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アロマ講師と調香師の間で・かたみまきのブレンドノート

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アロマの基礎の基礎のお話から、アロマで香りを創るコツや醍醐味についてのマガジンです。 私にとってアロマテラピー=芳香療法とは、 「天然の香りを通じて、自分を知り、自分の健康と心… もっと読む
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ラベンダーの種類と梅雨時期の香りの好み

6月に入って梅雨時期に入る、ちょうどいま、 ラベンダーに花穂がついて最盛期を迎えます。 こちらはラベンダーの中の種類でいうと、「ラベンダーグロッソ」と言いう種類のラベンダーで、 精油になっているものでいうと、「ラバンディン」に当たります。 ラバンディンには、ローズマリーと同じカンファーやボルネオール、1.8シネオールという芳香成分が含まれており、ハーブっぽい力強い感じです。 そのため、ハーブ系とよく調和しますが、お花のフローラルな香りからは少し遠ざかります。 アロ

自分に合う香りの見つけ方

【アロマで香りを創るコツは、自分の嗅覚反応に素直になること!】 アロマの資格がある方に、「アロマをブレンドされたりされますか?」とお聞きすると、 「好きな香り同士を合わせてしまい、同じような香りになってしまう」と言われることが多いです。 嗅覚は、動物が危険を察知するためにあるものとする考え方によれば、 心地よいと感じる香りは、心身が欲している、必要としている香りなので、 選び方としてそれは正解だと思います! 先日のアロマ香水作りレッスンの中で、 「自分にはラベン

「よい精油」の選び方

アロマを使うにあたって、どこの精油=エッセンシャルオイル(アロマのこと)がいいですか? と聞かれることがあります。 最低条件としては、100%天然でピュアの「本物」の精油です。 「本物」というのは質が良いという前に、人工的に作られた合成香料や合成香料が混ぜられていない純粋な精油という意味です。 合成香料のフレグランスオイルには、香りが強く長持ちするメリットがあり、 決してアロマに対して劣るというものではありません。 ずっと香りを香らせておきたいアロマストーンに混ぜ

植物はなぜアロマをつくるのか!?

「アロマ」と聞いて何をイメージされますか。 「なんかよくわからないけどいい香りで癒されそう」とのお声をよく聞きますが、なぜ天然のものなのに原液をつけてはいけないの? そもそもアロマってなんなの? そんな方のために、今回はアロマテラピーの定義、精油の定義とともに、 そもそも、なぜ植物はアロマを創るのか、同じ植物でも異なる香りの精油ができるメカニズムを簡単にお伝えします。 【アロマとは】 アロマとは、アロマテラピー=芳香療法のことで、 精油=エッセンシャルオイルを用