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自分自身を完全に受け入れるとはどういうことですか。

自分自身を完全に受け入れるとは、今ある自分が今の状態とほんのわずかでも違っていることはありえないと完全に理解することです。

私たちの多くが、今ある自分をほんのわずかでも改善するために多くのエネルギーを使っています。そうすることで、今あるがままの自己を否定していることには気がついていません。

それは欠乏感を持っているとすれば避けられない心の動きではあるのですが、欠乏感を持つ自我が、それを埋めるためにより進歩した自我になろうとしながら、自我の実在性を温存していく一つの方法なのです。

自分自身を完全に受け入れるという言葉はとても魅力的ではあるのですが、改善されるべき自己はいないことを受け入れることでもあるのです。

しかし欠乏感を持つ「私」は改善されるべき自己や、その投影である改善されるべき他者を必要とします。何かを改善することによって欠乏感が満たされると思うのです。

あなたは今あるがままでしかなく、それで十分なのですが、欠乏感がその事実を拒否させます。

自分自身を完全に受け入れると、欠乏感から解放されることになります。

卵が先かニワトリが先かのような話しですが、自分自身を完全に受け入れることと欠乏感からの解放は、あなたが無垢なる神の子であるという一つの真実の二つの側面なのです。

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