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意宇六社めぐりと観光列車の旅〜その2〜神社編


令和6年8月25日(日)
10時48分松江に到着。てくてく歩いて駅前のレンタカー屋さんへ。予約していた車を借ります。
車はスズキのBANDIT。今乗ってる車(トヨタのパッソ)を買う時、どっちにしようか悩んだ車。レンタカー小型車おまかせにしたら、これが用意されてました。なんかラッキー♡

運転手はわたし。ナビは夫。
これ、反対だとぜんぜんうまくいかない。
適材適所?

 意宇六社まいりに出発。
意宇と書いて「おう」と読みます。
古代出雲の国があったとされる地、意宇。その地に鎮座する六つの神社が意宇六社。六社とも本殿が出雲大社と同じ「大社造り」で御祭神も出雲神話にゆかりのある神さまなのだそうです。

1社め。「熊野大社」
くまのたいしゃ、くまののおおやしろ
御祭神は神祖熊野大神櫛御気野命
(かぶろぎくまののおおかみくしみけぬのみこと) *神社ホームページより
スサノヲさまです。こんな長いお名前だったんですね。

出雲大社とならび、出雲国の一之宮です。
こちらは拝殿。
 鑽火殿。素敵な建物です。
10月15日の鑽火祭で使う燧臼(ひきりうす)燧杵(ひきりきね)が納められています。

鑽火祭の亀太夫神事がおもしろいらしいです。見学にきたいけど今年は予定がある。来年お呼びくださいね。
スサノヲさま。
本殿の横には奥様の櫛名田比売命、お母様の伊邪那美命のお社があります。

御朱印もいただきました。

2社め。「神魂神社」
かもすじんじゃ。御祭神は伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)

駐車場のとなりの二の鳥居(だと思う)
手前にも鳥居が。
参道ショートカットして進みます。
手水舎。六社めぐりで
一番インパクトあったのは実はこれ。
苔の感じがたまりません。
急で段差の大きい石段を登った先に
拝殿があります。
急な石段を降りるのは少しこわいので帰りはこちらの女坂を下りました。
拝殿の奥の本殿。
昭和27年(1952年)に国宝に指定されたものなのだそうです。

古い社殿の神社だけど、無人ではありませんでした。門があるわけではないので神職さんがいない時間でもお参りすることができます。

御朱印もその場で書いていただきました。

3社め。「八重垣神社」
やえがきじんじゃ。御祭神は素戔嗚尊、稲田姫命(いなたひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)

稲田姫=櫛名田姫、大己貴命=大国主です。

「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 
八重垣造る その八重垣を」
何回八重垣出てくるん?

天つ神、素戔嗚尊と地つ神、稲田姫の二柱(おお!あめつち。)は御夫婦です。ヤマタノオロチのお話は有名です。それで縁結びの神社とされているんですね。
こちらには稲田姫の父親神様、脚摩乳(あしなづち)と母親神様、手摩乳(てなづち)のお社もあります。

境内にある山神神社と奥の院へ行く途中の木の洞の中には男性のシンボルがあったらしいのだけど、気がつきませんでした。夫は気がついてたらしい。なら言ってくれたらいいのに。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング源外砲(*アニメ銀魂より)があるよ、って…。

奥の院、佐久佐女の森にある「鏡の池」
池に占い用紙を浮かべて硬貨をのせ、それが流れていく距離と沈む時間で占います。

あまりそそられず…、今回はしませんでした。
奥の院の横にグランラセーレがありました。結婚式多いんでしょうね。

こんな、途中で幹がひとつになった椿が
境内には何本かあります。
こっちから見るとよくわからない。
横から見ると確かに連理椿です。
六社めぐり、セカンドインパクトは
こちら↑。
この狛犬さん。プードルみたい。

神社横のお店でお昼を食べようと思ったらカフェ営業しかしてなくて断念。
次の神社にむかいます。

4社め。眞名井神社
まないじんじゃ。御祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、天津彦根命(あまつひこねのみこと)

 せまい道路脇に突然出現する鳥居。

天津根彦命はアマテラスさまとスサノヲさまが「天の眞名井」で「誓約」を行った時に、アマテラスさまの玉から生まれた5人の男神さまのひとり。

この神社、ナビがないと絶対たどり着けませんでした。しかも、石段が急すぎて、下から社殿がまったく見えないし。

けっこう登ります。
なんだかオープンな拝殿です。
大社造りの本殿。

この神社にはまた来ると思います。山を少し登ったところにある眞名井の井戸、次回は行ってみよう。

六社めぐり、はじめての無人の神社です。しかし、びっくりしたのがこちら↓
六社めぐり3rdインパクト。

御朱印がわりの参拝証QRコード。

御朱印があるかないかとか御鎮座されている神さまには関係なく、人間側の都合なんですよね…。

家に帰ってプリントアウトした参拝証。

5社め。「六所神社」
ろくしょじんじゃ。御祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、月夜見命(つくよみのみこと)、素戔嗚命、大己貴命。

ここにきてアマテラスさま&ツクヨミさま登場。御祭神がツクヨミさまの神社、あまり聞いたことがありません。

しかし、この神社、ナビに神社名いれても出てこない…。住所検索すると「出雲国府跡」で出てきました。

古代のロマンを感じます。
跡地がこれだけ広いとは、
相当大きな建物だったんでしょうね。

こんなだだっ広い場所の一角にありました。六所神社。

こちらの拝殿の注連縄も太いです。

そういえば、眞名井神社以外4社は拝殿の注連縄が太いです。

本殿横の杉の木がいい感じ。

夫曰く、マンガ「見える子ちゃん」に出てくる神社のようだ。

鳥居はこの写真撮ってる場所のずっと後ろにあります。参道を道路が横切ってる感じ。
佐久佐社。六所神社は八重垣神社とともに
出雲風土記にそう記されているそうです。

出雲平野、やはり広いです。

6社め「揖夜神社」
いやじんじゃ。御祭神は伊弉冉命、大巳貴命、少名彦命、事代主命。

スクナヒコさまとコトシロヌシさまも登場。

随神門。この門の正面に本殿が鎮座していない神社は珍しいらしい。*神社HPより
ご本殿、建替え中。
なので拝殿でご挨拶したものの…
神様たちは拝殿横のここ、
御仮殿にいらっしゃるらしい。

ご本殿の中は神魂神社と同じ仕切りになり、御内殿は向かって左手の奥に右を正面として鎮座されているそうです。
*神社HPより
これは出雲大社とは左右反対の造りなのだそう。

神様たちが新しいご本殿にお戻りになる正遷座祭は来年、令和7年5月17日だそうです。

御朱印書いていただきました。
なんかひさしぶり。

熊野大社からまわってよかったな、と思います。揖夜神社からまわっていたら、1社め→工事中、2社め→ナビに出てこない、3社め→参拝証QRコード、と、正直、テンションだだ下がりだったかも…。まだまだ煩悩すてられません。

でも、無事六社まわることができました。ありがとうございました。

そして番外編。
「黄泉平坂」

黄泉平坂はいろんな所にあるけれど、揖夜神社の近くにもありました。

ここからは人間の世界ではありません。
イザナミさまとイザナギさまが
この大岩をはさんで、一日に千人殺す、千五百人産むの会話をしたんですね。
なぜか御朱印がもらえました。


「賣布神社」
めふじんじゃ。御祭神、櫛八玉神(クシヤタマノカミ)、速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ)

松江駅から徒歩10分くらい。
繁華街の近くにあります。
神社の境内の裏は宍道湖です。
御祭神は食べ物の神さまと水の神さま。宍道湖の恵みに関係のある神社なんでしょうね。
真菰かな?
御朱印を待っている間、
お茶がいただけます。


「須衛都久神社」
すえつぐじんじゃ。御祭神、伊邪那美命、須佐之男命

泊まったホテルのとなりにあったので、朝、バスに乗る前にお参りしました。

島根県神社庁によると、松江城と島根県庁の産土神なのだそうです。
歩道が参道になってます。
右側の柵は宍道湖にかかる松江大橋。

朝早かったので、社務所があいてなくて御朱印はなしです。次回ですね。
松江ってほんとにきれいな町でした。
またお呼びくださいね。また違うテーマで探索いたしますので。

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