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外側の世界を解放する内面の解放

「私が私の外側に見るすべてのものは、私の内面を映し出しているに過ぎない」という考えを聞いたことがあると思います。

言葉としては分かるような気がしますが、実際に実感できるかと言えば、難しいのではないでしょうか。

私がこの世界で目にする悪や罪や汚れや不正など、すべては私の内面の反映であるなどということはあり得ないと感じます。

私が嫌っているそれらは私と関係がなく、私から離れたものであると考えるほうが安心できます。

しかし、「私が私の外側に見るすべてのものは、私の内面を映し出しているに過ぎない」と認めることができなければ、否認と投影のサイクルからの脱却はあり得ないことも事実なのです。

それを認めることができないでいる間は、自分の内側に見たくないものを否認し、それを自分の外側に投影し続けることになるからです。

救いは、私たちが自分の内側に見る罪悪は幻想にすぎないので、聖霊と共に直視することで簡単に取り消されてしまうということです。完全に赦され、取り消されてしまうのです。

その時に、私が内側と外側に見ていた罪悪は実在していなかったことが自然に認められるようになります。

見たくないものを否認し、直視しないでいる間は、私たちの内側にある罪悪は実在し続けます。そしてそれらを自分の外側に実在するものとしていつまでも見続けることになるのです。

この暗い世界からの解放は、自分の内面の解放にかかっています。自分の内側にある罪悪が赦され取り消されてしまうと、外の世界はまったく違ったものに見えてくるのです。

ありもしない悪夢から目覚め、実在の世界の幸せな反映を見ることは望ましいことではないでしょうか。


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