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「厄災の星ティ・フォン」というバージェストマ新規(ただし召喚はしない)

何これ?
相手がEXから2体出していれば素材1体で出てくるエクシーズモンスターですって。

真っ先に「ワンダーエクシーズ」の存在を思い出し、じゃあバージェストマに使えるかな?と考えてみた。

微妙。
バジェは相手ターンにモンスター化し、自分のターンにエクシーズ召喚をするため、召喚をしないターンは存在しない。
なのでバジェで出すことはまぁ無いだろう。

ただ1点、もしかするとある革命が起きる可能性がある。

「ティフォン」の登場により、(EXから2体出たという条件をクリアしていれば)自分モンスターが1体の状態でも「ワンダーエクシーズ」を発動できる、ということでは?

この事実そのものが、バジェ使い的には割と衝撃的なニュースだったりする。

そもそもバージェストマに「ワンダーエクシーズ」が入らない理由

バージェストマは通常罠により展開し、X召喚をするデッキである。
なら「ワンダーエクシーズ」は相性が良いのでは?と思うだろう

実のところそこまで良くはない。
バージェストマは罠の発動で展開するデッキであるため、発動できる罠の数=展開できるバジェの数となる。
つまり、可能な限り好きなタイミングで発動できる罠が欲しいのだ。

その点で言うと、「ワンダーエクシーズ」は至極当然の原理として「場にモンスターが2体居なければ発動できないカード」だ。

2体のX召喚を3体のX召喚にする、といった上振れ札にはなるかもしれないが、罠なのでその上振れするのは少なくとも伏せた次のターンになる。
初手でくれば事故る可能性が飛躍的に上がるだろう。

そんなわけで、バージェストマにおける「ワンダーエクシーズ」は不採用となる場合が多かった(と思う)

ティ・フォンの登場で何が変わる?

ティ・フォンは条件をクリアした場合、あらゆるモンスターの上に重ねてX召喚できるモンスターである。
このカードをEXデッキに入れておけば「(条件をクリアしている場合)場にモンスターが1体のみであっても、原理上ティ・フォンのX召喚が可能なのだから「ワンダーエクシーズ」を発動することができる」

つまり以下のような処理が可能となる
(EX2体の条件クリア済み)
場に「バージェストマ・マーレラ」が1体のみ
→「ワンダーエクシーズ」を発動
→チェーンして墓地の「バージェストマ・ピカイア」を発動
→チェーン処理で「ピカイア」ss
→「マーレラ」と「ピカイア」で「オパビニア」をX召喚

※追記:公式問い合わせにより、上記は可能である旨の連絡をうけた。

「場にモンスターが2体居なければ発動できない」という前提が緩和されたことで、上記のような発動も可能になった。
上振れ札ではなく、自分のターンにX召喚を安定させる手段としても、今後は活躍が見込めるのではないだろうか。

おわりに

色々変則的な使い方はしたものの、ティ・フォンを出すこと自体はバージェストマにとっても有効な場合が多い。
元々、低火力高耐性のデッキなので、アンチ高火力のカードはバージェストマにとっても朗報だ。(ただモンスター効果はそもそも怖くないしな…という気持ちもある)
罠カードをバロネスに無効化されることが無くなるのは、素直に嬉しい。

妄想が先走ってこんな記事を書いた。
明日ちゃんと中身確認します。
でも言いたいことは伝わればいいな。