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頭皮のリンパマッサージは 「押す」と「なでる」

リンパは血液とは異なり流れはとても緩やかです。
血液が心臓によるポンプ機能で血管中を流れるのに対してリンパ系には心臓のようなポンプ機能はなく代わりにリンパ管自体に自発的に
収縮するポンプ機能がありリンパ液に流れが発生します。
心臓から出た血液が体を一周して戻るまでに40秒ほどかかるのに対してリンパ液は12時間〜24時間かかると言われています
リンパ管の流れには周囲にある筋肉が重要な役割をしています。周囲の筋肉からの刺激で活性化されるので筋肉を動かさない時間が続くと老廃物が溜まりむくむのはこのためです。

頭皮の浮腫

自覚症状はなくても頭頂部を指の関節で強く押してぽこっとへこむようでしたら頭皮がむくんでいる状態です。
「むくみ」は本来、リンパ管に回収するはずの組織液が回収されずに残って老廃物が停滞した状態です。
頭皮には前頭筋、側頭筋、後頭筋と筋肉がありますが頭頂部には帽状腱膜という膜があり筋肉はないので老廃物が蓄積しやすくむくみが頻繁におきやすい場所です。細胞の活動が低下すると老化が早まります。頭皮の老化は髪にも影響してしまいます。

頭皮のむくみ解消には、まずは筋肉にアプローチし筋肉のコリを解消してからリンパマッサージでリンパの流れをよくします。
リンパ液の流れが良くなると栄養素が細胞に行きわたり毛根が活性され健康な髪の毛が育ちます。

頭の筋肉図と帽状腱膜

リンパを流す時は皮膚を優しく撫でる程度

お肌の下、約2mm下をリンパは流れています。
皮膚を軽く動かすくらいの力加減で優しくゆっくりとなでます。
リンパ節を押すときは力の入りにくい薬指でそっと押します。

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