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祈りと願い

日本語の「祈り」の語源を調べてみると
「生きる(い)ことを宣べる(のり)」
つまり宣言することなのだそうです。

では「願い」はというと、「労い(ねぎらい)」
を意味する「ねぐ」祈ぐ、労ぐ
からきているそうです。
「禰宜(ねぎ)」という神職があり、
この方は、願いが叶うように尽くしてくれた神仏の心を穏やかにし、
労うお役目なのだそうです。

ということは、
「私はこのようなことを頑張ります!見守ってください。」と祈り、
それが達成できた時には
「私が達成できるよう見守っていただきありがとうございました。」と願う。

祈りと願いは、どちらも神頼み的なものではなくて
自分の中にある力を発揮し、感謝するためのものだったのですね。

先日、歌の発表会があり
アヴェ・マリア(グノー)を歌わせていただきました。
発表会の会場はチャペル。

そしてプロの方のピアノの演奏で歌うなんて感動!!

私の夢は、スペインの巡礼に行き、先々の教会で祈りの歌を歌うこと
ですから、今回の発表会は、その夢への小さな一歩になりました。

このような経験をさせていただけたことに感謝しかありません。

歌や舞踏は、古来より祈りと結び付けられています。
それはきっと、それだけのパワーが生まれ、心が震えるものだから。
生きることは、楽しいの連続では決してないのですが、
歌や踊りは、心や身体を浄化し、強くしてくれる力があると思うし、
辛いことがあった時に、癒す力もあるのだと思います。

「おかしなレッスン」
発表会に出られた生徒さんたちが、皆さん口を揃えて言っていらして(笑)
普通のレッスンではないんです。
自分と繋がる為に、
通常のボイストレーニングからは想像できないことを色々やります!
でも、そこに大事な気づきが沢山ある。

発表会当日は、みんなが、愛や安心を先生から受け取って、
自分の心、身体と向き合い、チャレンジをされていました。

自分の中にあるものが溢れ出して涙をする。
それを見ているみんなも涙する。
言葉に詰まって歌えなくなると、
誰からともなく会場から歌が生まれ、大丈夫だよ!という応援として届けていく。

今、こうして文章を綴っていても
その時のことを思い出して泣きそうになります。
温かくて愛に溢れた発表会でした。

上手に歌うことに意識を向けるその前に、「自分として歌うこと」
その人の魂が感じられた時に、人の心を打つのですね。
私はアマチュアだから、必要以上に上手になろうと思いすぎなくていい。
そう思えた時に、フッと力が抜けて、本番は楽しく歌えました。

先生に引き合わせてくれたのはアロマ仲間の友人
その友人がブレンドした香りは
みんなが自分でいいんだよと思えるような、素敵な香りでした。
そんな中、歌えたことも幸せでした

そして、今日、星と香りの友人とやりとりしている中で、
友人が教えてくれたこと
「自分が共鳴するところに、世界を生み出すことができる」
あ〜〜繋がっているな〜
愛の循環があるところに、私は共鳴していたい。
そう私は祈り、願います。







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