに気を使う必要がなくなる。

だからこそ、おすすめしているシナリオになってたりする。


今後誰がどう言おうと、自分は初心者様には

『箱庭の観測者様へ』のプレイをおすすめすると思う。


私からしたら、箱庭の観測者様へは

PL様と今後お付き合いしていくための、面会みたいなもので

その方を知るためのシナリオという解釈なので


私は箱庭の観測者様へを通して、沢山の人と対話が出来て嬉しいかな。


今回のちょけさんの箱庭も…楽しかった。

ちょけさんを知ることができたし、今後もお世話になりたいと思うので

もっとこういう機会がほしいなと思う。

対話型のシナリオ…ほんとに好きだわ。


ホントは全部公開したいくらい、素敵な箱庭なんだけど

みなさまに許可をいただけない限りは公開できないので…。

はてさて、もっとみなさまに箱庭の観測者様へを知っていただくためには

もっと何か工夫をしないといけないかもね…。


布教するぞーっ。



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