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フレンチのコース料理から学ぶ、オリジナルフレグランス作り。

今回はオリジナルフレグランス作りを行う際の技術的な話をしていきます。

僕も田島もアロマセラピー検定というアロマの基本的な知識を学ぶ試験を受けて資格は持っています。

ですがこれは少し勉強すれば誰でもとれる資格です。

ではフレグランス作りには専門的な知識は必要か

答えはノーです。

全く知識のない方でもすぐに作る事は出来ます。
混ぜればいいだけなので。。

でも作る事が出来てもそれが心地良い香りかどうかは全く変わってきます。


トップノート、ミドルノート、ベースノートと基本的な香りの組み立て方などはありますがバランス良く作ったとしても結局は心地良さを感じなければ意味がありません。




その心地良さを作る技術は正に感覚です。
その感覚と言うのはすぐには身につきません。

自分がこれまでその感覚を身につけるためにしてきた事はフレンチレストランを巡る事。


特にミシュランをとっているお店の特徴はその深いこだわり(メニュー形成や食材の組み合わせ)がとてもアロマブレンドの参考になります。


料理のことはよく分からないのですが、食材に合わせた香りの組み合わせが絶妙に素晴らしいのです。

この間訪れたフレンチはノンアルコールのペアリングがついていたのですが


深いビーツの香りにジンジャーのドリンク


合わせたのはカブやニンジンを使った畑をイメージした料理


チーズの様な、ショコラのような甘い味わいが逆に自然っぽさというか土の食感を連想させるというか、、

土を食べているわけではありませんが、香りの組み合わせから自然を存分に感じる事が出来ました。

紅茶にカカオやラズベリーの香りをつけたドリンク



薄切りにした鴨肉の野生味とフルーティーなソース。
こちらの組み合わせはアロマブレンドで例えるとカカオやローズウッドなどの重たい香りに紅茶やラズベリーの爽やかさがマッチしている、と言うイメージが湧いてきます。


この様に様々なハーブやフルーツをフレンチでは食材に合わせるのですが、お店によっては考えも付かない様な組み合わせを発見出来、なおかつそこに心地良さを感じる事が出来るのです。


何度も何度もフレグランスのブレンドを繰り返しブレンドセンスを磨くのも大事ですが、この様に香りの組み合わせのちょっとした感覚を身につける事が最も大切です。


様々な体験から学んだ感覚が、皆さんのオリジナルフレグランスブレンドを作る際のお手伝いになればなと思っています。

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